生活習慣
2017.06.04更新
とにかく髪に良い食事や生活習慣をまとめて紹介!
このページでは、髪の毛に良い生活習慣を説明しています。
質の高い睡眠を十分に取る
睡眠は体のメンテナンスを行う大切な時間で、髪の毛の成長や髪の毛を支える頭皮の健康にも関係しています。
たとえば髪の毛の成長にも大きく関係している「成長ホルモン」は私たちが夜、眠っているときに分泌されやすいという特徴を持っています。
数日ほど夜更かしした程度でハゲることはありませんが、睡眠時間が減り続けていると成長ホルモンの分泌も減っていってしまうのです。
成長ホルモンが減れば減るほど薄毛・抜け毛のリスクは増えていきますから、それを防ぐためにも睡眠時間を十分に確保して成長ホルモンのバランスを崩さないことが大切になってきます。
必要とされる睡眠時間については諸説ありますが、最近の研究では人間に必要な睡眠時間は最低でも7時間半という結果が出ています。
詳しくは「寝ないと髪は育たない!自律神経がもたらす眠りと抜け毛の関係と、育毛のための睡眠方法を徹底解説」の記事で解説しているので、こちらの記事を参考にしてください。
毎日3食バランスの取れた食事を摂る
髪の毛は細胞分裂によって作られている身体の一部なので、維持・成長のためには栄養が必要不可欠です。
髪の毛を作っている細胞が十分な栄養が確保できなければ髪の毛が成長できなくなり、そのまま抜けてしまいます。
栄養不足で毛が抜けてしまわないように、毎日3食栄養バランスの取れた食事をすることが大切です。
「この現代日本で毛が抜けるほど栄養が足りなくなるなんてことがあるのかよ」と思うかもしれませんが、人体の栄養配分メカニズムのせいで髪の毛への栄養が足りなくなる可能性はあります。
人体は生きるのに必要な器官(心臓や肺)へと優先して栄養を配分するという特徴があります。
髪の毛に栄養を回したせいで心臓の栄養が足りなくなって死んでしまっては意味がありませんからね。
十分な栄養を確保できていないときは内臓系だけで栄養を使い切ってしまって髪の毛の分の栄養が残らないこともあるわけなんです。
こういった栄養失調は過度な食事制限ダイエットや絶食などでそもそもほとんど栄養補給ができていないときに起こります。
なので、毎日3食しっかりと栄養バランスの取れた食事をすることが重要なのです。
適度な運動
運動そのものが髪の毛に直接的な影響を与えることは考えにくいです。
たとえば運動しないとハゲるとか、運動すれば毛が生えるというわけではないため、ある意味では運動と薄毛は無関係と言っていいでしょう。
ただ、定期的に適度な運動をしていると健康状態が維持できることが大きいです。
薄毛治療も健康な人と不健康な人では健康な人の方が効果が出やすいため、薄毛を効率的に治すためにも適度な運動で健康を保つことは重要なポイントのひとつと言えます。
ストレスを発散する
男性ホルモンや成長ホルモンの分泌を司っている「自律神経」という神経があります。
髪の毛には男性ホルモンや成長ホルモンが欠かせないため、自律神経が正しくはたらいていることは髪の毛にとって必要不可欠なことなのです。
しかしながら自律神経はあまり強靭な神経ではなく、ストレスを長期間受け続けているとはたらきが乱れてホルモンバランスが崩れてしまいます。
ストレスを溜め込むことは抜け毛を引き起こす要因とも言えるため、定期的にストレスを発散することが大切です。
洗髪を正しく行う
頻度こそ個人差があるとは言え、誰もが日常的にシャンプーで頭を洗っていると思います。
頭を洗うことは髪の毛にとって良いことと思いがちですが、実は正しく行わなければハゲ・薄毛に繋がってしまいます。
例えば、爪を立てて髪の毛を洗うと頭皮を傷つけて炎症を引き起こしてしまうかもしれませんし、シャンプーの洗い残しを放置しているとそれをエサに雑菌が繁殖してしまうかもしれません。
シャンプーをするときは「頭皮に爪を立てないこと」と「シャンプーをしっかり洗い流すこと」を念頭に置いて洗うようにしましょう。
詳しいやり方は「もうシャンプーで排水溝を黒くしない!抜け毛を増やさないための正しい髪の洗い方」で解説しているのでこちらの記事も参考にしてください。
生活習慣の改善はハゲ・薄毛の治療ではない!
生活習慣を改善し、健康な状態を保つことは抜け毛の本数を減らしたり髪の毛が細くなったりすることを防ぐのには効果的です。
遺伝と男性ホルモンの組み合わせで引き起こされる「AGA(男性型脱毛症)」は健康状態とは無関係に進行していく薄毛なので、いくら生活習慣を改善しても薄毛症状が止まることはありません。
生活習慣の改善はあくまで抜け毛予防程度の目的に留めておき、根本的な解決は薄毛治療に対応しているクリニックでの医学的な治療に頼るようにしましょう。