AGA(エージーエー) 髪の毛の基礎知識
2017.09.19更新
【画像付き】つむじハゲの基準は?薄くなったつむじとハゲの見分け方とセルフチェック時のNGポイント
このページではつむじハゲの基準や見分け方、セルフチェック時のポイントについて解説します。
目次
1分でわかるつむじハゲの基準と見分け方
つむじの大きさは人それぞれな上、つむじの個数すら人によるので、つむじハゲに明確な基準はない。
もし自分のつむじがハゲていっているかを知りたいのであれば、自分のつむじを毎日写真で記録して、徐々に薄くなっているかどうかをチェックするくらいしか方法がない。
あるいは、AGAが原因となっている場合限定だが、「AGAの遺伝子検査を徹底解説」で紹介しているようなAGAの遺伝子検査を受けることで「自分のつむじがハゲているか」あるいは「将来的につむじがハゲるかどうか」を知ることができる。
つむじハゲは通販で売られているような育毛剤や育毛シャンプーでは絶対に治らず、「AGAの医学的治療まとめ」で解説しているような医学的治療でしか治すことができない。
つむじハゲの基準は?
つむじハゲに明確な基準はありません。
つむじの形や大きさは人それぞれですし、つむじの個数ですらふたつの人や3つの人がいるくらい個人差の激しい部位なので、薄毛と薄毛じゃない部分の境界を定めるのが困難だからです。
ですから、「つむじの面積が○平方センチメートルまではハゲてないけど、○○平方センチメートルを超えたらその瞬間からハゲているとする」といったような絶対的な基準を設けていないんですね。
今のところ、実際につむじハゲかどうかの判断をしようとすると目視で他人のつむじと比較するか、あるいは写真撮影などで記録した自分の過去のつむじと比較するしかないのです。
そもそもつむじハゲってどういう状態?
つむじハゲは一般的にAGAと呼ばれる脱毛症によって、つむじが広がるように薄毛が進行している状態を指します。
AGAは「毛が成長途中で抜けるようになり、どんどん細く短くなっていく」という脱毛症です。
AGAについては「AGAとは?」の記事で解説しているので、詳しく知りたい方はこちらを参考にしてください。
つむじがハゲてしまうリスクを高確率で計算できる遺伝子検査は存在する
厳密にはつむじハゲのチェックをしているわけではないですが、できるだけ正確に薄毛かどうかを知りたい方には遺伝子検査という方法があります。
実はつむじがハゲてしまうAGAには遺伝子学上に特徴がありまして、つむじハゲが起こる人と起こらない人では遺伝子の作りが違うんですね。
ですから、あらかじめその薄毛遺伝子を持っているかどうかを調べることで、「いま現在薄毛かどうか」ということや「将来的に薄毛になるかどうか」を調べることができるのです。
遺伝子検査については「AGAの遺伝子検査を徹底解説」での記事が詳しいのでこちらを参考にしてください。
目視でつむじとつむじハゲを見分ける際の注目点
確実な判断ができるわけではありませんが、目視での判断はひとつの判断材料としては重要です。
そこで、この項では目視でつむじとつむじハゲを見分ける際のポイントを見ていきます。
髪の毛の隙間から見えている地肌が目立っていないか
つむじ部分の頭皮が見えているのは、つむじを中心として外に広がるように毛が生えているからです。
毛の生え方がつむじとは逆方向になっているため、つむじに関しては頭皮が見えていても当たり前なのですが、つむじの中心部よりも外側ですら頭皮が透けて見えているようだとつむじハゲの可能性が高くなります。
本来なら毛で隠せている部分が隠せていないということは、毛が細くなっていて頭皮が隠しきれていない可能性が高いのです。
たとえば上の画像で言えば、髪の毛の根元が細くなっているせいで、毛が太ければ隠せているはずの部分が透けて見えてしまっていますよね。こういった場合はつむじハゲの可能性が高いと言えるわけです。
「地肌自体は髪の毛で隠せているが、隙間から頭皮が見えてしまっている」という部分が目立つ場合には薄毛が進行していると考えた方がいいでしょう。
細い抜け毛が増えていないか
上でも少し触れましたが、つむじハゲは「毛が細いせいで頭皮が隠しきれていない」ことによってつむじが広がって見えています。
ですから、つむじハゲになると抜け毛にいつもよりも細い毛がたくさん増えてきます。細い毛が生えてくるようになってしまったのですから、抜け毛も細いものが増えるのは当然ですよね。
もしも細い抜け毛が目立ってきているようであれば、それはつむじハゲの危険信号です。薄毛対策の準備を始めておきましょう。
つむじセルフチェックの注意点
つむじが薄くなっていないかどうかを鏡でセルフチェックしている人はたくさんいますが、誤ったチェック方法のせいで余計な悩みを抱えてしまっている人がとても多いです。
ここではつむじを鏡で確認する際にやってはいけないNG行為を紹介していきたいと思います。
お風呂に入っているときやお風呂上がりにつむじをチェックしている
髪の毛は水で濡れると束になって固まるため、シャワーを浴びたあとのつむじはいつもよりも頭皮が透けて見えるようになります。
そんな状態で「つむじが薄くなっていないか」を正常に判断することはほぼ不可能と言っていいです。
頭の中ではしっかりと髪の毛を乾かした人のつむじを思い浮かべてるのに、目の前には濡れた自分のつむじがあったらどうしたって濡れてるつむじがハゲて見えてしまいます。
すると、実際には自分のつむじが正常であるにも関わらず「自分はつむじがハゲているんだ」と落ち込んでしまうことになるのです。
つむじをチェックするのは髪の毛をしっかりと乾かしてからにしましょう。いつもどおりに髪型をセットしたあとであればなお良いです。
つむじを見ようとするあまり、髪の毛を手で押さえつけてしまう
頭頂部にあるつむじを鏡で確認するのは、実は結構難しいことだったりします。
ただでさえ見づらい位置にあるのに、髪の毛が視界をふさぐので余計に見えづらくなってしまいますからね。
こういうとき、ついつい髪の毛を手で押さえてつむじが見やすくなるようにしてしまいがちですが、これはNG行為です。
髪の毛を手で押さえつけるとシャワーを浴びたときのように髪の毛がペッタリと頭皮にくっつくため、普段よりも頭皮が透けて見えるようになります。
この状態でつむじを確認するといつもどおりのつむじが確認できず、頭皮がより露出しているように見えてしまうんですね。
頭頂部にあるつむじは鏡では確認しづらいので、スマホのカメラで写真撮影するなどして確認するようにしましょう。
つむじハゲを治すならAGAクリニックでの医学的治療を!
つむじハゲを引き起こしているAGAは、遺伝的に「男性ホルモンを抜け毛誘発物質に変えてしまう」という性質の遺伝子を持っている人にだけ起こる脱毛症で、この遺伝子を持っていない人はたとえどれだけ頭皮や髪の毛を痛めつけてもAGAになることはありません。
ですが、逆に薄毛遺伝子を持っていると、どれだけ頭皮を健康に保っていてもAGAが発症してしまいますし、薄毛の進行は止まりません。
これはAGAを引き起こす遺伝子を親から受け継いだことと、男性ホルモンを分泌することのどちらもが身体的な異常現象ではないからです。
AGAが身体的な異常を原因としていない以上、頭皮をどれだけ健康に保ったところで薄毛が止まることはありません。
どれだけ健康でも生まれ持った遺伝子はなくならないし、男性ホルモンの分泌が止まることもないのです。
AGAの医学的な治療については「AGAの医学的治療まとめ」の記事でも詳しく解説しているので、興味を持った方はこちらの記事も併せて参考にしてください。