発毛剤 薄毛治療
2017.08.15更新
AGA治療薬のミノタブやプロペシアジェネリックを海外から通販!個人輸入代行を徹底解説!
目次
個人輸入とは?
個人輸入とは、海外では一般販売されているが日本では販売が許可されていない商品を個人的な使用目的で輸入することです。薄毛治療界隈で「個人輸入」と言ったときは特に発毛剤の輸入を指します。
日本では法律上、「プロペシア」のような発毛剤は医者の処方箋がなければ手に入れられないことになっています。
しかし「医者の処方箋がなければ発毛剤が売れない」というのはあくまで日本の法律でしかないため、海外では適用されないのです。
そこで誰でも気軽に薬が買える海外から通販してしまおうというのが個人輸入の目的です。
個人輸入のメリット
個人輸入を行うメリットはなんといっても薬の価格が安いことです。個人輸入をするとクリニックで処方してもらう半額以下で発毛剤が手に入ります。
例えば一般的なAGAクリニックで処方してもらうプロペシアの価格が5000円〜7000円なのですが、個人輸入でプロペシアの「ジェネリック医薬品(後発医薬品)」を購入すると2000円前後で買えてしまうんですね。
ただ単に薬を飲むだけなら医者からもらっても海外から買っても同じですから、毎月3000円から5000円もお得になるというわけなんです。
個人輸入のデメリット
個人輸入した薬を飲むデメリットは医者に相談できないことと、副作用に対する保証がないことです。
クリニックで発毛剤を処方してもらうと、診察を通して薬の濃度や飲み方をあなたにぴったりなものへと変えてもらうことができます。
薄毛の症状は人それぞれ進行レベルが違いますから、薄毛の具合に応じた処方になるように医者や薬剤師の方が調整してくれているわけなんですね。
それに薬を飲んでいて「これって副作用かな?」とちょっとした疑問が浮かんだときも医者に相談すればそれが副作用なのかどうかわかりますし、もし副作用なら薬の濃度や頻度を変えることで対策できます。
これが個人輸入だと相談する相手がいないので「副作用だったらどうしよう……」と不安を抱えたまま治療をすることになりますし、適切な知識がないので薬の濃度の調整だってできません。
それに万が一、重い副作用が出ても「国で認可されていない薬で副作用が出てもそれは自己責任」ということになっているので国からは一切保証されないのです。
クリニックの発毛剤が高いのは別にぼったくっているわけではなく、医師との相談や薬剤師の調剤、万が一の保険に対してお金を払っているんですよ。
薬を個人輸入するということはそういった保証をすべて切り捨ててその分だけ安くしているのです。
個人輸入って違法じゃないの?
発毛剤を海外から個人輸入すること自体は違法行為ではありません。ただ、個人輸入は違法ではないだけで、国としては推奨していないのが現実です。
厚生労働省のホームページに掲載されている個人輸入に関するQ&Aでは次のように言われています。
一般の個人が医薬品の輸入が可能となっているのは、外国で受けた薬物治療を継続する必要がある場合や、海外からの旅行者が常備薬として携行する場合などへの配慮によるものです。
つまり個人輸入は「日本に来たら治療が続けられなくなっちゃう……」という帰国子女や外国人のために作られたシステムであって、一般的な日本人が「海外からなら医者いらずで安く薬が買えちゃうぜ!」とお得なテクニックのように使うことは想定していないんですね。
そういう意味では個人輸入は違法ではないけど、倫理的にはアウトに近いグレーゾーンと言えます。
また、例外として個人輸入した薬品を他人に譲渡したり販売した場合は明確な違法行為となり罰せられます。個人輸入を行おうと考えている方はこの点に注意してください。
個人輸入の方法
個人輸入には「自分で全部やる」と「輸入代行業者に依頼して輸入してもらう」というふたつの方法があります。
注文から代金の支払いまですべて自分で行う個人輸入
自分で海外に旅行して買ってきたり、海外の通販サイトで通販したりするのがこの「全部自分でやる」個人輸入にあたります。
すべて自力で行なっているので文字どおり、正真正銘の「個人輸入」なのですが、この方法はかなり難易度が高いです。
自力で個人輸入を行うときは「その薬を売っている店は信頼できる店なのか?」、「その薬は使用しても問題のない安全性が高いものか?」、「薬の使用方法はどういったものか?」といったことを自分ひとりで調べなければなりません。
しかもサイト内の文章は外国語です。たとえば英語がまったくわからない人は、どれだけ発毛剤の知識を持っていても言語の壁によって通販ができなくなってしまうわけです。
また、海外の通販を使う場合は日本円での支払いができません。クレジットカードでの決済が必須となります。
外国語能力(主に英語力)と、日本円以外の支払い方法が必要となるのが自分で行う個人輸入の特徴です。
個人輸入業者に個人輸入代行を依頼する
「英語がわからない」、「クレジットカードを持っていない」という方のために個人輸入を代行してくれる業者があります。
「あれ?さっき個人輸入した薬を他人に売ったら違法って言ってなかった?」と思う人もいるかもしれませんが、そこはキチンと法律を守っているので大丈夫です。
個人的に輸入した薬を他人に販売することは法律違反なのですが、他人の注文を輸入業者に伝えることは違法行為ではないんですね。
これは厚生労働省のホームページにある「個人輸入代行業の指導・取締り等について」のページでも解説されていますが、注文手続きの代行ならば違法にならないのです。
簡単に言うと私たちの注文を通訳して通販サイトに伝えてくれるのが個人輸入というサービスなのです。
たとえばもしあなたが「発毛剤のプロペシアが1ヶ月分欲しい」と個人輸入代行業者に注文して料金を支払うと、個人輸入代行業者がそのお金で信頼できる薬品店に注文して、あなたの家に海外から直接プロペシアが届くようになるわけです。
要するに「英語のできる友達に頼んで海外のサイトで通販してもらう」というのを商売レベルでやってるのが個人輸入代行業者だと思ってください。
感覚的には日本のサイトで直接的に薬を通販しているのと変わらない上に、代行業者が信頼できる輸入元を探してくれるため非常に楽です。
おすすめの方法は個人輸入代行業者!
もしあなたが英語の堪能なバイリンガルでないのなら絶対に個人輸入代行を頼むことをオススメします。
信頼できる輸入代行業者を探すことは日本語でもできますが、信頼できる薬の販売サイトを探すためには英語のサイトを読み漁らなければなりませんし、最終的な購入のやりとりも英語で行われます。
「注文を承りました」とか「発送が完了しました」といった確認のメールも当然英語で来ますし、発送された商品の追跡をしているのも海外の運輸業者です。
なにより、届いた商品が違うとかどれだけ待っても届かないといった問題が発生したときには英語で連絡をしなければいけません。
英語が扱えないなら個人輸入は代行業者に任せるべきなのです。
優良な個人輸入代行業者を見分けるための4つのポイント
個人輸入代行は法律で認められている範囲では合法な商売ですが、中には法律に違反していたり偽物・粗悪品を売りつけてくるような悪徳業者もあります。
実際、2017年3月には2500もの個人輸入業者が法律に違反しているとして摘発・閉鎖されました。
海外の医薬品の個人輸入代行を手掛ける日本語サイトの大半が広告規制に違反しているとして、約2500件のサイトが閉鎖されたことが1日、分かった。こうしたサイトで販売される海外の薬は偽造品や不良品の可能性がある。
安心して個人輸入をするためには信頼できる業者を見つけることが第一です。
そこで法律を遵守した優良な業者を見分けるのに重要な4つのポイントをご紹介します。
商品の到着まで長い時間がかかる(=海外から発送される)
法律によって個人輸入した商品を他人に譲ったり売ったりする行為は禁止されています。
もし個人輸入代行業者が輸入した薬を一旦受け取って、それから私たちの元へと届けた場合、それは業者が輸入した薬を私たちに販売したということになって違法となります。
代行業者が行なっているのはあくまで発注の代行なので、海外から送られてくる商品は直接私たちの元へ届かなければならないのです。
そして海外から送られてくる薬は輸送距離が長いことや税関を通過しなければならないことなどから、届くまでにかなり時間がかかります。早ければ1週間ほどで届きますが、2週間以上待つこともザラです。
そのため「即日配送!」や「注文から最短3日でお届け!」などとすぐに商品が到着するような宣伝をしているサイトは違法行為を行なっている可能性があるため注意すべきです。
支払い方法に代金引換がない。
代金引換は日本郵便が行なっているサービスなので海外からの輸入には使うことができません。
もしも決済方法に代金引換が選べる業者があったらその業者は確実に違法です。
代引きで払えるということは国内から発送しているということですからね。代引きが選べる業者を見つけたらその業者とは取引しないようにしましょう。
支払い方法にクレジットカード決済がある
代金の支払い方法でもうひとつ注目して欲しいのがクレジットカードです。
支払い方法でクレジットカード支払いを選べるということはその業者がカード会社から信頼されているという証拠です。
カード会社の厳しい審査に合格してクレジット決済ができるようになっているということですから、銀行振込をする場合でもクレジットカードが使えるかどうかは確認しておきたいですね。
薬の広告が出ていない
個人輸入の代行が許されているのはあくまで「薬の注文を代行することだけ」です。
なので「今はこの薬がオススメ!」とか「今だけ20%OFF」というような薬を買わせるための広告をすることは法律によって禁じられています。
代行業者のサイトを開いたときに広告が表示されていないかどうかを確認してみてください。もしも表示されていたらその業者は違法な業者です。
(ただし医薬品以外の広告はOKなので、サプリやシャンプー、育毛剤などの広告はしていても問題ありません)
個人輸入の実際の流れ
個人輸入をするとどういった流れで手元に薬が来るのか、実際の流れをみてみましょう。
輸入代行業者を探す
上で紹介した4つのポイントに注目して輸入代行を行なっているサイトを探します。
「(欲しい薬品名) 個人輸入代行」などで検索して探すか、個人輸入代行業者おすすめランキングを参考にして信頼できる業者を見つけましょう。
サイト内で欲しい薬を探す
法律によってサイト内で医薬品の広告はできないため、発毛剤を購入するときはサイト内の検索ボックスを利用して探すことになります。
「プロペシア」や「ミノキシジル」など薬品名・成分名で検索すればそれと一致する薬が表示されますので、自分の目的に応じた薬を探してカートに入れてください。
送り先の入力と支払い方法を決定する
日常的に通販サイトを使っている人にはお馴染みの「送り先入力と決済方法の選択」です。
銀行振込かカード決済かを選択し、送り先となる自宅の住所を間違えないように入力しましょう。
注文した薬の到着を待つ
注文した薬の到着を待ちます。
自力で個人輸入した場合は1週間から2週間ほどで届きますが、輸入代行業者に依頼した場合は銀行振込の確認など代行業者側の手続きが挟まるせいで、そこからさらに少し遅れることもあります。
はやくても1週間はかかってしまうものなので、ゆっくりと待ちましょう。
薬の到着と商品の確認
実際に薬が到着したらまず真っ先にその商品が間違って届いたものでないかどうかを確認します。
錠剤の形や色を代行業者のサイトにある写真と見比べて、きちんと商品が届いたかどうかしっかりとチェックしましょう。
まとめ
個人輸入はAGAクリニックに通院する半額以下で発毛剤が手に入るため、とにかく安く薄毛治療を行いたい人にはオススメの方法です。
安く買うための個人輸入は倫理的にはグレーですが、法律に違反しているわけではありません。
個人輸入の代行を依頼する場合も法律を遵守している優良な業者を見つけて、そこに依頼をすればなんの問題もないです。
ただし個人輸入した薬品を使ったときに生じた疑問や不安を相談する医師は存在しませんし、個人的な体質や薄毛の進行レベルに応じて薬の処方を変えてくれる薬剤師もいません。
さらに重い副作用が出たときも国は保証してくれないという「保険・保証を切り捨てた薬剤治療」が個人輸入ですので、その点は肝に命じておいてください。