抜け毛 生活習慣 髪の毛の雑学
2017.03.15更新
排水溝に絡みつく抜け毛とさよなら!正しいシャンプーの使い方
シャンプーというのは大抵の人が毎日行っている習慣です。
まあ「数日おきには洗うけど、毎日はやらない」という人も多くいますが、それでも「まったくシャンプーをしない。かれこれ半年は洗ってない」なんて人はまずいないでしょう。そんなことをしているのはインドの修行僧くらいなものです。
ですが、正しい方法でシャンプーをしている自信はあまりないのではありませんか?
「毎日シャンプーをしているのに髪がパサついてしまう」
とか、
「念入りに髪を洗っているのに髪のツヤが出ない」といった悩みを抱えてはいないでしょうか?
シャンプーはただ漫然と毎日やっていればいいというものではありません。下手な方法でやっていると頭皮を傷つけたり抜け毛を誘発してしまうほど、シャンプーのやり方というのは重要なのです。
このページでは、あなたが頭皮や髪の毛を傷めないための正しいシャンプーの方法を解説していきます。ひとつひとつ項目ごとに確認して、正しいシャンプー方法を身に着けましょう。
単に髪の毛を泡立てるだけで正しくシャンプーをしているとは言えませんよ!
目次
正しいシャンプーの使い方
今まで「シャンプーを頭につけて泡立てるだけ」という洗い方をしてきた方もいるかもしれませんが、正しいシャンプーは次のような5段階のフェイズに分かれています。
- お風呂前のブラッシング
- ワックスなどをお湯で洗い流す
- シャンプーを手で泡立てる
- 指の腹で揉むようにしっかり洗う
- 洗い残しがないようにシャンプーを洗い流す
このようにまとめると「うわっ、シャンプーってダルいな!」と思う人もいるでしょう。
ですが、そもそも「何かを正しく行う」というのはだいたい面倒な手順が必要なのです。
パソコンだってコンセントを引っこ抜けば電源が落ちますけど、実際に正しく電源を切ろうとしたら、起動してるアプリを全部落としたり、スタートから「シャットダウン」を選んだりと色々な手順が必要になってくるのと同じです。
単にシャンプーをするだけでも、それを"正しく"やるとなると複雑な手順が必要になってくるのです。それでは具体的にひとつひとつ見ていきましょう。
まずはお風呂前のブラッシングをしよう
正しいシャンプーはお風呂に入る前からすでに始まっています。まずは服を脱いでお風呂に入る前に、ブラッシングをして髪の毛を整えましょう。
例え1回も家の外に出なかったとしても、1日過ごせば髪の毛は目に見えないたくさんのホコリやゴミを巻き込みます。外出して、強い風に舞っている砂ぼこりや花粉に晒されたときについては言うまでもないでしょう。
ですから、シャンプーをする前にまずはそれらのホコリやゴミを落としておく必要があります。
ホコリやゴミの除去はお風呂場でもできますが、細かいゴミは水分を吸うと髪の毛にくっつきやすくなりますし、お風呂前のブラッシングには絡んでいた髪の毛を解いてシャンプーをスムーズにするという効果もありますので、お風呂に入る前にやっておくのがベターです。
お湯でしっかりと濡らしてワックスやヘアスプレーを洗い流す
さて、髪についたゴミを取り除いたらお風呂に入るわけですが、ここでもすぐにシャンプーに取り掛かったりはしません。「またかよ」と思われたかもしれませんが、またです。
お風呂に入ったら、まずはお湯だけで髪をよく洗い流します。
お湯だけで洗う理由はふたつあります。まずひとつが、ヘアワックスやヘアスプレーなどを洗い流すためです。
ワックスやヘアスプレーは水溶性のものが多く、いきなりシャンプーで洗うよりも、大量のお湯で洗い流したほうが効果的に洗い流せるという特徴があります。
ふたつめの理由としては、ブラッシングで取り切れなかったホコリやゴミを洗い流すことが挙げられます。
ブラッシングだけでは、髪の毛にくっついた小さいゴミをすべて除去することはできません。
ですから、お湯で洗い流すことでできるだけ取りこぼしを防ごうというわけです。
「じゃあシャンプーを2回やればいいじゃん」と思うかもしれませんが、シャンプーは頭皮の皮脂を洗い流す力が強く、1日に2回もシャンプーをすると皮脂を洗い流しすぎてしまう危険性が高いのです。
なので、シャンプーをする前にはまずお湯洗いを心がけましょう。
シャンプーは手のひらで十分泡立ててから使おう
髪と頭皮をお湯で十分に洗ったらとうとうシャンプーの出番です。
大抵のシャンプーは液体のまま出てくるかと思いますが、適量(1~2プッシュ程度)を手に取ったら手のひらで軽く泡立てましょう。
液体のまま洗ってしまうと、シャンプーが直接頭皮にくっ付いてしまうので、洗い残しが起こりやすくなります。
シャンプーの洗い残しはフケやかゆみの原因ですので、そうならないためにも予め泡立てておきましょう
シャンプーは髪の洗うのではなく頭皮をマッサージするように心がけよう。爪を立てるのは絶対にNG!
ある程度の泡立ちが起こったら指の腹を使って髪を洗っていきます。
イメージとしては髪の毛を洗うのではなく、頭皮をマッサージするようにするといいでしょう。
髪を洗うときはつい「汚れをしっかり落とさなければ」とガシガシと爪を立てて力強く洗ってしまうことがありますが、これは絶対にNGです。
爪を立てての洗髪は頭皮を傷つけることに繋がり、頭皮の炎症やかゆみ、フケなどを引き起こす可能性があります。
頭皮の健康のためにやってる洗髪で頭皮を不健康にするなんて、あまりにも愚かですよね。
ですので、繰り返しになりますが、大切なことですのでもう一度言っておきます。
「シャンプーのときは絶対に爪を立てない」
頭に叩き込んでおきましょう。
洗い残しの無いようにしっかりと洗い流す
頭皮全体を洗い終えたらシャンプーが残らないようにしっかりと洗い流しましょう。
シャンプーが頭皮に残ってしまうとフケやかゆみといった問題が起こってしまうため、念入りに洗い流してください。
なんなら、この洗い流しの作業に一番時間をかけてもいいくらいです。「ちょっとやりすぎかな?」と思うくらいに洗い流しましょう。
安心してください、お湯はいくら頭にぶっかけても害はありません。そんなことよりもシャンプーを洗い残さないことのほうが重要です。
頭皮に残ったシャンプーは百害あって一利なしですから、ミクロの世界までシャンプーを残さない気持ちでシャンプーを洗い流しましょう。