AGA(エージーエー)
2017.06.21更新
増毛ってどんな方法でやってるの?増毛術の仕組みや効果、メリットデメリットを徹底解説!
薄毛を隠したいと思う人なら誰でも一度は聞く増毛。
実際、増毛は薄毛対策としてとても有効な方法で、男女問わず多くの人が行っています。
昔は増毛と言えば施術時間は長いし、ブラッシングで毛が抜けるしでそんなに良い物ではありませんでした。
しかし、最近では増毛も進化していて、今では「増毛をした」なんてバレる心配もほとんどありません。
そんな進化した増毛ですが、増毛がどういうものなのか、増毛のメリットやデメリットなどを知らない人が多いようです。
このページでは増毛の方法とメリット、デメリットについて詳しく説明します。
増毛とは?
増毛は、文字通り毛を増やす方法です。
自分の毛が増えるわけではなく、人工毛や人毛を自分の髪に結び付ける「結毛式」や、自分の毛に土台を付けてそこに毛を編み込んでいく「編み込み式」、毛を植え付けたシートを頭皮に引っ付ける「接着式」などがあります。
基本薄毛と呼ばれる人は結毛式、一部だけハゲている人は接着式、全体的に毛が少ない場合は編み込み式を使用することが多いようです。
すべての方法でかなりのボリュームアップが可能です。
次はそれぞれの方法について少しだけ詳しく説明していきます。
結毛式
結毛式は自分の髪の毛に1本~数本の人工毛、または人毛を結び付けて全体をボリュームアップする方法です。
増毛の方法としては一番有名であると言えるでしょう。
髪の毛が伸びると結び目が上がってきて不自然になってしまうので、大体月に1回程度のメンテナンスが必要になります。
自分の毛が抜けると結び付けた毛も同時に抜けてしまうので、他の増毛方法よりも特に髪に気を使う必要があります。
「FAGA」や不健康による薄毛など全体が薄くなっている人に有効な増毛法です。
編み込み式
編み込み式はかつらと増毛で有名なスヴェンソンが開発した特許技術です。
自毛に糸で編み込んだ土台を作って、そこに毛を編み込んで装着します。
頭髪に優しく地肌にも優しい独自技術と謳っています。
24時間着脱不要で、付けたまま働く、寝る、お風呂、スポーツなどもできるそうです。
口コミでは「バレなくていい」「全然気にならない」といったポジティブな意見がありますが、中には「編み込み部分が化膿した」「凄く蒸れる」などネガティブな意見も多く、人によって合う合わないが大きく分かれているようです。
また、編み込んでいるので洗髪方法に少し工夫がいるようで、その手間を面倒に思う人が多いようです。
基本的にどの薄毛でも対応できる様ですが、AGAが進行中の人は注意した方が良いかもしれません。
接着式
接着式は専用のシートに毛が植えられていて、自分の頭皮に張り付けるだけの増毛法です。
増毛法の中で一番手軽で、シートでピンポイントにハゲ薄毛を隠せるので1回あたりの費用が抑えられます。
口コミでも、ピンポイントで隠せる所が評価されています。
しかし、一方で「かぶれた」「かゆい」など体質的にシートが合わない人も居るようです。
さらに、接着したシートを剥がすには専用の「リムーバー」を使う必要があり、これを少し面倒に思う人が居るようです。
また、長期間使用を続けると費用が他の増毛よりも高くなってしまうことがあるので注意が必要です。
ピンポイントでハゲ薄毛を隠せるので、「円形脱毛症」や「牽引性脱毛症」の人にはピッタリの方法です。
増毛のメリット
これはすべての増毛法に言える事ですが、「即効性がある」というのが増毛の最大のメリットであるといえます。
AGAの治療法として有名な「フィナステリド」+「ミノキシジル」では効果が出始めるまで3か月も掛かります。
更に「髪が増えた!」と実感できるまでは1年程度かかりますし、薬なので多少の副作用は覚悟しなければいけません。
「そんなに待てない!」「副作用が怖い!」という人も、増毛だと施術した直後から副作用なく髪がフサフサです。
さらに、「自毛植毛」の様に毛を抜いたり皮膚を切ったりするわけではないので、施術の痛みや不安は殆どありません。
このような「即効性」「安心」が増毛を決める上で重要なメリットになってくるでしょう。
大手のメーカーならサロンが至る所にあり「仕事帰りに」「予定の前に」と気軽に通えるのも大きいですね。
増毛のデメリット
もちろん増毛にもデメリットは存在します。
というより、増毛に関してはデメリットの方が多いといった方が良いかもしれません。
まず「月1回程度のメンテナンスが必要」です。
すべての増毛法で言える事ですが、毛を結び付けた後も自分の毛は伸びていくので、結び目がドンドン浮き上がってきます。
接着式でも自分の毛が伸びるにつれて接着性が落ちたり、シートが浮き上がったりしてしまいます。
そうなっては髪型が不自然になってしまうので、月に1回程度サロンに行ってメンテナンスを行います。
ただ、このメンテナンスは別料金になっているところが殆どで、メンテナンスだけで大体1万円、抜けたり傷んだりした毛の交換でまた別料金が掛かります。
こういった「複雑で高価な料金設定」が増毛を受ける上でネックになってくると思います。
さらに、髪の毛に結び付けるので多少の負担がかかり髪が抜けやすくなるので注意が必要です。
メーカーを問わず増毛でのネガティブな意見の大半は「洗髪の不便」「抜け毛」「金額」に関わっています。
やはり人工的な毛は自分の毛と違うので洗髪方法にも気を使いますし、自分の毛が抜けたら結び付けた毛も一緒に抜けてしまいます。
その上でメンテナンス費用が掛かるので、長期間続ければ続けるほど費用がかさみます。
増毛に掛かる費用
増毛に掛かる費用はメーカーによって違い、プランも様々です。
さらに人によって使う毛の本数も種類も違うので、「○○円!」と明記していない所が多いです。
しかし「定額プラン」として料金を明記している所が2社あるので、その一部を参考価格としてご覧ください。
アデランス
アデランスは増毛やかつらで有名な会社です。
全国に多数の店舗を持ち、海外進出まで果たしています。
アデランスには「アデランス ヘアクラブ」という年会費制のプランがあります。
メンテナンス費用などすべて込みで、余計な費用が一切かからないプランです。
アデランスヘアクラブ25~200㎠
- 初年度年間 171,720円
- 初年度月額換算 15,220円
- 継続2年目以降料金 166,320円
スヴェンソン
スヴェンソンはドイツ発祥のメーカーで、特許技術スヴェンソン式増毛法で有名です。
スヴェンソンは、増毛に掛かる費用を固定した月額プランがあります。
メンテナンス費用は別途かかりますが、料金が分かっているのはうれしいですね。 マンスリー121か月毎に更新
セミオーダーのスヴェンソン式増毛法(ラインスタイルイージー)に適用
- 初期費用 50,000円
- 月間費用 12,000円
- メンテナンス費 12,000円
この2社に関しては他にもプランがあります。
詳しくは公式ページをご覧ください。
増毛以外の選択肢
ご覧の通り増毛にはメリットとデメリットがあります。
しかし、薄毛対策は増毛だけではありません。
もしかしたら、他にもっと自分が求めている方法があるかもしれません。
なので、その他の薄毛対策方法についても軽く説明します。
自毛植毛
増毛との比較で名前を出しました。
自毛植毛は「自分のハゲてない部分からハゲている部分に毛を移す」という方法です。
一度の施術で終わり、以降は特にメンテナンスなどは必要ありません。
しかし、メンテナンス費は掛かりませんが、1度に掛かる費用はそれなりに高いです。
また、毛を増やす方法ではないので、毛の数が少ないと満足な結果が得られない可能性があります。
AGAや怪我などの影響で毛が生えなくなったハゲ薄毛に有効です。
自毛植毛については「自毛植毛は失敗しない?リスクやデメリットと対策」をご覧ください。
かつら
かつらは皆さんご存知の通り「頭に装着するタイプの髪の毛」です。
増毛とは違い付け外しが比較的自由に行えるのがメリットです。
しかし、かつら本体がそこそこ高く、1年~数年で買い替える必要がある為維持費が掛かります。
増毛と違ってメンテナンスは自分で行えるので、わざわざサロンなどに通う必要もあまりありません。
かつらはすべてのハゲ薄毛に効果があります。
フィナステリド
フィナステリドはAGAの原因である「ジヒドロテストステロン」を作る元の「5α-リダクターゼ」を抑制する薬です。
毛が生えるようになるわけではありませんが、早めに服用を開始することでAGAの進行を抑えることが出来ます。
副作用が確認されていますが、実際に起こる可能性はかなり低いとされています。
AGAの男性のみ効果があります。
フィナステリドについては「男性型脱毛症の治療薬「フィナステリド」を効果や副作用、価格から治療メカニズムまで徹底解説!」をご覧ください。
ミノキシジル
ミノキシジルは「毛が生える薬」として国から認可を受けています。
純粋に毛が生えるようになるので、毛根が生きていればすべてのハゲ薄毛に効果があります。
多少の副作用はありますが、日常生活において問題のないレベルの物です。
ミノキシジルについては「生やして治す薄毛治療薬!ミノキシジルの効果・副作用・値段を徹底解説!」をご覧ください。
まとめ
増毛は施術を行った直後からハゲ薄毛が隠れて、ボリューム感も文句なしです。
しかし、月に1回程度のメンテナンス費が掛かったり、体質的に合わない人もいるので注意が必要です。
また、増毛はその人に合った本数や毛の種類が違うので、料金が明確に出来ていない所が多いです。
増毛の出来とかかる費用を他の選択肢と見比べて、自分に合った方法を選びましょう!