発毛剤 薄毛治療

AGA治療薬の副作用総まとめ!全4種の治療薬を徹底解説

▼当サイトでネット申し込みが多いAGAクリニックはこちら!
【1位】湘南美容外科クリニック プロペシアが最安値3800円
【2位】AGAスキンクリニック
【3位】イーストクリニック※プロペシア3800円
▼当サイトで人気の記事はこちら!
【画像あり】AGA治療経過ブログ【毛が生えて肌が見えなくなった!】
【東京都内】治療費が安いAGAクリニックおすすめランキング

AGA治療薬は4種類!それぞれの副作用を見てみよう

いま現在の日本には大きく分けて4種類のAGA治療薬があります。

『フィナステリド』の錠剤、『デュタステリド』のカプセル、『ミノキシジル』の外用薬、『ミノキシジル』の内服薬の計4種類です。

それぞれの薬で副作用やその発現率は異なりますので、ひとつひとつしっかりと確認していきましょう。

それぞれの薬については「AGAに効果がある発毛剤おすすめランキング【2017年最新版】」で詳しく解説しているので、効果や価格などその他の情報も知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。

フィナステリドの副作用

フィナステリドは「プロペシア」や「ファイザー」、「フィンペシア」などの名前で知られている薬です。

AGAの原因となっているDHTという男性ホルモンを抑制する効果があるのですが、以下のような副作用が確認されています。

なお、フィナステリドの副作用発現率は臨床試験時で4.0%、追加調査では0.5%です。

服用開始から1~2ヶ月間の初期脱毛

本来であれば数ヶ月後に抜けていたはずの毛が前倒しで起こるのがいわゆる「初期脱毛」です。

薬の服用を開始してから1〜2ヶ月の間、治療前よりも抜け毛が多くなってしまいます。

これは副作用として数えていますが、厳密には初期脱毛は副作用ではなく、治療の効果が出てきた証と言えます。

初期脱毛はもともと抜けるのを待っていた毛が一気に抜けているだけなので、脱毛症が進行しているわけではないからです。

性欲減衰や勃起不全などの性機能低下

フィナステリドは男性ホルモンを抑制する薬なので、性欲減衰や勃起不全といった男性機能の低下が起こりえます。

臨床試験時には1.8%の人に性機能の低下が見られたようです。

48週間の二重盲検比較試験において、安全性評価対象276例中11例(4.0%)に14件の副作用(臨床検査値異常変動を含む)が認められた。主な症状はリビドー減退3例(1.1%)、勃起機能不全2例(0.7%)等であった。

また、臨床試験後の追加調査ではさらに発症率が下がっており、副作用発現率は0.2%で、症状も性欲減衰のみ(勃起障害はなし)となっていました。

943例中5例(0.5%)に5件の副作用が認められた。主な症状はリビドー減退2例(0.2%)、肝機能障害2例(0.2%)等であった。

肝臓に負担がかかることによる肝機能障害

フィナステリドの薬は肝臓で分解が行なわれています。

そのためか、2件だけ肝機能障害の報告もあるようです。

943例中5例(0.5%)に5件の副作用が認められた。主な症状はリビドー減退2例(0.2%)、肝機能障害2例(0.2%)等であった。

1%未満の低確率とは言え、肝臓に異常が出ている人がいることから、病院ではもともと肝臓が弱い人にはフィナステリドを慎重に投与することになっています。

もし肝臓が弱いのであれば医師とじっくり相談すべきですね。

フィナステリドの服用に気をつけるべき人

肝臓への負担を考慮して、もともと肝臓に病気を抱えているなど肝機能に障害がある人はフィナステリドの服用に注意すべきです。

確実に副作用が起こるわけではないのですが、やはり肝臓が健康な人に比べると肝機能障害の副作用が発現するリスクは高まってしまいます。

デュタステリドの副作用

デュタステリドは「ザガーロ」や「アボルブ」などの名前で知られている薬です。

フィナステリドと同じく、DHTを抑制する効果がありますが、フィナステリドよりも強い効果を持っているのが特徴です。

デュタステリドの副作用発現率は臨床試験時で16.7%となっています。

どういった副作用があるのか見ていきましょう。

服用開始から1~2ヶ月の初期脱毛

フィナステリドと同じくデュタステリドでも初期脱毛が起こるとされています。

やはり内容も同じく抜け毛が前倒しで起こっているだけで、副作用というよりは薬の効果が出てきた証拠です。

フィナステリド以上に起こりやすい性機能の低下

デュタステリドも男性ホルモンを抑制する薬なので、性欲減衰や勃起不全といった性機能低下が起こります。

ただ、デュタステリドの方がフィナステリドよりも発現率が高くなっています。

国内の試験では 国内長期投与試験において、本剤が投与された総症例120例中20例(16.7%)に臨床検査値異常を含む副作用が報告された。その主なものは、勃起不全13例(10.8%)、リビドー減退10例(8.3%)、射精障害5例(4.2%)であった(承認時)。

引用元:添付文書:ザガーロカプセル0.1mg/ ザガーロカプセル0.5mg

性欲減衰の発症率だけ見てもフィナステリドの8倍くらいあり、射精障害は6倍です。

また、フィナステリドでは見られなかった勃起不全も10.8%確認されているなど強い副作用が目立ちます。

国内では未確認の肝機能障害

デュタステリドもフィナステリドと同じく肝機能障害が起こるとされています。

しかし、実際に国内で認められた報告はないようです。

そのため、「確認はされていないが理論上起こりうる副作用」として警戒されているのが現状で、フィナステリドと同じく肝臓の機能がもともと弱い人へは処方が慎重に行われます。

痛みや不快感、女性化といった乳房の異常

デュタステリドとフィナステリドの決定的な違いとも言える副作用がこれです。

発現率は1%未満ですが乳房に違和感や痛みが起こることがあり、それが最悪の場合は女性化する(膨らむ)というものです。

生殖系及び乳房障害

1%未満

乳房障害(女性化乳房、乳頭痛、乳房痛、乳房不快感)

引用元:添付文書:ザガーロカプセル0.1mg/ ザガーロカプセル0.5mg

実際にどの症状がどれくらいの割合なのかは詳しいデータがないので不明ですが、乳房に関する異常が1%未満の確率で起こるという点はフィナステリドにはない副作用です。

この点がフィナステリドとデュタステリドの大きな差となってくるでしょう。

デュタステリドの服用に気をつけるべき人

フィナステリドと同じく肝臓が弱い人は服用に注意すべきなほか、副作用の発現率をできるだけ下げたい人もデュタステリドの服用には注意が必要です。

デュタステリドはフィナステリドと効果がほぼ同じなので、、治療の際はどちらか片方を選択して服用することになります。

その際、できるだけ副作用のリスクを下げたいのであればデュタステリドではなくフィナステリドを選ぶべきでしょう。

ミノキシジル外用薬の副作用

ミノキシジルの外用薬は「リアップ」や「メディカルミノキ5」などの名前で知られている薬です。

ミノキシジルには単純明快に「毛を生やす」という効果があり、文字通りの毛生え薬として使われています。

副作用発現率は8.82%です。

それではどういった副作用があるのか見ていきましょう。

頭皮のかゆみや軽い炎症

薬を頭皮に塗ったことで頭皮が軽くアレルギーを起こすことがあるのがミノキシジル外用薬の主な副作用です。

調査施設は518施設、症例数は3,072例でありまして、報告されました副作用は271例、378件、副作用発現率は8.82%でございました。
内訳は、適用部位そう痒感123件、適用部位発疹43件などとなっております。

頭皮が炎症を起こすことによってかゆみやチクチクとした痛みが発生してしまいます。

もともと高血圧・心臓が弱い人は動悸や胸の痛みが起こりうる

特殊事例として、もともと心臓が弱いとか高血圧といった問題を抱えている人はミノキシジル外用薬を使った後に動悸や胸の痛みを訴える報告が相次いだようです。

本剤と同一の有効成分を含有するリアップにおきましては、発売後、狭心症、高血圧等の既往のある患者において、動悸、胸痛等の循環器系副作用に関する報告が相次いだことを受けまして、薬局等に対して、購入者の既往症を確認することの徹底、製造販売業者に対しまして、外箱表示による注意喚起の徹底等の措置がとられているところでございます。

試験時に認められた副作用ではないため、データ上は発現率のある副作用ではないのですが、使用上に注意すべき人として心臓が弱い人が挙げられるようです。

ミノキシジル外用薬の使用で気をつけるべき人

試験時に認められた副作用ではないのですが、心臓が弱い人や高血圧の人からの動悸や胸の痛みといった報告が相次いでいるため、それらの症状を抱えている人はミノキシジル外用薬の使用に気をつけた方がいいでしょう。

使うなとまでは言いませんが、そういった副作用が起こりやすいことは知っておくべきです。

ミノキシジル内服薬の副作用

一般的に「ミノキシジルタブレット」とか「ミノタブ」と呼ばれている薬です。

外用薬のミノキシジルと同じく「毛を生やす」という効果を持っているのですが、体内から取り入れている分だけ効果が出やすくなっています。

ただ、ミノキシジル内服は日本では未認可の薬なので研究データはありません

具体的な発症率やデータに基づいた副作用などが解説できないため、ここでは理論上存在する副作用を挙げています。

腕や足などの体毛が濃くなる

ミノキシジルの発毛効果は飲むことによって全身に回ります。

そのせいで、発毛成分が髪の毛だけでなく体毛全体の毛根にまで行き渡り、足の毛や腕の毛までもが濃くなってしまうのです。

これは髪の毛が生える効果と同じ理由で発生する副作用なので、ある意味「確実に起こる副作用」とも言えます。

血圧の低下による頭痛・めまい・肩こり

実は、ミノキシジルは最初から発毛剤として作られたわけではなく、もともとは高血圧治療のための降圧剤として作られました。

そのため、飲むと血圧が下がる効果を持っているのです。

発毛治療に使うものは高血圧治療に使うものよりも濃度が低いので確実に血圧に異常が出るわけではないのですが、それでも血圧低下の効果が強く出てしまう人がいます。

血圧が下がることで、めまいや頭痛といった症状が出てきてしまうことがあるため、それも起こりうる副作用として挙げられます。

ミノキシジル内服の服用で気をつけるべき人

まず毛深くなる副作用がほぼ確実に出てしまうため、絶対に毛深くなりたくない人は飲まない方が無難です。

また、血圧を下げる薬でもあるため、もともと低血圧の人はより血圧が低くなる危険性があり、医師との相談の上で飲むかどうかを決めるべきでしょう。

安全にAGA治療をするために

医師 女性

副作用が怖いという気持ちはわかりますが、この世に副作用のない薬なんて存在しません。

風邪薬にすら副作用があるわけで、効果と副作用はトレードオフの関係と思ったほうがいいです。

どんなに効果が優れていて、副作用の確率が低くても「ない」とは言えないのが薬です。

逆に言えば、副作用がないと断言できるものは強い効果を持っていないとも言えます。

副作用が絶対にない薬は確実に安全に使えますが、その代わり確実に治療効果もないのです。

副作用がなく効果は強い薬を求める気持ちは十分に理解できるのですが、存在しないものは見つかりません。

私たちにできることは「受け入れられるリスク」と「受け入れられないリスク」の選択だけなのです。

どんなに発症率が低くても、国内での報告がなくても起こる可能性は決してゼロではない以上、それはリスクとなります。

AGA治療薬の副作用が小さいから安心しろとか、発症率が低いから安心しろといったことは私には絶対に言えません。

そこを決めるのはあくまであなたであって私ではないからです。

ただ、副作用が高確率で起こって、それが間違いなく身体に重大な影響を与えるというわけではないことは知っておいてください。

正確な情報を知った上で、それでも副作用が気になるのであればその治療をする必要はありません。

自分の受け入れられる範囲内で薬の選択をしていきましょう。

薬の情報は「AGAに効果がある発毛剤おすすめランキング【2017年最新版】」でもまとめているので、こちらも合わせて参考にしてください。