AGA(エージーエー) 薄毛治療

AGA治療に効果を感じられない人の6つの特徴と対策

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このページではAGA治療に効果が感じられない人が持っている特徴とその対策を解説します。

AGA治療に効果を感じられない人の6つの特徴

「AGA治療をしているけどまったく効果がない!」と感じている人は多くいます。

ですが、実際にAGA治療がまったく効かず、全然効果が出ないケースはかなり珍しかったりします。

実は、AGA治療で効果がないと感じてしまう人には以下のような6つの特徴があるのです。

  1. 治療期間が短い
  2. 髪の毛が完全復活すると思っている
  3. 生やしたいのに現状維持の治療をしている
  4. 生活習慣が悪化している
  5. もともと薬が効きづらい体質
  6. AGA治療にならない対策をしている

いったいどのような人がAGA治療に効果を感じなくなってしまうのか、詳しく見ていきましょう。

特徴1:治療を始めてから数ヶ月しか経っていない

治療の効果を感じられない人に多いのが「治療を始めてから十分な時間が経っていない」というケースです。

ほとんどのクリニックでは治療を始めるときや無料カウンセリングを受けたときに「薬の効果が出てくるまでには3~6ヶ月必要」と説明されます。

まず、効果が出てくるまでに半年近くかかるのです。この時点でAGA治療が1〜2ヶ月で終わるようなものではないことがわかると思います。

さらにもうひとつのポイントが、3〜6ヶ月はあくまで「効果が出てくるまでの期間」であって「治療終了までに必要な期間」ではないということです。

満足できるレベルまで回復しようとすると、AGA治療には年単位の時間が必要となってきます。

私がクリニックでカウンセリングを受けたときは「回復する限界まで治療するとしたら3年かかる」と言われました。

治療にかかる期間には個人差もあるでしょうが、基本的にはじっくりと腰を据えて治療をしなければならないものなのだと知っておいてください。

特徴2:髪の毛が完全復活すると思っている

ストレスを感じている男性

「治療を受ければ髪の毛が全盛期と同じだけの量になる」と思っていたのに、治療してみたらそんなことがなかったせいで「AGA治療には効果がない」と感じる人もいます。

AGA治療によって全盛期と同じレベルの毛量になる人もいるのですが、AGA治療を行ってもすべての人が満足できるレベルの毛量を取り戻すわけではありません。

AGAの初期であれば治療によって元通りの髪の毛を手に入れられるケースも多いのですが、ある程度までAGAが進行すると100%の毛量に戻る可能性は少なくなってきます。

例えば髪の毛の量が全盛期の8割ほどになってしまった人が全盛期と同じ10割の毛量になる可能性は高いですが、全盛期の半分くらいしかない場合は限界まで治療しても全盛期の7~8割くらいまでしか回復しないケースも出てきます。

これはなぜかというと、毛根が一生のうちに生やせる毛の数というのが決まっているからです。

そもそもAGAは、髪の毛の「生える→抜ける→生える→抜ける→……」のサイクル(ヘアサイクル)を短くして、成長途中の毛を抜けさせることで薄毛を引き起こしています。

AGAの人は普通の人よりも毛を生やすペースが早いので、一生のうちに生やせる毛の数を早い段階で使い切ってしまうんですね。

するとその毛根は生涯で生やせる毛を生やしきってしまった、つまりいわゆる「毛根が死んだ」状態になるのです。

どれだけ治療しても死んだ毛根からは毛が生えてこないので、死んだ毛根が多い人は全盛期と同じ毛量にはならないのです。

特徴3:生やす治療ではなく維持する治療をしている

AGA治療には大きく分けてふたつの方向性があります。「現状を維持するための治療」と「毛を増やす治療」です。

『プロペシア』や『ザガーロ』といった「AGAがの原因を阻害する薬」だけを使った治療だと、AGAは進行しませんが、大きく改善もしません。

AGAの進行を止めていればそのうち毛が生えてくるのは確かなのですが、やはりどちらかと言えば「維持するための治療」となってしまいます。

現状維持をするための治療で髪の毛を生やそうとしても、思ったような効果は得られないのです。

特徴4:生活習慣が悪化している

夜更かしする女性

薬はすべての人に効果をもたらすわけではありません。

栄養失調や睡眠不足といった不健康が原因で抜け毛が発生していると、AGAの改善が遅れてしまいます。

生活習慣の悪化は直接AGAと関係はしないのですが、不健康が原因で抜け毛が起こっているとその抜け毛の分だけ治療で生えた毛が減ってしまうわけです。

AGA治療のためというよりは、髪の毛を健康に保つためにも生活習慣を悪化させないようにしたいですね。

特徴5:もともと薬が効きづらい体質だった

AGA治療薬も例外ではなく、効果が出にくかったり、あるいは効果がまったく出ない体質の人もいます。

AGAの進行が止まるどころか悪化しているようなら、勘違いなどではなく本当に効果が出ていないのかもしれません。

治療しているにも関わらず悪化している場合はすぐに医師と相談して別の方法を見つけたいですね。

特徴6:AGAに効果がない対策をしている

頭皮マッサージをする男性

頭皮マッサージや育毛シャンプー、通販サイトで売られている育毛剤などでAGA対策をしている場合はそもそも効果が出なくて当たり前と言えます。

これらの対策はAGAを治す効果は持っていないので、残念ながらAGA治療という目的だけで判断すれば無意味なのです。

どれだけ頭皮マッサージをしても、通販で買った育毛剤を使い続けてもAGAは改善しませんし、それどころかこれらの対策しかしていないのならばAGAは悪化していってしまうのです。

AGA治療で効果を出すための4つの対策

ただ闇雲に髪の毛に良いとされていることを行なってもAGA治療はできません。

AGA治療を効果的に行うには次に挙げる4つのことを心がけることが重要です。

  1. 治療を1年以上続けてみる
  2. より効果の強い治療や別の治療法に変えてみる
  3. 生活習慣を改善しして健康的な生活にする
  4. 薄毛治療専門のクリニックを受診する

治療は1年以上続けてみる

薄毛治療は効果が出るかどうかの確認だけでも半年ほどはかかってしまいます。

薬を飲んで数日寝ていれば治ってしまう風邪とはわけが違うのです。

思ったような効果が出てないなと感じても、まずは1年以上治療を続けてください

その中で産毛の発生のような改善効果が見られたら、そこからじっくりと年単位で治療を続けていくことでしっかりとした毛が生えてくるようになるはずです。

すぐにAGAを治したいという気持ちはわかりますが、残念ながらAGAを短期間で治す方法はないのです。

より効果の強い治療や別の治療法に変えてみる

上の方でも説明したように、AGA治療には「現状維持のための治療」と「毛を増やすための治療」というふたつの方向性があります。

もし治療をずっと続けているのにあなたが求めている効果が出て来ない場合、病院では「維持」のための治療が行われているかもしれません。

一度、医師としっかり相談して、あなたが求める結果の出せる治療に変えてもらうのがいいでしょう。

また、あなたの体質的に薬が効かないこともあります。

現状維持になっている場合はいいのですが、治療しているのに悪化している場合は体質の問題かもしれないので別の治療方法を検討した方がいいかもしれません。

たとえば薬が効かないときは毛根を移植する「自毛植毛」などが選択肢として出てくるでしょう。

AGAの治療法については「AGA治療は完治する?薄毛治療方法の種類と効果まとめ」でまとめているので、詳しくはこちらを参考にしてください。

生活習慣を改善し、健康的な生活を心がける

栄養バランスの良い和食

生活習慣を改善してもAGAを直接的に解決することはできませんが、生活習慣が悪いとAGA治療が円滑に進まないおそれがあります。

簡単に言えば、治療で生やした毛を不健康が原因の抜け毛で失ってしまう可能性があるのです。

薄毛治療を邪魔しないためにも、食事や睡眠をしっかりと取ることが大切です。

詳しくは「髪に良い食材でハゲを防止する!?ハゲ・薄毛予防に効く食生活で育毛しよう!」や「寝ないと髪は育たない!自律神経がもたらす眠りと抜け毛の関係と、育毛のための睡眠方法を徹底解説」の記事で解説しているので、こちらの記事も合わせて参考にしてください。

薄毛治療専門のクリニックへ行く

頭皮マッサージや育毛シャンプー、通販サイトの育毛剤などでAGAを治そうとしてはいませんか?

これらの育毛グッズ、ヘアケアが髪の毛や頭皮になんの意味もないとまでは言いませんが、AGA治療という一点に関して言えばこれらは無意味です。

現在の日本では「AGAの進行を止める薬は処方箋のない人間に売ってはいけない」と法律で決まっているので、病院でもらえる薬以外でAGAの治療ができないからです。

なので、もし病院に行かず自宅でAGA治療をしているのなら、その時点でAGAの進行を止める治療ができていないということになります。

頭皮マッサージやヘアケアグッズなど、セルフでのAGAの治療をしている人はそもそもその行為が治療でない可能性があるので、薄毛治療専門のクリニックを受診しましょう。

AGA治療は簡単には終わらない!

AGA治療は数ヶ月薬を飲めば髪の毛が完全復活すると考えている人も多いですが、実際には年単位で薬と付き合っていかなくてはならない気の長い治療です。

すぐに治したい、完治させたい、完全復活させたいなどさまざまな願いがあるかとは思いますが、残念ながら現代医学では治療に限界があります。

「年単位の時間がかかるなら嫌だ」とか「薬を飲み続けるなら治療したくない」と考える方もいるかと思いますが、現代ではAGAを治す手段はこれらの時間をかけた医学的治療しかありません。

もちろん、将来的にはもっと優れた治療法が発明される可能性はありますが、現時点で私たちにできる選択は「時間をかけて医学的な治療を続ける」か「薄毛であることを受け入れる」かのどちらかしかないのです。

AGA治療でできること、できないことはしっかりと理解しておきましょう。

その上でAGAを治したいと思えたのなら、薄毛治療専門のクリニックの門を叩いてください。