AGA(エージーエー) 髪の毛の雑学
2017.11.14更新
AGAと頭のかゆみの関係は?原因と3つの対策
目次
AGAの症状に頭のかゆみはない!
まず結論から言うと、AGAの症状に「頭皮のかゆみ」はありません。AGAと頭皮のかゆみは無関係です。
医学的に、かゆみとは「軽い炎症」や「ごく軽い傷」などによってもたらされるものです。
簡単に言えば、痛いと感じない痛みがかゆみというわけなのですが、AGAには軽い炎症や軽い傷もたらす仕組みがありません。
AGAについては「AGA(エージーエー)とは?男性型脱毛症による薄毛・ハゲの原因と治し方!」で解説しているので詳しくはこちらを参考にしてほしいのですが、AGAのメカニズムは「男性ホルモン受容体」という物質が男性ホルモンを材料として抜け毛を誘発する脱毛因子を作り出すというものです。
この一連の流れの中で、頭皮にかゆみをもたらすような物質は作られることがないのです。
よって、どれほど頭皮のかゆみが出ていようと、それはAGAの初期症状ではありません。
もし不安であれば薄毛治療専門のクリニックで無料カウンセリングを受けてみてください。無料でAGAかどうかの診断を受けることができます。
実際に私が無料カウンセリングでAGA診断を受けてきたときのレポートもあるので「銀座総合美容クリニック(銀クリ)の無料カウンセリング体験記【口コミ】」で雰囲気を掴んでみてください。
頭皮にかゆみと抜け毛をもたらす4つの原因
まず、最初に知っておいてほしいのが、髪の毛自体はどれだけ健康でも1日に平均で70本ほど抜けるということです。どれだけ抜け毛対策をしても抜け毛の本数は絶対にゼロにはなりません。
私たちの髪の毛は4〜5年ごとに生え変わっています。
いわば髪の毛には寿命があるわけで、その寿命が来てしまった毛は必ず抜けてしまうのです。
詳しくは「髪の毛は全部で12万本で1日に抜ける毛は68本!髪の毛の総本数から1日の抜け毛を数学的に解明」の記事で解説しているのでこちらの記事を参考にしてください。
季節によっても本数は変動するのですが、それを考慮しても1日100本くらいまでなら問題のない普通の抜け毛と言えます。
もしもそれ以上の抜け毛が起こっているのであれば、以下の4つのかゆみの原因が抜け毛をも引き起こしている可能性があります。
シャンプーや育毛剤などのヘアケアグッズが肌に合ってない
シャンプーやコンディショナー、あるいは育毛剤などの日常的に使っているヘアケアグッズが肌に合っておらず、炎症を起こしているパターンです。いわゆる敏感肌の人に多いですね。
肌に合っていない、とは要するにヘアケアグッズの成分で頭皮がアレルギーを起こしてしまっているということです。
アレルギーというとひどいものを想像してしまいがちですが、単に皮膚がかゆくなる程度の軽いアレルギーも多く存在しています。
軽いとは言え皮膚に炎症が起こりますから、その炎症のせいで栄養が行き渡りにくくなり、抜け毛が起こることがあります。
頭がうまく洗えていない
髪の毛の洗い流しが不十分で頭皮に皮脂やシャンプーが残ると、それが雑菌繁殖の餌となってしまい、増えた雑菌で頭皮が炎症を起こすことがあります。
ひどいものになると「脂漏性皮膚炎」などの病気にも発展することがあるので、ただの洗い残しと侮ってはいけません。
また、清潔であろうとするがあまりに1日に何度もシャンプーをしてしまう人がいますが、これもNGです。
髪の毛を洗いすぎると頭皮の皮脂を洗い流しすぎる結果につながってしまいます。
皮脂を何度も洗い流していると、身体は「皮脂が足りない」と判断して皮脂を大量分泌するのですが、それが雑菌の餌となることもあるのです。
頭皮が乾燥してひび割れている
秋や冬は頭皮が乾燥しやすく、頭皮がひび割れてかゆみを引き起こすことがあります。
皮脂による肌のバリアがなくなってしまい、皮膚の水分がどんどん蒸発してしまうのです。
先ほどは皮脂が多すぎると雑菌の餌になると言いましたが、少なすぎるのもそれはそれで問題というわけですね。
また、秋は夏場の強い紫外線や汗による雑菌繁殖で痛んだ髪が早めの寿命を迎えがちで、そのツケによる抜け毛が秋にまとめてくるパターンが多いです。
もともとフケや皮脂が出やすい体質
外部的な原因ではなく、もともとフケや皮脂が出やすい体質ということもあります。
フケや皮脂そのものは悪くないのですが、放置すると雑菌繁殖の餌となってしまい、そこから炎症・かゆみが起こることがあります。
また、フケや皮脂が出やすい体質を自覚している人はシャンプーを多めに行ってしまいがちという問題もあります。
すでに説明したように過剰な洗髪は皮脂の大量分泌を招いて、頭皮のかゆみを引き起こしかねません。
それではこれらの問題はどうやって対策すればいいのでしょうか。
かゆみと抜け毛の3つの対策
かゆみ、そして抜け毛を対策するためには頭皮を気づかうことが大切になって来ます。
特に大切なのが
- 頭皮に合ったヘアケアグッズを選ぶ
- シャンプーは正しい方法で適切な回数行う
- 頭皮が乾燥しないように保湿を行う
の3点です。
それぞれの重要性も見ていきましょう。
頭皮に合ったヘアケアグッズを選ぶ
頭皮に触れるものはアレルギーを引き起こす可能性もあるため、自分に合ったもの、頭皮に大きな影響を与えないものを選びましょう。
特に頭皮に合わない製品だったときはすぐに使用を中止して、自分にあった製品に変えることが大切です。
少々もったいない気もしますが、健康な頭皮環境の方が大切ですからね。
シャンプーは1日1回、正しい方法で行う
シャンプーが正しく行えていないとどれだけ頭皮にあった製品を使っていてもかゆみや抜け毛が起きてしまう危険性があります。
まずシャンプーのやりすぎは皮脂の大量分泌を招いてしまうので、1日1回に抑えてください。
もしも複数回シャワーを浴びたいときは、シャンプーを使わないで洗い流すようにしましょう。
皮脂の洗い流しすぎはシャンプーの強い洗浄力によって起こっているので、シャンプーさえ乱用しなければそれほど問題はありません。
また、シャンプーの方法も重要で、下手な方法でシャンプーを行うと頭皮を引っ掻いたりして傷がついてしまうこともあります。
「排水溝に絡みつく抜け毛とさよなら!正しいシャンプーの使い方」を参考にして正しい方法でのシャンプーを行なってください。
頭皮が乾燥しないように保湿を行う
乾燥しやすい季節には頭皮の乾燥に気を払うようにしましょう。
室内であれば加湿器、室外であれば頭皮用の化粧水などを使って頭皮の保湿を行うことが好ましいですね。
また、保湿力の強いシャンプーなども売られているので、そういったものに切り替えるのもありです。
必要なのはAGA対策ではなく個別のかゆみ対策!
AGAにはかゆみの症状がないため、頭皮のかゆみと抜け毛の同時発生でAGAを心配する必要はありません。
かゆみはAGA以外の原因で起こっているので、自分のかゆみの原因がどれかを探って適切な対策を行うことが大切です。
自分の体質に合ったシャンプーを選んだり、「排水溝に絡みつく抜け毛とさよなら!正しいシャンプーの使い方」を参考に髪の毛を正しく洗うなどの対策を行なってみてください。
また、自分がAGAかどうか不安な場合薄毛治療に対応しているクリニックで無料のカウンセリングを受けることをおすすめします。
無料でAGAかどうかの診断をしてもらえるので、満足のいく結果が得られるでしょう。
無料カウンセリングの雰囲気は私が実際に体験して来たときの記事があるので「銀座総合美容クリニック(銀クリ)の無料カウンセリング体験記【口コミ】」を読んで雰囲気などを感じてもらえたらと思います。