AGA(エージーエー) 髪の毛の雑学
2017.06.26更新
三十路を過ぎたら抜け毛が増える!?30代から始める正しい男の育毛術
上司や親、先輩など年上の人の髪がドンドン薄くなっていくのを見て、30代になってから抜け毛を意識し始める人が多いようです。
同期や友人とあった時、薄くなり始めている姿を見て「俺もやばいかも!」というパターンも多いようです。
10代20代の内は抜け毛どころかハゲるとすら思っていない人が多いですが、年を取って薄くなっている人が多い年代に近づくに連れて気になるのも当然の話です。
実際30代を越えると途端に薄毛率が高くなっている印象があるので、まずはその原因から見ていきましょう。
30代から抜け毛が増えやすくなる!?
一般的に30代というと、「気持ちはまだまだ若いのに体が衰え始める」というとても微妙な年なのです。
「自分はまだ若い」と思い込んでいても、体の方は確実に衰えていっています。
衰え始めている体を10代20代の頃のように酷使すると、体が耐えきれずに様々な害を及ぼすことがあります。
抜け毛の増加もその内のひとつです。
また、「AGA(男性型脱毛症)」と呼ばれる男性特有の薄毛は、20代での発症率が10%なのに対して30代は20%と発症する確率が倍になります。
そのため若いときはAGAの心配があまりなく、代謝が良いので不健康による薄毛もなり辛いのです。
つまり、30代は「不健康が原因の抜け毛」と「AGAが原因の抜け毛」の2つが起こりやすくなる最初の年代なのです。
抜け毛を減らすには生活習慣の改善が大切!
30代あたりから若い時のような感覚で無茶な生活をすると、すぐに体に現れてしまいます。
中年太りと呼ばれるのがそれの代表です。
若いときは代謝が良いので、多少食べ過ぎたり運動しなくてもブクブクと太ることはありませんが、代謝が悪くなった後も同じ生活を続けているとドンドン太ってしまいます。
髪の毛の場合も一緒です。
若いときは代謝が活発なので、よっぽど酷い生活をしていなければ異常な抜け毛が起こるような心配はあまりありません。
しかし、30代になると代謝が落ち始めるので、より一層気を使わなければ直ぐに不健康になり抜け毛に繋がります。
そのため、まずは生活習慣を改善して健康的な毎日を送ることが大切です。
食生活の改善
まず気を付けてほしいのが食生活です。
30代にもなると金銭的に余裕が出てきて、自分が食べたいものを食べたいだけ買えてしまいます。
そうなると栄養が偏った食事になりがちで、体が不健康になるだけでなく抜け毛に繋がる可能性があります。
1日3食、バランスのよい食事を心がけるだけで体の健康に大きく近づけます。
「食べたいものが食べたいだけ食べられる」という欲望に打ち勝ち、健康的な体を目指しましょう!
しっかり寝る
続いては睡眠です。
睡眠不足は10代20代でも体に深刻なダメージを与えますが、代謝が落ちた30代ではさらに大きなダメージを負います。
寝不足になると全身の血管が縮小して血行が悪くなります。
髪の毛は、頭皮が血液から栄養や酸素を受け取って成長、維持しているので、血行の悪化は髪の成長や維持を妨げることになります。
髪の毛に十分な栄養が回らないとドンドン細く弱くなって抜けやすくなってしまいます。
疲れを取るためにも、髪の毛をしっかりと育てるためにも睡眠はしっかり取りましょう!
睡眠と抜け毛の関係について詳しくは「寝ないと髪は育たない!眠りと抜け毛の関係と、育毛のための睡眠方法を徹底解説」で説明しています。
正しく洗髪する
生活習慣の中でも意外と見落とされているのが洗髪です。
間違った洗髪方法を続けていると頭皮の環境を悪化させたり、酷い場合だと頭皮が炎症を起こして抜け毛に繋がります。
まず気を付けたいのが「頭は優しく丁寧に洗う」ということです。
頭皮や髪についた汚れの多くはシャンプーの泡だけで十分落ちるので、指先や爪でゴシゴシ擦って洗っている人は今日から気を付けましょう。
それだけで髪や頭皮のダメージが減るので、優しく揉むように洗うだけで抜け毛が減ると言っても過言ではありません。
頭皮や髪を労るように優しく洗うようにしましょう!
詳しい洗髪方法については「排水溝に絡みつく抜け毛とさよなら!正しいシャンプーの使い方」」をご覧ください。
頭皮のマッサージ
血行の悪化が抜け毛に繋がるという話をしましたが、頭皮のマッサージをすることで血行をある程度改善することができます!
マッサージと言っても何も特別なことはしません。
詳しいやり方は「自宅で簡単! 道具の要らない頭皮マッサージで薄毛対策・抜け毛予防!」で説明していますが、頭皮を指圧するだけです。
たまに「薄毛が治っている気がしないからやーめたっ!」と言って途中でやめる人がいますが、飽くまでもこのマッサージは無駄な抜け毛を減らすための行為だということを忘れないでいてください。
「薄毛が悪化している」ならまだしも「薄毛が治らない」と言ってやめるのはおすすめできません。
薄毛が治らずとも現状維持ができているなら、マッサージはある程度効果を示しています。
本当にマッサージが効果がないなら薄毛はドンドン悪化していくはずですから。
毎日簡単にできることだからこそ、毎日継続して行っていきましょう。
ストレスを発散する
30代にもなると部下や上司に囲まれてストレスが溜まると思います。
ストレスが溜まると食欲不振や不眠症など、健康に悪い症状が出てきます。
せっかく「食べ物に気をつけよう!」「しっかり寝よう!」と思っていても、ストレスなんぞに邪魔される訳にはいきません。
ストレスは溜め込んでも何も良いことはないので、「ストレス溜まってるな~」と感じたら、早い内にパパッと発散してしまいましょう!
方法はなんでも良いです。
打ちっぱなしに行ってもドライブに行っても良いです。
とにかく自分がスッキリできるようなことをして、心に積もった鬱憤を晴らしましょう!
AGAは治療が必要!
ここまで抜け毛を減らすための説明をしてきましたが、AGAの人はこれだけでは抜け毛が改善しません。
何故かと言うと、AGAの原因は「DHT」という男性ホルモンと男性ホルモンの受容体だからです。
今まで上げた方法は飽くまで「髪の毛が育ちやすい環境を作る」というだけで、「DHTの働きを抑える」といった方法ではありません。
もちろん今まで挙げた方法を行うと「AGA+不健康」という抜け毛のダブルコンボを防げるので無駄ではないのですが、AGAによる薄毛は進行していくので解決するためには医学的に治療してAGAの原因を抑えなければいけません。
AGAの治療には「フィナステリド」という薬が使われます。
フィナステリドはDHTの元になる「5α-リダクターゼ」を抑制する効果がある薬です。
原因の元を抑えるのでDHTの量が減り、AGAの進行を抑えることができます。
また、単純に毛を生やす薬として「ミノキシジル」があります。
どちらもAGAが治療薬として有名なので、一度検討してみてください。
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まとめ
30代から抜け毛が増えてくるのは、体の機能の衰えが始まるのとAGAの発症率が上がるのが原因です。
体の健康無くして髪の健康はないので、まずは生活習慣に気を使って体の健康を目指しましょう。
もしもAGAでハゲている場合はフィナステリドやミノキシジルで改善できます。