AGA(エージーエー) 髪の毛の基礎知識
2017.06.19更新
年齢別のAGA発症率まとめ!AGAって何歳からなりやすいの?
このページではAGAの発症率を年齢別にまとめ、薄毛のリスクがいつ頃から高まっていくのかを検証していきます。
目次
AGAって何歳から起こるの?
AGAは明確に「何歳から起こる」と決まっているわけではありません。
AGAの原因となる薄毛遺伝子を遺伝していても50代、60代になるまで発症しない人もいれば、逆に10代後半から発症してしまう人もいいます。
これは薄毛の原因となる遺伝子だけではなく、薄毛がどれくらいのレベルで起こるのかという「薄毛の起こりやすさ遺伝子」という別の遺伝子も親から受け継いでいて、その薄毛の起こりやすさ遺伝子によって発症時期に個人差があるからです。
薄毛と遺伝の関係については「薄毛と遺伝の関係を徹底解説」の記事で解説していますので、詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
AGAの発症率は年齢を重ねるごとに上がっていく!
AGAは何歳でも起こりうると言いましたが、やはり年齢ごとにある程度の差はあり、「歳をとるごとにAGAの発症リスクが上がっていく」というデータが出ています。
具体的な年齢別の発症率は以下のとおりです。
- 20代:6%
- 30代:12%
- 40代:32%
- 50代:44%
- 60代:51%
- 70代:61%
AGAの発症率は40代で跳ね上がる!
特筆すべきは20代・30代でAGAを発症した人に比べて40代でAGAになった人がかなり多い点です。
20代・30代の若い時期に薄毛にならなかったため「自分は大丈夫」と思っていたら40代から一気にAGAになってしまったというケースも多く、若い時に薄毛にならなかったからもう安心という考えは危険なようです。
もし40代で抜け毛が増えたり、髪の毛が細くなってきたりといった症状を自覚したときは迷わずに薄毛治療専門のクリニックへいくのがおすすめです。
20代・30代での若ハゲも発症率は少ないながらも確実に存在している!
30代だと40代の半分以下、20代だとさらにその半分の発症率ではありますが、若い時期からAGAになってしまうケースもやはり一定数存在していることがわかります。
発症率6%というとイマイチ実感が湧かないかもしれませんが、日本の20代男性の人口が約630万人なので、およそ38万人が若ハゲに悩まされているという計算になります。
38万人と考えると、それほど少ない数値ではないと思えてきますよね。
薄毛において「発症率が低いから大丈夫」という考えは危険なのです。
将来AGAになるかどうかを事前に知るには遺伝子検査しかない!
将来的にAGAになるかどうかを個人のセルフチェックだけで知る方法は、現時点では存在しません。
AGAは両親から薄毛遺伝子を遺伝していなければ発症しないので、親族の薄毛状況を確認するというのもひとつの手ではあるのですが、それでできるのは薄毛リスクの大小を測ることくらいです。
じゃあ実際に薄毛になるまで自分がAGAになるかどうかはわからないのか、というとそれがそうでもないのです。
最近になって、AGAの原因となっている薄毛遺伝子を遺伝しているかどうかを調べることができるAGA遺伝子検査というものが開発されました。
かつては「どうやら両親から受け継いだ遺伝子が原因となっているらしい」としかわかっていなかった遺伝子が、どういう形をしているかがわかったため、AGAになる前からその遺伝子を持っているかどうかを調べることができるようになったのです。
遺伝子検査を受けることで、かなり高い精度で自分が将来AGAになるかどうかがわかります。
AGAになるリスクをしっかりと知っておきたいという方はぜひ受けておきましょう。
遺伝子検査については「AGAの遺伝子検査を徹底解説」で詳しく解説しているので、もっと詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
まとめ
AGAは年齢を重ねれば重ねるほど発症率が高くなるものの、いつ発症してもおかしくはない脱毛症です。
「まだ若いから薄毛にならない」、「若いときに大丈夫だったからこれからも大丈夫」といった考えは必ずしも正しいとは限りません。
薄毛はいつ自分の身に起こってもおかしくないことだと認識し、遺伝子検査を受けるなど、事前にAGAへの対策をしておくようにしましょう。