AGA(エージーエー)
2017.02.24更新
生え際が後退するM字ハゲの原因と治し方
「最近おでこが広くなった」
「生え際が後ろに下がってきた」
そんな悩みを抱えてはいませんか?
こういった悩みは「AGA(男性型脱毛症)」が原因であることが多く、正しい知識と適切な治療がなければ治すことはできません。
このページではAGAの基本知識や治療法を紹介します。
M字ハゲ・AGA(エージーエー)とは?
先ほども説明したように、M字ハゲとはそれ単体が脱毛症なのではなく、AGA(エージーエー)の初期症状として生え際が後退し始めた時に使われる言葉です。
つまり、M字ハゲを詳しく知るためにはAGAに関する知識が必要不可欠になってきます。
AGAとは遺伝と男性ホルモンが原因となって引き起こされる脱毛症です。
髪の毛が成長途中で抜けていくようになり、最後には産毛の段階で抜けるようになってしまうのが特徴です。
20代~30代から発症することが多いですが、遅ければ40代から発症することもあります。
初期は抜け毛が多く目立ち、朝起きたときに大量の抜け毛が枕にくっついていたり、シャンプーのときに抜ける毛の量が増えるといったことに気が付きます。
しかし、だんだん症状が進んでくると髪の毛が細く短い「軟毛」になってくるため、症状が末期に近ければ近いほど抜け毛は目立たなくなってきます。
生え際が後退していくタイプと頭頂部から広がっていくタイプがありますが、どちらも最終的には髪の毛が産毛になって地肌が完全に露出します。
M字ハゲの原因
M字ハゲが起こる直接的な原因は髪の毛を作っている「毛母細胞」という細胞が男性ホルモンの影響で成長を阻害され、髪の毛が生え変わる周期である「ヘアサイクル」が短くなってしまうためです。
本来であれば、毛が生えてから自然に抜けるのに5年から6年ほどかかります。AGAの人はこの生え変わるのにかかる時間が2年、1年、半年とどんどん短くなり、最終的には毛がほとんど成長していない状態でも自然に抜けてしまうようになるのです。
男性ホルモンによって髪の毛が抜けるしくみ
DHTという男性ホルモンには、毛を太くする効果があります。たとえばヒゲが太く硬い毛になっているのもDHTが毛を太くするようにはたらきかけているからです。
例えるならば、DHTは毛に「太くなれ! 濃くなれ!」と命令を出している司令官ということになります。
一方で、AGAになってしまっている人の頭頂部や前頭部の毛では、DHTがまったく反対のはたらきをします。
つまり、AGAの人の髪の毛ではDHTが「今すぐ抜けろ!」と命令しているのです。
「今すぐ抜けろ!」と命令された毛は抜けたあとに新しく生えようとします。
ですが、DHTは消えていないので、すぐさま「抜けろ!」と命令が飛んできます。
こうして「生える→すぐ抜ける→生える→すぐ抜ける」のループを繰り返し、髪がほとんど成長しなくなってしまうのです。
男性ホルモンで髪が抜ける人と抜けない人がいる理由は『遺伝』
なぜAGAの人だけ男性ホルモンに「抜けろ」と命令されてしまうのでしょうか。
どうしてすべての男性がAGAにならないのでしょうか。
実は、それには遺伝が大きく関係しているのです。
男性の場合、頭頂部と前髪の毛根に「男性ホルモン受容体(アンドロゲンレセプター)」という特殊なシステムを持っていることがあります。
男性ホルモン受容体は、DHTと結合することで髪の毛の成長を阻害する因子を出す遺伝的なシステムです。
先ほども説明したように、DHTは単独では悪いことはしません。
毛を濃くするはたらきがあるので毛深くなりたくない人にとっては悪者かもしれませんが、毛をごっそり抜けさせてしまうような効果は持っていないのです。
しかし、男性ホルモン受容体があるなら話は別です。男性ホルモン受容体がある人に限っては、DHTは毛を抜けさせてしまう悪魔の男性ホルモンに早変わりしてしまうのです。
そして、男性ホルモン受容体がDHTで抜け毛を引き起こすかどうかは遺伝によって決定します。
よく「ハゲは遺伝する」と言われているのは脱毛のシステムが遺伝するからなんです。
M字ハゲの進行速度
生え際が後退し続けてしまうと、最後には上の画像のように後退する生え際がなくなってしまいます。
要するにM字ハゲを放置すると完全にハゲてしまうわけですね。
こうしてM字ハゲが完全なハゲになってしまうまでの速度は個人差があるため明確に「○○年で完全にハゲる」とは言えないのですが、M字ハゲの進行速度は非常に緩やかと言うことができます。
たとえば20歳でM字ハゲがスタートした人が10年後の30歳になった時点で上の画像のようなハゲになってしまうことはまずあり得ません。
もちろん頭頂部からハゲていくO型ハゲを併発した場合などは別ですが、それでもたった10年で抜けうる髪の毛を全部失ってしまうようなことはないと言っていいです。
私が今まで薄毛の人たちと会ってきた経験から言うと、だいたい20歳で生え際の後退がスタートしてそれを放置した場合、30歳過ぎくらいなら下の画像のようなM字になるのが一般的ではないかなと思います。
さらにこれも放置し続けて40代を超えると後退する生え際がなくなるレベルまで行ってしまう。そういった感じです。
正常な生え際と後退している生え際の見分け方
生え際に不安を覚えたとき、まず気になるのは「本当に自分はM字ハゲなんだろうか?」ということだと思います。
まさか「自分のおでこの面積を毎日計測して記録してる」なんて人はまずいないでしょうから、基本的に過去の自分と比較して薄くなってるかどうかという判断は難しいです。
そのため、ふとあるとき「もしかしておでこが広がってないかな?」と感じたときに、多くの人はそれを否定する材料が見つからず、ただひたすらに前髪をかき上げて「どうしよう……?」と悩むことしかできないのです。
それでは、自分がM字ハゲかどうかは医師に判断してもらうしかないのでしょうか?
実は、自分一人でもM字ハゲになっているかどうかを判断する方法はあります。
それは生え際から頭頂部までの距離を測るというものです。
AGAは髪の毛の抜け具合によって7段階のレベルが設けられています。
レベル1は軽度のAGA、レベル7は重度のAGAといった具合です。
つまり、AGAのレベル1にすら満たないようなら、それはM字ハゲではないのです。
それじゃあAGAのレベル1とはどれくらいの薄毛なのか。それを表したのが上の画像です。
AGAのレベル1は頭頂部から真下に下ろした線(頭頂線)と、額の生え際との距離が2cmになっている状態を指します。
つまり、生え際から頭頂部までの距離が2cmよりも短いならM字ハゲということになるのです。
AGAになるかどうかのリスクがわかる検査もある!
生え際と額の距離は2cm以上あったけど、将来的にAGAになるかが不安だ……という人には「遺伝子検査」がオススメです。
実は現在ではAGAになる人とならない人の遺伝子はどこの部分が違っているのかということが判明していて、AGAになりやすい遺伝子かどうかがチェックできるようになっているんですよ。
もちろんリスクを検査するだけなので100%なる、ならないを判断できるわけではないのですが、100%ではないだけで信頼性はかなり高いと言っていいです。
遺伝子検査を受けるには遺伝子検査を行っているAGAクリニックへ行くか、研究所から検査キットを購入して自分で検査(厳密には遺伝子の採取だけ)するというふたつの方法があります。
詳しくは「AGA遺伝子検査まとめ」で解説していますので、こちらの記事を参考にしてください。
M字ハゲの予防について
まず結論から言ってしまうとAGAの予防は事実上、不可能です。
一般的にハゲが予防できる方法としては
- 育毛剤を使う
- 頭皮をマッサージする
- 栄養バランスを考えた食事を摂る
- たっぷり寝る
- 適度に運動する
- 正しくシャンプーをする
- 正しくドライヤーを使う
- ストレスを発散する
などいろいろなものがあります。。
これらは要約すると「健康的な生活をしましょう」「頭皮の環境を良くしましょう」というものです。
しかし、AGAの原因は頭皮の環境が悪化したことでも日々の生活が不健康になったからでもありません。
原因は「男性ホルモン+遺伝」であり、健康や頭皮環境とは無関係なのです。。
よって、AGAは未然に防ぐことはできず、発覚してから医学的な治療をして治していく方向で対策することになります。
M字ハゲの治療について
M字ハゲは治療をすれば回復する!
AGAは受容体を遺伝してしまった人が男性ホルモンの影響によって発症するため、正確に言えば病気ではありません。自然に起こってしまう生理的現象ということになります。たとえ身体はどんなに健康でも放置していたら進行は止まらないのです。
ですが、「放置していたら進行が止まらない」は「なにをしても治らない」ということではありません。放置せずに治療を行なうことでM字ハゲは着実に改善していきます。
下の症例写真の方のように、長い時間をかけてじっくりと治療していくことで髪の毛の量は増えていくのです。
生理現象に逆らうというのはそう簡単な話ではなく、M字ハゲを薬によって無理やり薄毛の原因を押さえつけたり、植毛手術によって外科的になんとかするという方法が必要になってきます。
よってM字ハゲを対策するには薄毛治療を専門的に行なっているAGAクリニックで医学的な治療を受けなければなりません。
AGAの治療にはAGAの進行を抑えてできるかぎりAGAになる前の髪と同じ状態にしていく治療、AGAの影響を受けない毛を移植する治療、薄毛を隠して見た目からはわからないようにする治療など様々な方法がありますのでひとつひとつご紹介していきたいと思います。
なお、AGA治療の種類や推奨度は日本皮膚科学会が公開している最新の「男性型脱毛症ガイドライン」に準拠したものとなっています。
推奨度はAからDまでの5段階で、Aに近ければ近いほど良いとなっています。
- A 行うよう強く勧められる
少なくとも1つの有効性を示すレベルⅠもしくは良質のレベルⅡのエビデンスがあること
- B 行うよう勧められる
少なくとも1つ以上の有効性を示す質の劣るレベルⅡか良質のレベルⅢあるいは非常に良質のⅣのエビデンスがあること
- C1 行うことを考慮してもよいが,十分な根拠がない
質の劣るⅢ~Ⅳ,良質な複数のⅤ,あるいは委員会が認めるⅥ
- C2 根拠がないので勧められない
有効のエビデンスがない,あるいは無効であるエビデンスがある
- D 行わないよう勧められる
無効あるいは有害であることを示す良質のエビデンスがある
プロペシア(フィナステリド)、ミノキシジルによる発毛剤治療(推奨度A:行うよう強く勧められる)
もっともメジャーかつ日本皮膚科学会からも推奨されているのが発毛剤による治療です。
AGAの治療にはAGAの原因となっている物質を抑える効果を持つ「プロペシア(フィナステリド)」と発毛効果を持つ「ミノキシジル」が使われます。
プロペシアはAGAの原因となっている物質「5α-リダクターゼ」を抑える効果のある薬で、簡単に言ってしまえばAGAによる抜け毛の防止剤です。
現在プロペシアの特許は切れており、「ファイザー」や「サワイ」などさまざまなジェネリック医薬品(後発医薬品)が発売されていますが、いずれも効果は同じです。
その性質上、AGAにしか効果がないのと、抜け毛を防止するだけなので毛を生やす面に関してはその人自身の毛根だよりになっているというのが特徴です。
そしてミノキシジルは単純明快に「髪の毛を生やす効果」を持った薬です。
ミノキシジルは塗るタイプと飲むタイプがあり、飲むタイプのミノキシジルは「ミノタブ」の愛称で親しまれています。
塗るタイプは副作用がほとんどない代わりに効果が緩やかで、飲むタイプは効果が強い代わりに副作用も強く、髪の毛以外の体毛も濃くなってしまうという
発毛剤治療とは
発毛剤治療は薄毛の原因となっている物質のはたらきを薬の力で抑えたり、発毛効果のある薬を使って毛を生やす治療法のことです。
AGAは男性ホルモン受容体とDHTが合体して脱毛因子が作られてしまうことが原因で起こるため、単に毛を生やしただけでは生やした端から抜けてしまって治療としてはろくなものになりません。
そこでDHTが作られないようにする薬(プロペシア)と毛を生やす薬(ミノキシジル)を使って、抜け毛が起こらないようにしつつ毛を生やすという治療を行うのです。
なお、プロペシアとミノキシジルについてより詳しく知りたい方は以下の記事を参照してください。
【プロペシアの関連記事】 男性型脱毛症の治療薬「フィナステリド」を効果や副作用、価格から治療メカニズムまで徹底解説! フィナステリド配合のAGA治療薬「プロペシア」の効果、副作用、服用期間について徹底解説 フィンペシアとプロペシアって何が違うの?フィナステリドのジェネリック医薬品「フィンペシア」について徹底解説!
【ミノキシジルの関連記事】
生やして治す薄毛治療薬「ミノキシジル」(内服薬・外用薬)の効果・副作用・値段を徹底解説!
飲む不安も塗る不安もすべて解決!ミノキシジル(ミノタブ)を使った際に起こりうる副作用を徹底解説
発毛剤治療の期間
発毛剤治療はプロペシア、ミノキシジルどちらも半年から1年は飲み続けなければ効果を実感することができません。
これは薬の効果が弱いというわけではなく、人間の髪の毛が生えるスピードが1ヶ月1cmペースであるためです。
薬の効果で抜け毛を押さえた上で髪の毛も生やす必要がありますから、だいたい半年から1年くらいはかかってしまうのです。
また、半年から1年続けて効果が出てくればそこで終わりというわけでもありません。
発毛剤治療はあくまで「抜け毛を引き起こす物質のはたらきを抑えている」だけなので薬をやめてしまうと再びAGAの進行が始まってしまいます。
つまり、発毛剤治療は自分が「もう薄毛になってもいいや」と思えるまでは続けなければならないのです。
発毛剤治療の価格
発毛剤はプロペシア、ミノキシジル共に1ヶ月分で5000円〜7000円ほどが相場となっています。
ただクリニックの再診料など薬以外にかかってくるお金もありますので、合計すると1ヶ月で約15000円が必要となってくる金額と言えるでしょう。
発毛剤治療は薬を使うのをやめた瞬間からAGAの進行が再び始まりますから、AGAの進行を止め続けたいと思っている限りは毎月15000円かかるという点は心に刻んでおきましょう。
とはいえ、ある程度髪の毛が生え揃ってきたらミノキシジルは使わなくてもよくなることが多いですから、そうなると1ヶ月あたり7000円ほどで済むようになります。
プロペシアが効かなかったときに使う「ザガーロ(デュタステリド)」
ザガーロはプロペシアと同じく5α-リダクターゼのはたらきを阻害してAGAの進行を抑える薬です。
詳しくは「ザガーロ(デュタステリド)」の効果や副作用を徹底解説で解説していますが、簡単に説明するとザガーロはプロペシアよりも強い効果を持っている代わりにプロペシアよりも副作用が強いし出やすい薬です。
現状はプロペシアで十分にAGA対策が可能なことと、副作用の発現率がプロペシアの4倍もあること、価格がプロペシアよりも2000円ほど高いことなどから進んでザガーロが使われることは珍しいです。
主にプロペシアであまり効果を得られなかった人がサイドプランとして使うという感じとなっています。
ザガーロはランクAの発毛剤治療ではありませんが、こちらも覚えておいてください。
自毛植毛(推奨度B:行うよう進められる)
フィナステリド内服やミノキシジル外用により十分な改善が得られない男女の症例に対して,十分な経験と技術を有する医師が行うとよい
自毛植毛とは
「自毛植毛」は髪の毛の抜けていない後頭部や側頭部から健康な毛根を取り出し、薄毛に悩んでいる部分に移植する手術です。
AGAは男性ホルモンの影響を受けて髪の毛が抜け落ちるという脱毛症なわけですが、実は下の画像のように後頭部や側頭部の髪の毛は男性ホルモンの影響を受けません。
AGAを引き起こしているII型5α-リダクターゼが側頭部や後頭部には存在しないため、AGAの末期になってしまった人も後頭部の毛だけはずっと残り続けるのです。
そのことを利用して、AGAの影響を受けない後頭部や側頭部の毛を取り出し、薄毛の部分に移植しようというのが自毛植毛です。
自毛植毛の効果
自毛植毛は自分の髪の毛を移植するため、拒絶反応はまず起きません。移植した髪の毛は90%以上が頭皮にきちんと根付きます。
また、移植した毛がAGAの影響を受けませんから発毛剤治療をしなくても、移植した毛はヘアサイクルに従ってずっと生え続けます。
とはいっても移植部分以外の毛はAGAの影響を受けるので、植毛面積が少ない人は継続して発毛剤治療をする必要があります。
例えば「生え際にだけ自毛植毛した」という人は将来的に頭頂部に薄毛が起こる可能性が高いですから、そうならないようにプロペシアを飲み続けるといった具合です。
自毛植毛の価格
自毛植毛は手術費用が他の治療とは桁違いに高額です。
手術料金は概ね100万円ほどかかってしまうのが当たり前で、上記の画像のような後頭部と側頭部の毛しか残っていないような薄毛なら毛根を2500本ほど採取する必要があり、金額も120万円くらいかかってしまいます。
自毛植毛についてもっと詳しく知りたい方は下記の関連記事を参照してください。
【関連記事】 自毛植毛と人口植毛の違い 自毛植毛後に起こる「離れ小島」現象の対処法を解説
毛を生やすのではなく薄毛を隠すという選択肢「メディカルSMP」
こちらは治療とはまた少し違いますが、毛が生えているように見せるという改善方法もあります。
O型ハゲのように全体的に毛が薄くなってくる場合はかつらを被るといった方法を取りますが、M字ハゲの場合は隠すべき面積も少ないため「メディカルSMP」という方法がオススメです。
メディカルSMPとは簡単に言ってしまえば、頭皮に髪を描く手術のことです。
手術用の極小の針で頭皮に穴を開けて専用のインクを注入すると、入れ墨のようになったインクが坊主頭にしているときのような短い髪の毛のように見えます。
この「見た目は髪の毛」を薄毛の気になる部分に1本1本書いていくのがメディカルSMPという手術です。
メディカルSMPは薬の成分によって薄毛を解消するような、医学的な脱毛対策ではありません。
そのため、個人差などで効果が出ないということは一切ありません。
治療を受けたい場所に必ず「髪の毛を描く」ことができるのです。
また、メディカルSMPなら実際に髪の毛が生えてくるのを待つといった必要がなく、施術を受けた直後に効果が実感できるというメリットもあります。
もし「薄毛が隠れるなら別に自分の毛じゃなくてもいい」というのであれば、メディカルSMPのような隠す対策も良い選択肢となるでしょう。
M字ハゲの治療でオススメなのは「発毛剤治療」!
さて、ここまでさまざまなAGA治療法を紹介してきたわけですが、種類が多いと「どれを選べばいいのかさっぱりだ」という方も多いでしょう。
そんなあなたには以下の4つの理由から発毛剤治療がオススメです!
発毛剤治療はメジャーかつ手軽
発毛剤治療はほとんどどこのAGAクリニックに行っても行われているくらいにメジャーかつ手軽です。
地方に住んでいるからクリニックの選択肢が少ないという方でも発毛剤治療ならクリニックさえ近場にあれば受けることができます。
治療内容も「指示された薬を飲む」というだけですからお手軽です。
初期のM字ハゲなら副作用のリスクが低い
また、M字ハゲの人の発毛剤治療は副作用のリスクを低く抑えることもできます。
M字ハゲの人はAGAの初期症状である場合が多く、薄毛が初期ならば強い副作用が出るような薬を使わなくて済むからです。
頭皮や髪を傷つけないので安心できる
発毛剤治療であれば自毛植毛のように頭皮を抉ったり、メディカルSMPのように頭皮にインクを沈着させたりしないので安心できるというのもポイントです。
薄毛を対策するためとはいえ、頭皮を抉ったり皮膚の中にインクを沈着させるのはぞっとしない話です。
自毛植毛をしても結局発毛剤治療はすることになる
自毛植毛は毛がほとんど抜け落ちてしまったAGA末期の人にとっては最強の治療法と言えるでしょう。移植した毛が多ければ多いほど抜けない毛も増えるからです。
しかし、M字ハゲの場合は「生え際にだけ移植」といったパターンになることが多く、発毛剤治療をしなければ頭頂部や治療を受けていない部分の生え際がハゲてしまう可能性が高くなってきます。
簡単に言えば、M字ハゲの人が自毛植毛をしても将来のAGA予防のためにプロペシアの服用がやめられないのです。
でしたら治療にかかるコストを考えて発毛剤治療一本に絞ってもいいだろうというのが私の意見です。