薄毛治療
2017.06.23更新
メソセラピーはAGA治療に効果なし?発毛効果と費用を徹底検証
最近はハゲ薄毛業界も大きく進化し、ハゲ・薄毛の対策にも「塗る」「被る」「飲む」「結ぶ」「移す」など多くの選択肢ができました。
今回紹介する育毛メソセラピーは、今までのどれとも違う「注入」という方法です。
このページでは育毛メソセラピーの効果や副作用などを紹介します。
目次
育毛メソセラピーは頭皮に成分を注入する方法!
育毛メソセラピーとは、頭皮に治療薬や髪の成長を助ける成分を直接注入して薬や成分の効果を最大限に発揮させる方法です。
メソセラピーに使用される成分は主に「ミノキシジル」や、髪を作る「毛母細胞」を活性化させる「成長因子」、「ビタミン」や「ヒアルロン酸」などで、何を含んでいるかはクリニックによって違います。
また、同じように頭皮に成分を注入する「HARG療法」という薄毛専門の治療方法がありますが、こちらは使用する成分が統一されていてどこで受けても同じ効果が得られるというものです。
安定感を求めるのであればHARG療法を検討するのも良いかもしれません。
HARG療法については「ハゲを根本的に治す治療!?HARG療法とは!」をご覧ください。
育毛メソセラピーの効果
育毛メソセラピーの効果は「発毛」と「育毛」です。
育毛メソセラピーでよく使われるミノキシジルは発毛効果が国から認められていています。
このミノキシジルで発毛を促進させて、ヒアルロン酸やビタミンなど頭皮の環境を整えたり髪の成長を助ける成分を調合して同時に育毛も行います。
また、育毛メソセラピーと一緒に他の治療薬(ミノキシジル外用・フィナステリド内服など)を使用すると髪の毛の回復が早くなります。
そして、髪の毛が回復したあとはAGAならAGA治療薬だけ、それ以外なら何もしなくても髪の毛をキープできるので、育毛メソセラピーはとにかく早く髪の毛を回復させたい人におすすめですね。
また、育毛メソセラピーには成分を注入する方法が4つあり、それぞれにメリットとデメリットがあります。
育毛メソセラピーを検討している方は、それぞれの方法を見て自分に合った方法を見つけてください。
パピュール法
パピュール法は成分を注射針で注入するメソセラピーの中で一番メジャーな方法です。
成分を細胞付近に直接注入するので一番効果が期待できますが、注射なのである程度痛みを伴います。
そのため冷やしたり麻酔を使って痛みを軽減させながら行うことが多いです。
パピュール法はとにかく効果を求める人には一番おすすめの方法です。
ナパージュ法
ナパージュ法はパピュール法と同じく成分を注射する方法ですが、パピュール法よりも指す深さが浅く痛みが少ないのが特徴です。
パピュール法よりも浅い位置に注入するので、効果が出にくくなる可能性があります。
こちらも少ないとは言え痛みを伴うので痛みを軽減しながら行います。
ナパージュ法は痛みを抑えたい人におすすめの方法です。
エレクトロポレーション法
エレクトロポレーション法は、特殊な電気の力で肌に極小の穴を一時的にあけて成分を注入する方法です。
注射と違って針を使わないので強い痛みはありませんが、電気を使うのでピリピリすることがあるようです。
注射よりも施術時間が短く済み、痛みがほとんどないのが特徴です。
しかし、電気を使用するので「ペースメーカー」を使用している人は注意が必要です。
エレクトロポレーション法はとにかく早く、痛みなく終わらせたい人に一番おすすめの方法です。
ダーマローラー法
ダーマローラー法は極小の針がついたローラーで頭皮に極小の穴をあけて、そこに成分を塗り込む方法です。
ダーマローラー自体は美容器具として市販もされているので、名前を知っている人も多いのではないでしょうか。
施術時間がとても短く、注射のような強い痛みが無いのが特徴です。
しかし、注射よりも浅い穴に塗り込むので、注射よりも効果が薄れてしまう可能性があります。
ダーマローラー法はとにかく早く終わらせたい人におすすめの方法です。
育毛メソセラピーの費用
育毛メソセラピーの大体の相場としては1回あたり40,000円~70,000円くらいですが、クリニックや使われる成分によって価格が大きく変わります。
正確な費用を知りたい方は、行きたいと思うクリニックのホームページを確認してください。
育毛メソセラピーの注意点
完璧に見える育毛メソセラピーですが、注意点もあります。
育毛メソセラピーの注意点は
- 効果を正式に認められているわけではない
- 副作用がまったく無いとは考えられない
の2点です。
正式に効果を認められているわけではない
育毛メソセラピーは多くのクリニックで受けられる治療法ではあるのですが、その有効性や安全性を正式に認められているわけではありません。
ただ単に「直接注入したほうが効果が高いだろう」と行われているだけなのです。
なので、「もしかしたら」安全じゃないかもしれないし、「もしかしたら」全然効かないのかもしれません。
「医療機関で行う=すべて安全性・効果が認められている」というわけではないことに注意しましょう。
副作用がまったく無いとは考えられない
薄毛治療に使われる内服薬は全身に成分が回るため副作用が考えられますが、育毛メソセラピーは必要な部分だけに直接注入するので副作用の心配がほとんどないと言われています。
しかし、薬を使っている以上副作用がまったくないとは言えません。
育毛メソセラピーを過信せずに「もしかしたら」を常に意識しておくようにしましょう。
育毛メソセラピーが効く人と効かない人
育毛メソセラピーは頭皮に成分を注入するため高い効果が期待できますが、すべての人に効果があるわけではありません。
知らずに受けてがっかりしないように、自分の薄毛が効くのか効かないのか確認しましょう。
不健康による薄毛には効く!
栄養不足や血行の悪化など、不健康などが原因で薄毛になっている場合は育毛メソセラピーが効きます。
ただし、根本的な不健康を改善しなければ再び薄毛になってしまうので、育毛メソセラピーと同時に生活習慣の改善も行いましょう。
髪の毛のための生活習慣については「これが髪の為の生活!とにかく髪に良い食事や習慣!」をご覧ください。
AGAは効くが持続性はない!
男性の薄毛の大半を占めるAGAの場合、効果はありますが持続性はありません。
というのもAGAは進行性の薄毛で、育毛メソセラピーはAGAの原因を取り除くわけではないからです。
AGAによって薄くなった毛は育毛メソセラピーで回復しますが、AGAは進行し続けます。
なので、AGAの人は育毛メソセラピーとは別に、「プロペシア」「ザガーロ」などAGAの進行を止める薬を飲む必要があります。
発毛剤治療について詳しく知りたい方は「【2017年版】AGA治療薬の種類と効果・副作用を徹底解剖」をご覧ください。
毛根が死んでいる人は効かない!
メソセラピーはその特性上、火傷や怪我などで毛根が死んでしまっている人には効果がありません。
メソセラピーは毛根を活性化させる治療法で、死んだ毛根を復活させるわけではないのです。
怪我などで毛根が死んでしまっている人は「自毛植毛」をおすすめします。
自毛植毛については「【最新】自毛植毛の技術情報まとめ!費用を本数で徹底比較!」をご覧ください。
まとめ
育毛メソセラピーはクリニックが独自に配合した薬剤を頭皮に直接注入する方法です。
注入方法は
- パピュール法
- ナパージュ法
- エレクトロポレーション法
- ダーマローラー法
の4種類あるので、痛みや施術時間を考慮して選ぶことをおすすめします。
また、育毛メソセラピーを受けようと思っている人は、周りの評価や口コミなどを見てしっかり判断することをおすすめします。