AGA(エージーエー) 発毛剤 薄毛治療
2017.11.07更新
M字ハゲの治療で本当に効果のある薬・発毛治療まとめ【必見】
このページでは、M字ハゲの治療の方法をまとめました。
目次
M字ハゲの原因はAGA
M字ハゲの治療方法を紹介する前に、M字ハゲの原因を説明しましょう。
まず結論から言ってしまうと、M字ハゲになってしまうのは「AGA(男性型脱毛症)」が原因です。
AGAは「男性ホルモン」や「遺伝物質」などが原因となっていますので、「生活習慣の改善」や「頭皮マッサージ」などで防いだり改善したりはできません。
ホルモンなどの働きを弱めるためには、医学的な治療を行うしかないのです。
AGAについてより詳しく知りたい人は「AGA(エージーエー)とは?男性型脱毛症による薄毛・ハゲの原因と治し方!」をご覧ください。
M字ハゲの進行を止めるフィナステリドは基本中の基本!
M字ハゲを治療する上で欠かせないのが「フィナステリド」という成分です。
これから紹介する治療方法をすべて行っても、このフィナステリドを抜いてしまうだけで効果が激減してしまうほど重要です。
フィナステリドが配合されている薬でもっとも有名なのは「プロペシア」ですね。
フィナステリドの効果と副作用
フィナステリドは、AGAの原因の1つである「5α-リダクターゼ」という酵素の働きを阻害して、AGAの進行を抑える効果があります。
フィナステリドが配合されているプロペシアを使った実験では、このような結果が出ています。
24歳から50歳の男性型脱毛症患者 (Modified Norwood-Hamilton分類23)、24) IIvertex、IIIvertex、IV及びV: 図2) 414例を対象とした48週間のプラセボ対照二重盲検比較試験において、頭頂部毛髪の変化を写真により7段階で評価した結果、本剤投与群 (0.2mg/日及び1mg/日) はプラセボ群と比較して統計的に有意な改善を示したが、実薬群間では統計的な有意差は認められなかった (図3)。
投与前と比べ48週で改善と判定されたのは、0.2mg投与群で54.2% (71/131例)、1mg投与群で58.3% (77/132例)、プラセボ群で5.9% (8/135例) であった。
簡単にまとめますと、要するに「AGAの人がプロペシアを48週間使ったら、50%を超える人が改善した」ということです。
ただし、フィナステリドには注意がいくつか存在します。その一つは副作用です。
同じくプロペシアを使った実験では「勃起不全(ED)」「精力減退」などが確認されています。
副作用の確率は低いとはいえ、きちんと理解しておくのが大切です。
フィナステリドの効果や副作用をより詳しく知りたい人は「フィナステリドの効果と副作用を徹底解説!」をご覧ください。
フィナステリドの購入方法と価格
フィナステリドが配合された薬は色々ありますが、大きく「日本製」と「海外製」に分けられます。
日本製のフィナステリド製剤は「AGA専門クリニック」か「皮膚科など一般の医療機関」で、海外製のフィナステリド製剤は「個人輸入」で購入できます。
フィナステリドの価格は購入方法や場所によって変わりますが、だいたい1ヶ月分の相場はこれくらいです。
- プロペシア・・・7,000円~10,000円
- 日本のフィナステリド・・・4,000円~8,000円
- 海外のフィナステリド・・・2,000円~3,000円
フィナステリドの購入方法や価格をもっと詳しく知りたい人は「フィナステリドの価格とお得な購入方法を徹底解説!」をご覧ください。
フィナステリドが効かない人はデュタステリドを使おう!
ほとんどの人はフィナステリドで治療できますが、ごくまれに「フィナステリドが効かない」という体質の人がいます。
もしもフィナステリドが効かない体質だった場合は、「デュタステリド」を使いましょう。
デュタステリドは、フィナステリドよりも高い効果を持ち、AGAの進行を強力に抑えます。
しかし、高い効果の代わりに「勃起不全(ED)」「精力減退」などの副作用がフィナステリドよりも出やすくなっています。
デュタステリドについて詳しく知りたい人は、それぞれ関連記事をご覧ください。
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髪の毛を生やしたいならミノキシジルを使おう!
先程紹介した「フィナステリド」と「デュタステリド」は、あくまでもAGAの進行を止める薬で、毛を生やすための薬ではありません。
AGAの進行を止めることで結果的に髪の毛が増えることはあるのですが、自分の身体の力で生やすことになるため時間がかかる可能性が高いのです。
抜け毛を抑えるフィナステリドが基本になるのは間違いないのですが、その上でさらに「髪の毛を生やしたい!」と思う人はミノキシジルを使いましょう。
ミノキシジルが配合されている薬には「塗り薬(外用薬)」と「飲み薬(内服薬)」の2種類があります。
外用薬なら「リアップ」、内服薬なら「Noxidil」が有名です。
ちなみに、内服薬の方はミノキシジルタブレットを略して「ミノタブ」と呼ばれることもあります。
ミノキシジルの効果と副作用
ミノキシジルには「使った部分に毛を生やす」と言うとてもわかりやすい効果があります。
外用薬は成分が流れ落ちてしまったり、頭皮バリアに弾かれるため効果が緩やかですが、その代わり副作用も「かゆみ」「発疹」など緩やかなものが多いです。
逆に内服薬は成分を体内に取り込むため外用薬よりも効果が高いですが、代わりに「めまい」「動悸」など少し重めの副作用が出やすいので注意が必要です。
ミノキシジルの効果や副作用について詳しく知りたい人は「ミノキシジルとは?効果と作用機序を徹底解説」をご覧ください。
ミノキシジルの購入方法と価格
ミノキシジルの外用薬(リアップ)は「ドラッグストア」「ネット通販」で、内服薬(ミノタブ)は「AGAクリニック」「個人輸入」で購入できます。
ミノキシジルも購入方法や場所で価格が違いますが、だいたい一カ月あたりの相場はこれくらいです。
- リアップ・・・7,000円~8,000円(1本)
- ミノタブ(AGAクリニック)・・・5,000円~10,000円(1ヶ月分)
- ミノタブ(個人輸入)・・・1,000円~2,000円(1ヶ月)
ミノキシジルの購入方法や価格を詳しく知りたい人は、それぞれ関連記事をご覧ください。
【関連記事】
- 「ミノタブ(ミノキシジルタブレット)の価格とお得な購入方法を解説!」
- 「リアップシリーズの価格は?コスパがいいのはどれ?リアップシリーズの値段と購入方法を解説」
- 「ミノキシジルジェネリック医薬品の価格と購入方法を徹底解説!」
AGAクリニックでは発毛のための施術が受けられる!
AGA治療の基本は、フィナステリド(またはデュタステリド)とミノキシジルの2つですが、専門的なAGAクリニックでは「発毛治療」という特別な施術を受けることができる場合があります。
現在行われている発毛治療は「メソセラピー」「HARG療法」「自毛植毛」の3種類です。
次はこの3つの治療を一つ一つ紹介していきます。
メソセラピー
メソセラピーとは、ミノキシジルやフィナステリド、成長因子などの様々な成分を配合した「カクテル」を頭皮に直接注入する治療方法です。
頭皮に直接成分を注入するので、外用薬や内服薬よりも高い効果が期待できる場合があります。
ただし、クリニックによって使われるカクテルや対応している注入方法が違うので、事前に確認することをおすすめします。
メソセラピーについて詳しく知りたい人は「メソセラピーはAGA治療に効果なし?発毛効果・費用・口コミを徹底検証」をご覧ください。
HARG療法
HARG療法は、メソセラピーと同じく成分を直接頭皮に注入する治療方法です。
メソセラピーとの違いは、「ミノキシジルやフィナステリドなどが入っていない」「どのクリニックでも同じカクテルが使われる」という点です。
HARG療法も注入方法が色々あるので、注入方法だけは確認しておきましょう。
HARG療法について詳しく知りたい人は「HARG療法は効果なし?治療期間・費用・口コミを徹底検証!」
自毛植毛
自毛植毛は、AGAにならない部分の髪の毛を毛根ごと薄くなっている部分に植え替える手術です。
実は、AGAは後頭部や側頭部の毛には影響を与えないという特徴があるので、後頭部から持ってきた毛根を移植するとその毛はAGAで抜けない毛になるんですね。
つまり、AGAの影響を受けない毛を薄毛の部分に移植するのが自毛植毛というわけです。
毛根を移植するので、見せかけだけでなく実際に毛が生える上に、特別なケアをしなくても他の毛と同じように生え変わります。
ただし、移植した毛以外はAGAの影響を受けるので、施術後にはAGAの進行を止めるフィナステリドやデュタステリドの併用が必要ですので注意してください。
自毛植毛について詳しく知りたい人は「【最新】自毛植毛の技術情報まとめ!費用を本数で徹底比較!」をご覧ください。