発毛剤 薄毛治療
2017.10.17更新
フィンペシアとミノタブの相乗効果で治療力アップ!?フィンペシアとミノタブ(ミノキシジルタブレット)の併用を解説
このページでは「フィンペシア(フィナステリド)」と「ミノタブ(ミノキシジルタブレット)」を併用して治療した際に得られる効果やデメリット、入手方法や値段を詳しく解説していきます。
目次
1分でわかるフィンペシアとミノタブの併用
フィンペシアはAGAによる抜け毛を止める成分は配合されているが、毛根にはたらきかけて毛を生やす成分は配合されていない。
そのため、フィンペシアだけを使っているとAGAによる抜け毛を止めることはできるのだが、そこから毛を生やすことに関しては自分の毛根頼りになってしまう。
薄毛の期間が長い人は毛根が正常に活動できるまでに時間がかかってしまうことが多く、フィンペシアだけでは治療に長い時間がかかってしまうケースが多い。
そこで毛根の毛母細胞(毛を作る細胞)を活発化させる効果を持ったミノタブを併用することで「抜け毛を止めて毛を生やす」という相乗効果が得られる。
フィンペシアとミノタブは併用すると効果的
AGA治療薬の『フィンペシア』とミノキシジルの錠剤『ミノタブ』は併用することでより強い発毛効果を得られる、というのが現在の薄毛治療の考えです。
これはフィンペシアの持つ発毛効果とミノタブの持つ発毛効果まったく異なるものであるため、相乗効果が見込めるからです。
フィンペシアとミノタブは効果が違うので相乗効果が見込める!
フィンペシアはAGAの原因のひとつである「DHT」という物質を作らせないようにすることで、AGAによる抜け毛が起こらないようにするというものです。
簡単に言えば「抜け毛を止めている」薬なので、正確に言えば直接的に毛を生やしているわけではなく、毛が生える土壌を維持しているということになります。
一方でミノタブはAGAの原因には一切関わらず、ただ「毛を生やす」という効果を持っています。
ミノタブは抜け毛を止める効果を持っていない代わりに、毛を生やすという文字どおりの発毛効果を持っているのです。
このふたつの薬を並べてみると面白いことがわかります。
フィンペシアはAGAの原因を止めることができますが、毛を生やすことはできません。
ミノタブはAGAの原因を止めることはできませんが、毛を生やすことができます。
つまり、このふたつの薬はお互いに持っていないものを持っているのです。
そしてこのふたつの薬を同時に使えば、AGAの原因を止めつつ毛を生やす効果も得ることができます。
これこそフィンペシアとミノタブの併用が効果的と言われている理由なのです。
フィンペシアについてもっと詳しく知りたい方は「フィンペシア徹底解説」を、ミノタブについてもっと詳しく知りたい方は「ミノタブ徹底解説」を参考にしてください。
片方だけだと効果がないの?
効果がないわけではありませんが、併用治療に比べると効率が落ちるのは間違いありません。
例えばフィンペシアだけを使用した場合、AGAによる抜け毛は止まりますが毛の成長に関しては身体のシステムに任せるしかありません。
初期の頃であればそれでもOKなのですが、薄毛の期間が長かった人は抜け毛が止まっても毛根が正常にはたらけるようになるまで長い時間がかかることが多いので、治療が長引く可能性が高いです。
また、逆にミノタブのみ使用の場合はAGAが進行し続けるため、毛が生えてくる代わりに抜け毛が止まりません。
そのため、抜け毛と生えてくる毛のどっちが多いかみたいな勝負になってきてしまうのです。
片方だけの使用だと現状維持や緩やかな改善レベルに収まってしまうでしょう。
薄毛が進行してしまっている場合は併用で治療していきたいです。
期間はどれくらい併用すればいいの?
フィンペシア、ミノタブともに効果の実感までには6ヶ月ほどの時間が必要ですので、クリニックでは最低でも6ヶ月は併用を続けてくださいと言われることが多いです。(もちろん重い副作用が出た場合などは除きます)
また、フィンペシアとミノタブはどちらも飲んでいる間だけしか効果が出ない薬なので、そこからどれだけの期間飲み続けるかはあなた次第となります。例えば「60歳までは薄毛になりたくない」と思っているのであれば、基本的には60歳になるまで飲み続ける必要があります。
ただ、発毛剤治療をやめることはできませんが、併用だけなら途中でやめることができます。
さっきも少し説明しましたが、併用に比べるとどちらか片方だけ使っている場合では現状維持くらいの効果しか得られません。
しかしこれは逆に言えば現状維持でも構わないなら片方だけ使っていればいいということでもあります。
併用によって薄毛が回復したあとなら併用をやめても大丈夫なのです。
併用を止めても大丈夫になるまでの期間は個人差があるので具体的には言及できませんが、とりあえず「あとは現状維持でもいいかな」と感じればそこから併用をやめることができます。
フィンペシアとミノタブの併用によるデメリット
治療効果の面ではメリットが目立つフィンペシアとミノタブの併用ですが、併用もいいことばかりではありません。
いくつか看過できないデメリットもありますのでひとつひとつ見ていきましょう。
治療費が高い
発毛剤の併用でまず大きくのしかかってくる問題がこれです。
片方だけしか使わない発毛剤治療と比べると、単純に使う薬が増えているので治療費も増えます。
薄毛治療がある程度まで進めば片方だけの使用でもOKにはなるものの、それまでの期間は治療費が倍増してしまいまうのは厳しいですね。
薄毛治療が金銭的に辛いという方は併用治療が難しいかもしれません。
副作用のリスクが増す
これもまた単純な話ですね。ミノタブとフィンペシアを併用するとどちらの副作用が出てもおかしくありません。
ですから、どちらか片方しか使っていない人に比べると副作用が出てくるリスクが増してしまうのです。
副作用のリスクを極限まで下げたいという方にはあまり向いていない治療法と言えます。
フィンペシア・ミノタブの入手方法と価格
発毛剤の入手方法には薄毛治療専門のクリニックに行く方法と海外から通販する個人輸入で手に入れる方法のふたつがあります。
クリニックは安全性が高い代わりに値段が高く、個人輸入は安全性が低い代わりに値段が安いです。
どちらの手段を選ぶかじっくりと考えてみてください。
薄毛治療専門のAGAクリニックで処方してもらう
効果の高さと安全性を両立しようと思った場合、もっとも適しているのがAGAクリニックで発毛剤を処方してもらうことです。
ただし、フィンペシアは日本の薬ではないので日本のクリニックでは処方してもらうことができません。
そのためAGAクリニックでフィンペシアの治療をしたい場合は先発医薬品である『プロペシア』や、国に認可されているジェネリック医薬品を代わりにする必要があります。
クリニックで処方してもらうときの価格
AGAクリニックではプロペシア、ミノタブともに5000円~7000円ほどが相場となっています。
診療費等も考えるとだいたい15000円から20000円が1ヶ月あたりの治療費となるでしょうか。
行ってもらうことができるのはAGAクリニックだけです。海外で販売されているフィンペシア・ミノタブを個人輸入で通販する
フィンペシアとミノタブは海外では一般的に販売されている国があるため、その国から直接仕入れてしまえばクリニックに行かずとも入手が可能です。
このように海外から直接的に薬を仕入れることを「個人輸入」といいます。
個人輸入については「個人輸入を徹底解説」で詳しく解説していますのでこちらの記事も参考にしてください。
個人輸入したときの価格
個人輸入はクリニックを通さずに買うので医療費がまったくかからず、結果として費用が非常に安くなります。
クリニックだと診療費込みで1ヶ月15000円でしたが、個人輸入ならフィンペシアが1ヶ月1500円前後、ミノタブ錠剤のジェネリック医薬品だと1000円という破格の安さです。
併用しても1ヶ月3000円程度で薄毛治療ができるのです。
個人輸入はデメリットも大きいので注意
価格だけ見ると圧倒的にオトクな個人輸入ですが、個人輸入した薬は日本では認められていない薬ですので、万が一粗悪品を掴んでしまったり、重い副作用が出てきたとしても国は一切保証してくれませんし、保険治療もできません。
治療中に相談する医師も存在しないため、完全自己責任での治療となってしまうというデメリットがあります。
リスクを取ってでもコストパフォーマンスの良い治療をしたい人向けと言えるでしょう。
まとめ
フィンペシアとミノタブの併用は、お互いがお互いに持っていない効果を補うので発毛治療としてはより高い効果を得られる治療です。
併用には治療費が増えるというデメリット、副作用のリスクが高まるというデメリットもありますが、効果的な治療をしたいのであれば併用を選ぶべきです。