発毛剤
2017.10.09更新
リアップが生え際(M字ハゲ)に与える本当の効果を徹底解説!
このページでは、リアップの生え際(M字ハゲ)への本当の効果を徹底解説しています。
目次
まずは復習をしよう!
それではまず、リアップの生え際への効果を語る前に「M字ハゲってなに?」「リアップってなに?」という基本的な部分を軽く復習しておきましょう。
効果を語る上でとても大切なことですので、知っている人も知らない人も少しだけお付き合いください。
M字ハゲとは?
それでは、M字ハゲから説明していきます。
M字ハゲとは、その名前の通り生え際の形がアルファベットの「M」のように後退する状態を指すものです。
ただの状態を表す言葉なので、M字ハゲというのは病名でもなんでもなく「ハゲ方の名前」のようなものです。
M字ハゲの原因
M字ハゲの原因は、男性特有のAGA(男性型脱毛症)という脱毛症です。
AGAについて詳しくは「AGA(エージーエー)とは?男性型脱毛症による薄毛・ハゲの原因と治し方!」を見てもらいたいのですが、簡単に説明すると
- 男性ホルモン「テストステロン」が、還元酵素「5α-リダクターゼ」によって強い男性ホルモン「ジヒドロテストステロン(DHT)」になる。
- DHTが前頭部(生え際)~頭頂部(つむじ)に掛けて分布している特殊な遺伝物質「レセプター」と結合することで「脱毛因子」が生まれる。
- 脱毛因子が髪の毛を作る「毛母細胞」に働きかけ、髪の毛の生え変わりの周期「ヘアサイクル」を短縮させる
という、大きく3つのステップを踏んで起こります。
このAGAはヘアサイクルを短縮させ続けることで薄毛を進行させていくのですが、この進行パターンが「生え際が後退していく」「つむじ周りが薄くなっていく」「生え際とつむじの両方が同時に進行する」の3つがあり、この内の「生え際が後退していく」というパターンの人がM字ハゲになるのです。
リアップとは?
リアップとは、大正製薬が販売する第1類医薬品の発毛剤です。
第1類医薬品というのは、簡単に説明すると「効果が高い代わりに副作用もある強い薬だが、医師の処方がなくても購入できる」というものですね。
ここではリアップと一括りにしていますが、実はリアップにも種類があって
- ミノキシジル1%配合の基本となる「リアップ」
- リアップに発毛環境を整える成分を加えた「リアッププラス」
- リアップに爽快感を加えた「リアップジェット」
- リアップの女性版「リアップリジェンヌ」
- ミノキシジル5%配合の「リアップX5プラス」
と、5種類も販売されているんですね。
種類はたくさんありますが、ミノキシジルが配合されているという点ではすべて同じ効果を持っています。
リアップの効果
というわけで、ここではリアップをすべて一括りにして、その効果を説明したいと思います。
リアップには、有効成分としてミノキシジルという成分が含まれているのですが、このミノキシジルには「毛を生やす」という単純明快な効果を持っています。
国からもきちんと「毛が生えますよ~」と認められているので、信用度は高いでしょう。
つまり、ミノキシジルが配合されているリアップにも「毛が生える」という効果があるんですね。
ミノキシジルについて詳しく知りたい人は「生やして治す薄毛治療薬「ミノキシジル」(内服薬・外用薬)の効果・副作用・値段を徹底解説!塗るのも飲むのもこの記事だけで丸わかり!」をご覧ください。
リアップはM字ハゲに効く!
さて、リアップとM字ハゲについて軽くわかってもらえたと思うので、まず結論から言ってしまいましょう。
リアップは生え際に効きます。
詳しくは先程も紹介した「生やして治す薄毛治療薬「ミノキシジル」(内服薬・外用薬)の効果・副作用・値段を徹底解説!塗るのも飲むのもこの記事だけで丸わかり!」を見てもらいたいのですが、リアップに有効成分として配合されているミノキシジルは「髪の毛を生やす」という効果が認められていているので、生え際の後退した部分に髪の毛を生やして改善することができるんですね。
生え際に効果があるか不安に思っていた人は、安心して使ってもらえればと思います。
リアップを生え際に使う時の注意事項
リアップは生え際に効くといいましたが、それだけで判断するのは危険です。
リアップには「髪の毛が生える」という大きなメリットと引き換えに、気を付けなければいけない点がいくつかあります。
リアップを検討するときは、これから紹介する注意事項も頭に入れておいてください。
副作用がある
まず気を付けなければいけないのは、副作用です。
詳しくは「生やして治す薄毛治療薬「飲む不安も塗る不安もすべて解決!ミノキシジル(ミノタブ)を使った際に起こりうる副作用を徹底解説」を見てもらいたいのですが、リアップに配合されているミノキシジルには「かゆみ」「かぶれ」「発疹」といった皮膚のトラブル系の副作用が報告されています。
これは薬のアレルギーや頭皮がアルコールなどの刺激に負けてしまうことで起こるんですね。
副作用は「絶対に起こる」という訳ではありませんが、可能性があるということは必ず頭に入れておきましょう。
長期間使い続ける必要がある
次の注意事項は「使用期間」です。
これはリアップに限った話ではありませんが、「髪の毛を早く伸ばす方法って存在するの?髪が伸びる仕組みと1ヶ月に伸びる長さの限界をわかりやすく解説」で説明しているように、髪の毛は生えてくる速度が決まっているので薬の効果は直ぐには現れません。
髪の毛は大体1ヶ月に1cm程度しか伸びないので、効果を実感するには最低3ヶ月(3cm位)はかかり、一般的には半年位までは様子を見る必要があります。
髪の毛関係は基本的に時間がかかるものだと理解して、諦めずに使い続けるようにしましょう。
リアップ単体では効果が薄い
これがリアップを使う上での最大の注意事項でしょう。
見出しに書いてありますが、リアップ単体でM字ハゲを治すのは難しいです。
というのも、最初にも説明した通り、M字ハゲというのは男性ホルモンとレセプターが結合することが原因のAGA(男性型脱毛症)によって起こるので、M字ハゲを治すためにはAGAを治さなければいけません。
参照:「AGA(エージーエー)とは?男性型脱毛症による薄毛・ハゲの原因と治し方!」
リアップには確かに髪の毛を生やす力がありますが、言ってしまえばそれだけなんです。
AGAの原因である男性ホルモンも、レセプターにも影響を与えられないので「髪の毛は生えるけどAGAで抜け続ける」という状態になってしまうんです。
髪の毛は生えているのでハゲ・薄毛の進行は改善するのですが、根本的な解決にはなっていないんですね。
なので、M字ハゲを治すのならAGA自体の進行を止めることが大切なんです。
リアップはフィナステリドとの併用をおすすめ!
ということで、AGAの進行を止めるために「フィナステリド」の併用をおすすめします。
フィナステリドというのは、国から「AGAの治療に使えますよ」という強い効果が認められている成分で、使うことでAGAの進行を食い止めることができます。
もちろん効果が強いだけあって副作用もありますので、入手方法や価格までを含めて詳しく知りたい方は「男性型脱毛症の治療薬「フィナステリド」を効果や副作用、価格から治療メカニズムまで徹底解説!」も一度ご覧ください。
フィナステリドが配合されている薬で有名なのは「プロペシア」ですね。
このAGAの進行を止めるプロペシアと、髪の毛を生やすリアップの相性は最高です。
その相性の良さを「リアップはプロペシアとの併用が効果的!?2つの効果でAGA治療!」で徹底的に説明しているので、メディカルミノキ5とプロペシアの相性について知りたい方はこちらの記事もぜひご覧ください。
まとめ
リアップには髪の毛を生やすという効果があって、生え際の後退した部分に毛を生やして改善することができます。
しかし、リアップには副作用があるので、効果だけを見て使い始めるのは危険です。
必ず副作用をはじめとした注意事項を理解した上で使うようにしましょう。
また、リアップはM字ハゲの原因であるAGAを治すように働く薬ではないので、M字ハゲを治したい場合はAGAの進行を止めるフィナステリドを併用することをおすすめします。