ブラシに絡まった抜け毛

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AGA治療で起こる初期脱毛とは?期間や仕組みを徹底解説

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このページでは薄毛治療開始から1~2ヶ月目に大量の抜け毛が起こってしまう「初期脱毛」について解説します。

初期脱毛とは

初期脱毛とは薄毛治療を開始した最初の1ヶ月から2ヶ月目くらいの間に抜け毛が増えてしまう現象のことです。

薄毛治療というと「始めればあとは治っていくだけ」と思いがちですが、実は治療開始直後に限っては抜け毛が増えてしまうのです。

どれくらい抜けるかを私の例で説明すると、ミノキシジル+プロペシアの発毛剤治療を行ったときは1日に200本以上の毛が抜けていきました。

これは薄毛治療を始める前よりも多い本数で、心の底から不安になったのを今でも覚えています。

思わず薬を飲むのを止めてしまおうかとも考えてしまいますが、ここで治療をやめてはいけません。

初期脱毛は治療が成功しつつある合図でもあるのです。絶対に治療を中断しないようにしましょう。

初期脱毛には2種類ある!ふたつの初期脱毛のメカニズム

実は初期脱毛には大きく分けてふたつの種類があります。

自毛植毛手術によって起こる初期脱毛と、それ以外の治療で起こる初期脱毛です。

このふたつは治療直後に抜け毛が増えるという点では同じなのですが、そのメカニズムが異なります。

いったいなぜ初期脱毛が起こるのでしょうか。そのしくみを見ていきましょう。

自毛植毛による初期脱毛のメカニズム

自毛植毛の植毛イメージ画像

「自毛植毛」は髪の毛の生えなくなってしまった部分に自分の後頭部や側頭部から毛根を採取して移植するという手術です。

この手術は自分の毛根を使うために拒否反応が少ないことと、移植した毛が男性型脱毛症「AGA」の影響を受けなくなることから多くの薄毛の人が行っている手術です。

自毛植毛については「【最新】自毛植毛の技術情報まとめ!費用を本数で徹底比較!」の記事で解説していますのでこちらを参考にしてください。

さて、自毛植毛では毛根を移植するわけですが、毛根だけを取り出すことは難しいので現在では一般的に「とても短い毛を移植する」という方法を取っています。

簡単に言えば、坊主頭よりも少し長いくらいの髪の毛にして、それを採取・移植するというわけです。

このとき、移植した短い髪の毛はすべて抜け落ちてしまいます。

移植した毛をそのまま伸ばすのではなく、毛根がゼロから新たに髪の毛を作り直そうとするためです。

毛根は移植時に持っていた短い毛を捨てて、新天地で新たに髪の毛を作り出そうとしてしまうのです。

このように、移植された髪の毛が大量に抜けていくのが自毛植毛による初期脱毛のメカニズムです。

自毛植毛以外の初期脱毛のメカニズム

飲む薬

私たちの髪の毛は「ヘアサイクル」という周期によって生え変わりが決まっています。

ヘアサイクルには以下の3つが存在します。イメージとしては私たちの見えないところでヘアサイクルが命令を出して髪の毛を伸びるように、あるいは成長を止めて抜け毛になるようにと命令している感じです。

  • 成長期:新しい毛が成長している期間(5年前後)
  • 退行期:髪の毛の成長が衰えて徐々に止まっていく期間(約2週間)
  • 休止期:髪の毛の成長が完全に止まり、あとは抜けるのを待っているだけの期間(約3ヶ月)

これら3つの期間はループしており、髪の毛は「成長期→退行期→休止期→成長期→退行期......」という繰り返しで生え替わっています。

例えば休止期に入ったばかりの毛はこれから3ヶ月かけて抜け毛になり、その後は再び5年ほどの成長を始めます。

「ミノキシジル」や「プロペシア」などで発毛剤治療をしたり、「HARG治療」という薬剤治療を行なうと、頭皮の髪の毛を作る細胞(毛母細胞)が休止期にも関わらず活発化して髪の毛を作り始めてしまいます。

まだ毛穴には抜けきっていない毛が残っているにも関わらずです。

すると、本来であれば休止期の3ヶ月をかけて自然に抜けていく古い毛が、成長期の新しい毛に押し出されて抜けてしまうのです。

初期脱毛の期間はどれくらい?

初期脱毛で落ち込む男性

初期脱毛は個人差が大きいので「治療開始○日目から○日目までの○日間続きます」と断言することはできません。

実際、私もクリニックの担当医から受けた説明は「治療を始めた最初の1~2ヶ月は抜け毛が増えるけど、それは初期脱毛っていう正常な抜け毛だから気にしなくていいよ」というものでした。

誰にでも当てはまる説明をしようと思ったらこういったふんわりした表現が限界だと思います。

たとえば私は治療開始から12日目から初期脱毛が始まり、それから1ヶ月感抜け毛が続いたのですが、知人は15日目から始まって3週間かからないで止まったと言っていました。

そういった個人差を踏まえた上で、できるだけ正確に初期脱毛の期間を定義しようとすると、
初期脱毛は治療開始10日後から15日後あたりから始まり、それから15~30日間ほど抜け毛が続くケースが多い
というものになると思います。

初期脱毛で抜ける毛はもともと抜ける予定の毛なので気にしないでOK!

ここまでの説明だと初期脱毛がなにやら恐ろしいものに感じてしまうかもしれませんが、もともと抜けるはずだった毛が前倒しで抜けているだけなので一切気にしなくて大丈夫です。

初期脱毛は薬が効き始めた証拠でもあるため、むしろ喜んだほうがいいくらいです。

初期脱毛が起こったら「薄毛治療が成功していますよという合図が来たんだな」と前向きに考えていきましょう。

確かに抜け毛の量は薄毛に悩んでいたときよりも増えますが、それは増えて当然の抜け毛なのです。

例えば自毛植毛で1000本の毛を移植した場合、それは初期脱毛で1000本の毛が抜けることを意味しています。

自毛植毛以外の初期脱毛なんて1000本以上抜けてもなんらおかしくありません。

ヘアサイクルで休止期になっている毛は髪全体の約9%と言われています。一般的な人の髪の毛が10万本~12万本ですから、そこから少なく見積もって私の毛が6万本だったとすると、その9%ですから実に5400本が抜け毛の危機にさらされていたことになります。

もちろん実際に全部抜けてしまうわけではありませんが、それに近いだけの量の毛が抜けてしまうのです。