生活習慣 髪の毛の雑学
2017.06.06更新
【絶対NG!】ハゲの原因になる生活習慣9選!
このページでは薄毛の原因となりかねないNG習慣をまとめました。
目次
髪の毛に悪影響を与えるNG習慣9選!
NG行為1.偏食・栄養バランスの悪い食生活
私たちの身体は栄養がなければなにもできません。
この「なにもできない」には髪の毛を伸ばすことも含まれます。
なので、栄養バランスを気にせず毎日ジャンクフードばかり食べていたりするのはNGです。
髪の毛が成長するための栄養分が十分に確保できなくなって髪が細くなったり抜け落ちてしまう可能性があります。
特に自炊をしていない一人暮らしの男性は毎日の食事が偏りがちですので注意が必要です。
また、偏食というと食べ物の好き嫌いの話ばかりが思い浮かびますが、これは単に好き嫌いせずになんでも食べましょうという話だけではありません。
たとえば、髪の毛に良い食品を調べてそれだけをひたすら食べ続けることもれっきとした偏食であり、NGな食生活です。
髪の毛に良いとされている食品を食べ続けることは一見すると良いことのように思えますが、そもそも人間の髪の毛は特定の食物を取り続けなければ栄養を確保できないほど燃費が悪くはありません。
一般的に言う「普通の食事」をきちんと摂っていればそれで十分なのです。
そこを勘違いして、「髪の毛を構成している成分だから」とひたすら亜鉛を多く取り続けた結果、他の栄養分がおろそかになって健康を害するようでは意味がありませんよね。
それに髪の毛にとって必要な栄養でも、大量摂取すると体に悪影響を与えるものもあります。
髪の毛のためを思って食事をするなら特定のものを食べ続けるのではなく、栄養バランスのとれた食事をとることを心がけましょう。
NG行為2.過度な食事制限ダイエット
こちらもある意味では偏食と同じですが、過度な食事制限ダイエットも髪の毛の栄養確保ができなくなるため絶対にNGです。
痩せたいがあまり食事を抜いたり、ほとんど食べないようにするというのは確かに減量を成功させるかもしれません。
しかし、その代償として栄養視聴に陥る危険性が高くなります。
人間の身体は栄養が不足してくると生命維持のために必要な内臓系へと優先的に栄養を渡して、髪の毛や爪のような"別になくても生きていける器官"への影響供給を後回しにするという性質を持っています。
要するに、ダイエットによる弊害はまず真っ先に抜け毛や毛が細くなるという形で現れやすいのです。
なので、痩せたい場合は運動で脂肪を落とす方法をおすすめします。
NG行為3.誤った方法でシャンプーを行なっている
シャンプーは日々のヘアケアとして欠かすことのできない大切な習慣ですが、誤った方法で行なっていると抜け毛を誘発してしまいます。
具体的にはシャンプーを洗い残してしまったり、洗うときに爪を立てて頭皮を傷つけるといったことがNG行為となります。
頭を洗うときは以下のような方法を心がけるようにしてください。
- シャンプーの前にシャワーで予洗をする
- シャンプーは泡立ててから使う
- 頭皮を優しく揉むようにして洗う
- シャンプーの流し残しがないように徹底的にすすぐ
シャンプーの正しい方法についてはもう排水溝を黒くしない!抜け毛を増やさないための正しいシャンプー方法で詳しく説明しているので、こちらの記事も参考にしてください。
基本的には優しく洗うこととシャンプーを残さないことの2点を守れば頭皮環境の悪化は防げます。
NG行為4.ドライヤーを使っていない
夏場などは「すぐに乾くだろう」とサボりたくなってしまいがちなドライヤーですが、きちんと行わなければ頭皮環境の悪化を引き起こします。
髪の毛や頭皮に水分が残ったままだと頭皮が蒸れて雑菌が繁殖しやすくなってしまうのです。
雑菌が繁殖した頭皮は「脂漏性皮膚炎」のような頭皮の病気を引き起こしやすく、そういった皮膚の病気が抜け毛を引き起こしてしまう危険性があります。
正しくドライヤーをするためには以下の4点を押さえておきましょう。
- ドライヤーを使う前に軽くタオルドライする
- ドライヤーは頭皮から離して使う
- 髪の毛の根本付近を重点的に熱風で乾かす
- ある程度乾いたら残りは冷風で乾かす
NG行為5.帽子やウィッグ、ヘルメットを長時間かぶり続けている
帽子やウィッグ、ヘルメットといった頭皮を覆い隠してしまうものを長時間つけ続けていると、頭皮がかいた汗の行き場がなくなってしまい、頭皮が蒸れることに繋がります。
NG行為4でも解説したように、頭皮が蒸れることは頭皮環境の悪化を招きますから、定期的に髪の毛や頭皮の換気を行うことが重要です。
また、帽子やヘルメットには頭を締め付けて血行を悪くするという欠点も存在します。
髪の毛が成長するための栄養は血液によって運ばれていますから、血行が悪くなることは髪の毛の成長に影響します。
頭皮の血行を悪くしないためにも帽子を長時間かぶり続けるのは控えたいですね。
帽子やヘルメットと頭皮の血行との関係については「帽子をかぶると髪に良くないって本当?帽子でハゲる説を検証!」や「ヘルメットが原因でハゲるって本当?蒸れやかゆみをケアした薄毛対策なかぶり方を紹介!」の記事でも解説しているので、こちらも併せて参考にしてください。
NG行為6.エクステやヘアゴムをつけっぱなしにする
髪を引っ張るという性質上、エクステやヘアゴムを長期間つけっぱなしにすると物理的に毛が抜けてしまう危険性があります。
すぐに毛が抜けるような弱い負荷でも長時間続けば抜け毛を誘発するほどのものになってしまうのです。
医学的にはそのような抜け毛を「牽引性脱毛症」と呼びます。
物理的な抜け毛なので薬や治療を行わずとも抜けた毛は自然に生えてくるという特徴がありますが、それは逆に言うと早く治す方法がないということでもあります。
日頃から髪の毛に負担をかけない休息日を作って牽引性脱毛症のリスクを抑えることが大切です。
NG行為7.夜更かしや昼夜逆転の生活を続けている
人間の髪の毛は夜の寝ている最中に成長しやすいという特徴を持っています。
これは人間の血液が日中は内臓系を中心に循環し、夜間は皮膚を中心に循環する仕組みになっているからです。
髪の毛を育てているのは頭皮ですから、頭皮に血液が循環しやすい夜間の方が髪の毛が育ちやすいというわけですね。
また、細胞分裂を促進する成長ホルモンは睡眠中に分泌されやすいため、いくら夜間に毛が成長すると言っても起きていたのでは意味がありません。
まとめると血液の循環と成長ホルモンの関係から夜間に十分な睡眠をとることが髪の毛の成長のために重要ということになるのです。
必要な睡眠時間については諸説ありますが、人間の必要としている睡眠時間は個人差もあるが最低で7時間半という研究結果が出ていることから8時間前後は睡眠時間を確保するようにしたほうがいいでしょう。
睡眠と髪の毛の関係は「寝ないと髪は育たない!自律神経がもたらす眠りと抜け毛の関係と、育毛のための睡眠方法を徹底解説」の記事で解説しているので、詳しく知りたい方はこちらの記事をごらんください。
NG行為8.ストレスを溜め込む
生活習慣とは少し違いますが、日常的にストレスを溜め込んでいる人は注意しましょう。
ストレスが溜まると食欲不振や睡眠不足などの不調が起こりやすくなります。
また、身体のホルモンバランスを司っている「自律神経」という神経も乱れやすくなり、毛が抜けたり細くなったりする可能性があるのです。
ストレスと髪の毛の関係については「ストレスで髪の毛が抜ける!?ストレスと抜け毛の関係を解説!」の記事が詳しいのでこちらを参照してください。
NG行為9.紫外線対策をしない
髪の毛が薄い人ほど紫外線対策は必要不可欠です。
頭皮は腕や足の皮膚に比べると薄いため刺激に弱く、紫外線を長時間浴び続けていると炎症を起こしてしまう可能性があります。
頭皮が炎症を起こすと、炎症のレベルによっては抜け毛を引き起こしてしまうこともあり危険です。
髪の毛のダメージや頭皮の炎症を抑えるためにも帽子をかぶったり、日傘をさすといった方法で頭の日焼け対策をしましょう。
「生活習慣の改善=ハゲにならない」ではない!
NG習慣は「続けていたら抜け毛が起こる危険性がある」という習慣であってNG習慣さえしなければ薄毛にはならないわけではありません。
薄毛には男性ホルモンや遺伝が原因で引き起こされる、「生活習慣が原因ではない薄毛」があるからです。
NG習慣の改善はあくまで薄毛になってしまう確率を最大限に下げるための対策である点には注意しておきましょう。