髪の毛の雑学
2017.06.28更新
多いと薄毛の危険が増してしまう男性ホルモン「DHT(ジヒドロテストステロン)」を抑制できる、たったひとつの効果的な対策
「男性型脱毛症(AGA)の原因?DHT(ジヒドロテストステロン)について徹底解説」でも解説しているように、「DHT(ジヒドロテストステロン)」は男性型脱毛症「AGA」を引き起こしている主要物質のひとつであり、DHTを抑制することがAGAの対策に繋がります。
そんなわけで世の中にはDHTを抑制する手段の情報が大量に溢れかえっているわけですが、正しい情報を教えているページというのは非常に少なくなっています。
このページではDHTを抑制するために必要な正しい情報を解説していきます。効果のない対策に騙されないようにやっていきましょう。
食生活や生活習慣でDHTを減らしていくのは無理がある!
さて、DHTを減らす方向でやっていくことになったわけですが、ここで注意して欲しいのが誤情報に騙されてしまうことです。
誤った情報に触れてしまうと「自分では対策していると思い込んでいるが、実際には何も対策できていない」という状態ができあがってしまい、非常によろしくありません。
で、今回特に注意してほしいのが「食生活や生活習慣でDHTを抑制できる」という情報についてです。
よく「亜鉛を摂取すればDHTが抑えられる」とか「大豆に含まれるイソフラボンが男性ホルモンのはたらきを阻害する」といった情報を見かけますが、あんなものはすべて嘘です。
仮に亜鉛やイソフラボンがDHTを抑制するとしても、それだけで薄毛の対策になるかといったらまったくならないわけですよ。
結局のところ、もし仮に食事や生活習慣でDHTを抑えることができても、その効果が小さすぎたら意味がないんですよ。
例えば普段は100作られてるDHTが95まで抑えられるとかだったらほぼ無意味じゃないですか。
いくら副作用がないって言ったって、効果もないんだったら無価値なんです。
DHTの抑制にはフィナステリド、デュタステリドといった発毛剤を使うしかない
薄毛の対策となるほどにDHTを抑制したいのであれば、薬を使う以外に方法はありません。
確かに薬には副作用というリスクがつきまといますが、そもそも副作用と薬の効果は切っても切れない関係にあります。確かな効果のある薬には副作用がつきものですし、逆に副作用のない薬には効果がありません。
DHTを抑制しつつ副作用の危険性をゼロに抑えるなどという都合のいい話はこの世に存在しないんですよ。
自分の欲しいものだけを手に入れて一切の損はしない。これはあらゆる物事においての理想ですが、あらゆる物事で実現しない絵に描いた餅なのです。
第一、DHTの生成自体が健康的な肉体であれば行われて当然の行為ですからね。健康な肉体が正常な反応として行なっているDHTの生成を無理矢理に押さえつけている時点でなんらかの異常が出てくる可能性があるのは当たり前の話です。
それに、言われているほどフィナステリドの副作用は強くありませんし、過剰に恐れるようなものではありません。
詳しくは「恐れる必要はまったくなし!本当は怖くないフィナステリドの副作用」で解説しているのでこちらを参考にしてください。
まとめ
DHTの抑制はAGA対策の手段として重要な役割を持っていますが、健康的な食事や生活改善をしているだけでは煽らないという結論も出ました。
DHT対策について調べるときはデマにまどわされないようにしましょう。