リアップはプロペシアとの併用が効果的！？2つの効果でAGA治療！

このページでは「プロペシア（フィナステリド）」と「リアップ（ミノキシジル）」を併用して治療した際に得られる効果やデメリット、入手方法や値段を詳しく解説していきます。

プロペシアそのものについて詳しく知りたい方は「プロペシアを徹底解説」を、リアップそのものについて詳しく知りたい方は「リアップを徹底解説」を参考にしてください。

1分でわかるリアップとプロペシアの併用

リアップはAGA患者の毛も生やすことができるが、AGAそのものを治療しているわけではなく、抜け毛・薄毛を止めることはできない。

そのため、リアップ単体でのAGA治療はリアップで生える量が多いか、それともAGAによる抜け毛の数が多いかという勝負になってしまう。

そこでAGAによる抜け毛を止める効果を持ったプロペシアを併用することで、AGAの進行を止めつつ毛を生やすという効果的な治療をすることができる。

リアップとプロペシアは併用すると効果的

現在の医学では、AGA治療薬の『プロペシア（フィナステリド）』と『リアップ』は併用することでより強い発毛効果を得られる、ということになっています。

これはプロペシアの持つ発毛効果とリアップの持つ発毛効果がまったく異なり、互いに足りない部分を補い合って相乗効果が見込めるからです。

プロペシアとリアップは互いに足りないものを補完しあっている

抜け毛を止めるプロペシア

AGAは、薄毛の人だけが持つ特殊な遺伝子が男性ホルモン「DHT」と組み合わさり、抜け毛誘引物質を作り出すことで起こっています。

簡単に言えば「遺伝子＋男性ホルモン＝薄毛」という方程式で薄毛が起こっているわけです。

プロペシアの有効成分であるフィナステリドはDHTを作っている物質に働きかけ、DHTを作らせないようにすることができます。

薄毛遺伝子を持っていてもDHTがなければ抜け毛を引き起こす物質は作られませんから、これによってAGAの進行を止めることができるわけです。

要するに、AGAの原因を取り除き、自然と毛が生えてくる環境を取り戻すのがプロペシアの効果なのです。

ですので、プロペシアによるAGA治療は抜け毛を止めるところまで。そこから毛が生えるかどうかは本人の毛根次第ということになります。

特に薄毛期間が長い人は毛根が毛を作れるようになるまでに時間がかかることもあり、プロペシアだけでは力不足になってしまうケースが多いようです。

毛を生やすリアップ

一方で、リアップの有効成分であるミノキシジルはAGAの原因には一切関わらず、ただ「毛を生やす」という効果を持っています。

抜け毛を止めるのではなく、毛を生やすという文字どおりの発毛効果を持っているので、薄毛期間が長い人でも毛が生えやすくなり、発毛までの時間を短縮できるわけです。

ただ、薄毛の進行を止めているわけではないため、リアップのみでの薄毛治療では発毛効果とAGAによる脱毛効果が打ち消しあうかのように同時発生します。

すると「毛が生えてはいるが、同時に薄毛も進行している」という状況になるため、薄毛の進行を遅くする程度の効果しか得られないのです。

プロペシアとリアップは相性抜群！

こうして比較してみると、このふたつの薬はとても相性がいいことがわかります。

プロペシアはAGAの原因を止めることができますが、毛を生やすことはできません。

リアップはAGAの原因を止めることはできませんが、毛を生やすことができます。

つまり、このふたつの薬はお互いに持っていない効果を補い合うことができるのです。

ですから、もしこのふたつの薬を同時に使えば、AGAの原因を止めつつ毛を生やす効果も得られる、効果的なAGA治療になるのです。

だからこそプロペシアとリアップの併用は効果的と言われているわけです。

片方だけだと効果がないの？

効果がないわけではありませんが、やはり併用した場合よりも効率が下がるのは間違いありません。

先ほども説明しましたが、プロペシアやミノキシジルだけの治療だと足りない部分が出て来てしまい、現状維持や緩やかな改善レベルに収まってしまうケースが多いのです。

早く治療したい、効果的に治療したいと考えているのであれば併用で治療していくのがベターでしょう。

併用期間はどれくらい？

リアップの公式サイトによれば使用6ヶ月から効果が見られるとされています。

そしてプロペシアの効果を実感するまでには6ヶ月ほどの時間が必要とされていることから考えると、最低でも6ヶ月以上は併用を続けるべきと言えます。

また、ここで注意してほしいのが、効果が出てくるまでに6ヶ月かかるという話であって、薄毛そのものが6ヶ月で治るという意味ではないということです。

薄毛が軽度の人なら6ヶ月でも満足できるくらいに治るかもしれませんが、重度の人は年単位で使わなければ満足できるほどの改善は得られません。

また、発毛剤治療は薬の効果によって抜け毛を止めているので薬を飲むのをやめると薄毛が再び進行してしまいます。

そういう意味では、どれだけの期間飲み続けるかはあなた次第となってしまうんですね。

例えば「60歳までは薄毛になりたくない」と思っているのであれば、基本的には60歳になるまで飲み続ける必要があります。

ただ、リアップは毛量が増えてきて「あとは現状維持でもいいかな」と感じればそこから併用をやめることができます。

リアップは毛を生やすだけの薬なので、毛を増やさなくてもよくなったらプロペシアのみに切り替えてもOKになるのです。

プロペシアとリアップの併用によるデメリット

治療効果の面ではメリットが目立つプロペシアとリアップの併用ですが、併用もいいことばかりではありません。

デメリットもいくつかありますのでひとつひとつ見ていきましょう。

治療費が高い

発毛剤の併用でまず大きくのしかかってくる問題がこれです。

プロペシアの平均価格がだいたい5000円～7000円、リアップが約7600円ですから、安くても1ヶ月あたり13000円ほどの治療費がかかることとなります。

片方だけしか使わない場合と比べると、単純に使う薬が増えているので治療費も倍になってしまいます。

薄毛治療がある程度まで進めばプロペシアだけの使用でもOKにはなるものの、それまでの期間は治療費が倍増してしまうのは厳しいですね。

薄毛治療が金銭的に辛いという方は併用治療が難しいかもしれません。

副作用のリスクが増す

リアップとプロペシアを併用するとどちらの副作用が出てもおかしくありません。

ですから、どちらか片方しか使っていない人に比べると副作用が出てくるリスクが増してしまうのです。

リアップとプロペシアの副作用は「リアップの副作用を徹底解説」や「プロペシアの副作用を徹底解説」の記事で解説しているように重いものはまず出ないのですが、それでも副作用のリスクを極限まで下げたいという方にはあまり向いていない治療法と言えます。

まとめ

プロペシアとリアップの併用は、お互いがお互いに持っていない効果を補うので発毛治療としてはより高い効果を得られる治療です。

併用には治療費が増えるというデメリット、副作用のリスクが高まるというデメリットもありますが、効果的な治療をしたいのであれば併用を選ぶべきです。