プロペシアで効果を実感できる服用期間は？

このページではプロペシアの服用期間について解説します。

1分でわかるプロペシアの服用期間

国内の実験では、プロペシアは1年間の服用で58.3％の患者に改善が見られたという結果が出た。

このことから、プロペシアで効果が実感できるまでには1年以上の使用が好ましいと考えられる。

ただし、これは「効果を実感できるまで」の期間であるため、満足できるほどの効果が得られるまでの期間はもっと長くなってくる。

薄毛の進行レベルにもよるが、クリニックで「MAXまで治るのに5年かかる」と言われることもあるが生え始めるのは案外早い。

プロペシアの効果が出るまでには年単位の時間が必要！？

国内の臨床試験では、患者にプロペシアを約1年間投与したところ、0.2mgのグループでは54.2％、1mgのグループでは58.3％の患者に改善が見られたという結果が出ています。

投与前と比べ48週で改善と判定されたのは、0.2mg投与群で54.2％ (71/131例)、1mg投与群で58.3％ (77/132例)、プラセボ群で5.9％ (8/135例) であった。

実際にAGAクリニックに行っても、医師からは「効果が出てくるまでには最低半年から1年の服用」が必要と説明されることが多いので、臨床試験の結果とも一致していると言っていいでしょう。

1年間使えば半分以上の患者は改善しますが、逆に言えば1年では改善しないケースも40％弱はあるということでもあります。

「改善＝満足できるまで回復」ではない

上記の臨床試験における「改善が見られた」は、あくまで「実験開始前と比べて毛髪量の増加が見られた」という意味であって、決して満足できるレベルまで回復したという意味ではありません。

もしもあなたが「プロペシアを1年使えば薄毛が治る」と考えているのであれば、その認識は少し違うと言えるでしょう。

これは薄毛の進行レベルにもよりますが、私がクリニックに行ったときは「最大まで回復するのに治療期間が3年かかる」と言われたこともありました。

薄毛の末期に近ければ1年では満足できるまで治療できないかもしれませんが、症状が初期であれば1年で満足できる結果が出る可能性があります。

プロペシアは超短期間では効果が出ない！

プロペシアは1ヶ月や2ヶ月の短期間ではほぼ効果が出ません。

これはプロペシアによって毛根が再び活発化するまでに時間がかかるということもありますが、単純に髪の毛自体がすぐには伸びないものだということも関係しています。

「髪の毛の伸びる早さ」の記事でも解説していますが、髪の毛は早くても1ヶ月に1cmペースでしか生えてきません。

しかも、毛根は頭皮の奥にあるので生え始めの1cmや2cmは目に見えない部分で伸びてくるわけです。

そうなると、仮に効果が出ていても本人は気づけないんですね。だからプロペシアの効果が早い段階で実感できないのです。

ですから、プロペシアでの薄毛治療はある程度はじっくりとやっていかないといけないので、それは注意してください。

まとめ

プロペシアは効果を実感するまでに1年ほどの使用が必要で、薄毛が進行してしまっていれば満足できるレベルまで改善しようと思うとさらに長い期間が必要となってくる可能性があります。。

初期のAGAであれば1年でも満足できる場合もありますので、まずは取り組んでみるのがいいでしょう。

薄毛の進行を止める効果は確実にありますので、早めに始めるのがおすすめです。