発毛剤

リスクはどのくらい?!フィナステリドの副作用を徹底解説

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このページではフィナステリドの副作用について解説します。

フィナステリドそのものについて詳しく知りたい方は「フィナステリドを徹底解説」の記事をご覧ください。

フィナステリド治療で起こりうる副作用

フィナステリドには「AGAによる抜け毛が止まる」という効果以外にもいくつか他の効果(=副作用)があります。

これは決してフィナステリドが欠陥品だからではありません。

薬で身体に影響を与えたことによって、自分が求めていた以外の効果も身体に出てきてしまうのです。

フィナステリドは5α-リダクターゼにはたらきかけてDHTを作らせないようにする薬なわけですが、別にDHTは男性を薄毛にするためだけに生まれてきた物質ではありません。

ですから、DHTを阻害したことによって別の部分で問題が出てきてしまうことがある。それが副作用なのです。

それではどういった副作用がフィナステリドで起こりうるのかを見ていきましょう。

性欲減衰、勃起不全などの「性機能低下」

性欲が減衰した男性

フィナステリド配合の治療薬『プロペシア』の臨床試験では性欲減衰や勃起不全といった性機能の低下がわずかながら見られました。

48週間の二重盲検比較試験において、安全性評価対象276例中11例(4.0%)に14件の副作用(臨床検査値異常変動を含む)が認められた。主な症状はリビドー減退3例(1.1%)、勃起機能不全2例(0.7%)等であった。

また、臨床試験時は性欲減衰が1.1%、勃起不全が0.7%でしたが、臨床試験が終わって承認されたあとの使用試験ではさらに発現率が下がっています。

943例中5例(0.5%)に5件の副作用が認められた。主な症状はリビドー減退2例(0.2%)、肝機能障害2例(0.2%)等であった。

このときには性欲減衰が0.2%、勃起不全に至っては報告されていません。

このように、フィナステリドでは性欲が減衰したり、勃起不全が起こったりといった性機能の低下が副作用として起こりますが、その発現率はとても低いと言えます。

なぜ性機能の低下が起こるのか?

これはフィナステリドがもともと「前立腺肥大症」という病気の治療薬として開発された成分であるために起こった副作用だと考えられます。

前立腺肥大症は男性ホルモンによって起こる病気とされていて、治療のためには男性ホルモンのはたらきを弱める必要があります。

このときに起こる男性ホルモンの抑制効果によって男性の性機能が低下してしまうのです。

ただ、データでも出ているように実際の副作用発現率はもっとも高い臨床試験時のものを合計しても1.8%と比較的低いです。

これは薄毛治療に使われるフィナステリドは前立腺肥大症に使われるものよりも濃度が低く、男性ホルモンを抑える効果も小さくなっているからです。

肝臓の機能に異常が出る「肝機能障害」

臨床試験時には確認されていませんでしたが、その後の使用試験において2例だけ肝機能障害の副作用が確認されています

943例中5例(0.5%)に5件の副作用が認められた。主な症状はリビドー減退2例(0.2%)、肝機能障害2例(0.2%)等であった。

記録によれば、どの程度の症状かは不明ですが、943人中2人に肝機能障害が起こったようです。

なぜ肝機能障害が起こるのか?

肝機能障害が起こってしまう原因はフィナステリドの分解が肝臓で行われているためだと考えられています。

健康的な人であれば大丈夫なのですが、肝臓の機能が弱い人はフィナステリドを分解することが肝臓の負担となってしまうのです。

肝機能障害の発症例が0.2%と極めて稀なのも、おそらくは健康的な肝臓を持つ人には問題がないためだと考えられます。

ともかく肝臓が弱い人はフィナステリドの使用がリスクとなってしまうのは事実ですので、使うのを控えるか、医師との相談の上で服用するのが望ましいですね。

もしフィナステリドが効かなかったら?

フィナステリドは万能薬ではないので期待している効果が出てこない場合もありますが、その多くはだいたい以下の3つのどれかに当てはまると思います。

  • 服用期間が短すぎる。
  • →フィナステリドは1ヶ月や2ヶ月で効果が出る薬ではない。
  • 劇的な発毛効果を期待している。
  • →フィナステリドは抜け毛を止めるだけの薬である。
  • 生まれつきプロペシアに耐性がある。
  • →稀にプロペシアが効かない体質の人もいる。

上ふたつはともかくとして、生まれつき耐性を持っている場合はどれだけフィナステリドを飲んでも効果が出にくいですから、もし「効果がないな」と感じたら医師と相談して治療方法を変えるなどの対策を取るべきでしょう。

詳しくは「フィナステリドが効かない3つのワケ」という記事でも解説していますので、もし「フィナステリドで治療をしているのにまったく効果がない」という場合はこちらの記事を参考にしてください。

またフィナステリド以外の発毛剤が知りたい方は「AGA治療に効果のある発毛剤」の記事でまとめていますのでこちらも参考にしてみてください。

まとめ

フィナステリドはAGAを治す効果を持っていますが、身体に影響を与えることから薄毛治療以外の効果も発揮してしまいます。

男性ホルモン『DHT』を阻害するフィナステリドでは男性ホルモンを阻害したことによって性欲減衰といった性機能の低下が起こることがありますが、これはフィナステリドが欠陥品だったり、危険な薬物だから出てくるものではありません。

フィナステリドに限らず、人体になんらかの影響を与える薬には多かれ少なかれ必ず副作用があります。

自分が求める効果だけを発揮する薬は基本的に存在しないのです。

副作用がある薬を選択肢から排除するのではなく、副作用がどういったものでどれくらいの割合で起こっているのかといったデータから判断し、治療におけるリスクをしっかりと理解することが大切です。