生活習慣 髪の毛の雑学
2017.06.17更新
テストステロンで育毛を!ホルモンバランスを整え、減少してきた男性ホルモンを増加する方法3選
「「テストステロンは薄毛の原因だから減らすべき」って本当?誰も教えてくれなかった男性ホルモン「テストステロン」の真実」でも解説しているように、テストステロンは薄毛の原因となるどころか毛を濃くする効果を持っています。
テストステロンの減少は髪の毛の成長にとってマイナスであり、減ってきたのなら増やしにかかるのが正解なのです。
それではいったいテストステロンはどのように分泌されていて、どういった方法で増やせるのでしょうか。
このページではテストステロンの仕組みと増加方法について解説します。
目次
テストステロンはどのようにして分泌されているのか
テストステロンは「自律神経」という神経によって分泌量がコントロールされています。
自律神経とは、簡単に言えば「生命活動に必要不可欠な部分を自分に意思とは無関係にコントロールしている神経」のことです。
例えば全力疾走したら心臓の動きが早くなったり、暑いときに汗をかいて体温を調節するといった反応は自分の意思で「よし!今から心臓を早く動かすぞ!」とか「大量に汗を出すぞ!」と意識して行っているわけではありませんよね。
こういった意識して行なっているわけではない(意識してもできない)ことを担当しているのが自律神経という神経なのです。
私たちは「男性ホルモンをたくさん出すぞ!」とか意識しても男性ホルモンの分泌量を増やせたりしませんよね。
これは自律神経によって男性ホルモンの分泌量が管理されているからなのです。
交感神経と副交感神経がバランス良く働いていることが大切!
自律神経には「交感神経」と「副交感神経」というふたつの種類の神経があります。
交感神経は日中に活動しているとき活発になる神経で、緊張やストレスを感じているときなどには強くはたらきます。
周囲の状況に応じて素早く反応するための神経であるため、スポーツをしているときなどは最高潮に高まります。
一方で副交感神経は夜間に休息しているとき活発になる神経です。日中に溜まった疲れなどを取り除いて回復する役割を持っています。
よく「風邪をひいたときは寝れば治る」と言われているのはこの副交感神経が活発にはたらいているからなんですね。
このふたつの自律神経はどちらが多くはたらいていればいいというものではなく、どちらのバランスも取れている状態が健康的な身体にとって重要なこととなります。
ですので、十分な睡眠時間を確保できなかったり、昼夜逆転をしているようだと交感神経と副交感神経のバランスが崩れて身体に健康的な被害が出てくる危険性があります。
そうならないためにも、次で説明するような対策を実施して自律神経のバランスを保つことが大切になってくるのです!
自律神経のバランスを保ってテストステロンを減らさない方法
今回の記事は「テストステロンを増加する方法3選」と銘打ってますが、実際にはテストステロンを増やすことはできません。
そもそもテストステロンは思春期を過ぎればあとは老化とともに減っていくだけの物質であるため、ダイレクトにテストステロンを摂取しない限りは増えることがないのです。
ですから、今回ご紹介する方法は厳密に言えばテストステロンを増やす方法ではなくテストステロンを減らさないようにする方法だという点には注意してください。
1.睡眠時間をきっちりと確保して昼夜逆転もしない
夜間の睡眠は副交感神経がはたらくために重要な要素です。
昼夜逆転をして夜に寝ない生活をするのは当然NGですし、夜に寝ていても十分な睡眠時間を確保しないのもNGです。
最低でも7時間の睡眠時間は確保しましょう。
ちなみに、よく「ゴールデンタイム」とか言われている10時から2時の間ですが、あのゴールデンタイム理論には医学的な根拠がないため就寝する時間をあの4時間に収める必要はありません。
重要なのは夜間にきっちりと眠ることです。
2.ストレスを軽減するため。定期的にリラックスする習慣をつける
「ストレスは良くない」というのは男性ホルモンに関わらず、健康的な分野においてはどこでも言われていることです。
これは自律神経のバランスを保つためにも重要なことで、ストレスの感じすぎによって自律神経のバランスが崩れることは男性ホルモンが減少にもつながります。
先ほども説明したように、ストレスは自律神経の交感神経にはたらきかけますから、ストレスを感じすぎてしまうと交感神経が耐えられなくなってしまうんですね。
そうならないためにも、定期的にリラックスできる習慣を作ってストレスを軽減していくのが重要になってきます。
たとえば週に1回は美味しいものを食べに行くとか、誰とも交流しないで精神を休める日を作るとか、自分がリラックスできる習慣であればなんでもかまいません。
理想を言えばストレスを一切感じることのない生活を送れれば最高ですが、実際の現代社会ではストレスを感じないで暮らすなんてことは不可能ですから、定期的にリラックスできる環境を作ってストレスを軽減していくというのが現実的な対策となりますね。
適度に運動をする
在宅で仕事をしている方などに多いのですが、1日まったく家から出ない日が多いという生活をしている人がいます。
1日中引きこもっていると交感神経があまりはたらかず、自律神経のバランスを乱してしまうことにつながります。
交感神経を活発にするには運動をするのが最適ですから、軽くウォーキングやジョギングをする程度の運動を習慣に取り入れるようにしましょう。
まとめ
テストステロンは自律神経によって分泌量が決まり、自律神経のバランスが崩れることでホルモンバランスも崩れてしまうことがわかりました。
テストステロンを不用意に減らさないためには日常的に十分な睡眠や適度な運動などの対策を取るべきです。
思春期を過ぎればテストステロンは老化によって減って行く運命にあります。それまでに極力テストステロンが減らないようにやっていきましょう。