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高校生なのにハゲた!?男子高校生の薄毛と対策をまとめて解説

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まだ高校生なのにハゲてしまった。

高校生活において、これほど絶望を感じる出来事はありません。

異性にモテることはほぼなくなってしまいますし、友人や先輩からは「ハゲ」と馬鹿にされる日々が延々と続くことでしょう。

男子からも女子からもハゲ扱いをされてしまったら高校生活で楽しいことなんて何一つなくなってしまいます。

大人になってからのハゲであれば、まだマシなんですよね。

発毛剤や植毛といった大人向けの治療や手術を受けることもできますし、何より大人であれば自分の稼いだお金を使い、自分の意思で治療を行うことができます。

しかし、高校生が薄毛を対策しようとするのは金銭的にかなり厳しく、なにより未成年の治療が認められていない方法もかなりあります。

親に相談しようにも勇気がなくて言い出せなかったり、なんとか相談できてもまともに取り合ってくれないといった事態も起こってしまうことでしょう。

「自分がハゲているのはわかる。でもいったいどうしたらいいのかわからない」

そんな悩みを持つあなたのために、このページでは薄毛になってしまった高校生がどうすればいいのかをわかりやすく解説していきます。

高校生に起こりうる4つの薄毛

ハゲていない人たちは「ハゲなんて全部一緒。髪の毛が抜けてなくなってしまったこと」くらいの認識かもしれませんが、医学的にはひとくちに「ハゲ」と言っても様々な種類があります

例えば硬貨大のハゲができてしまういわゆる「10円ハゲ」は「円形脱毛症」という名前の脱毛症ですし、生え際が交代する「M字ハゲ」とか河童のように頭頂部がハゲあがってしまう「O型ハゲ」は「男性型脱毛症」という名前の脱毛症です。

ハゲはそれぞれ原因や症状によって種類分けされており、それぞれに異なった対策があるのです。

ですから、まずは「自分のハゲがどれに属するのか」を理解し、そのためにすべきことを知っていくのが重要となります。

それでは高校生に起こりうる薄毛を見ていきましょう。

その1:ハゲじゃないのにハゲだと思い込んでしまう「思い込みハゲ」

まず高校生に多いのがこの「思い込みハゲ」です。

思い込みハゲとはいったいなんなのか。それは読んで字のごとく「自分がハゲだと思い込んでしまう」というハゲであり、すなわちハゲでもなんでもない健康な状態のことです。

ハゲで悩んでいる高校生は数多く存在しますが、実際には自分をハゲだと思い込んでしまっている人がもっとも多いと言っても過言ではありません。

とあるクリニックでは、薄毛に悩む10代の来院患者のうちの6割が健康な頭髪を持っていたそうです。

つむじや分け目、生え際といった、どんなに健康でも頭皮が見えてしまう部分をつぶさに観察して、
「自分は他人よりも見えている頭皮が多いかもしれない……いや、絶対に多い……これは確実にハゲだ……」
と、どんどん悪い方向へと考えてしまうのです。

思い込みハゲの対策

思い込みハゲの対策は方法だけなら極めて簡単と言えます。

なぜなら「自分はハゲじゃないんだ」と気づけばそれでOKだからです。

「自分はハゲではない」とセルフチェックする方法でおすすめしたいのが自分の抜け毛チェックです。

どんなに健康な人でも1日あたりに70本から100本は髪の毛が抜けていくものであり、1日の抜け毛が100本以内に収まっていれば基本的に問題はないと言えます。

とはいえ、自分の抜け毛をすべて集めて数えるのは実質的に不可能です。

なので、抜け毛が起きやすいシャンプー時の抜け毛を排水溝から回収し、その本数だけを数えるのが現実的なチェック方法となるでしょう。

このシャワー時の抜け毛は50本以内に収まっていれば、概ね安心だと言えます。

他にも抜け毛の毛根の形をチェックして、毛根部分が棍棒のように膨らんでいるかどうかを確認するというチェック方法もあります。

健康的な抜け毛は毛根部分が膨らんでいて、病的な抜け毛は毛根部分が先細りになっているため、毛根部分を確認すれば自分の抜け毛が病的なものかどうかが判別できるのです。

抜け毛のセルフチェックについては「道具要らずの毛根チェックで薄毛診断!あなたの抜け毛は大丈夫?」で詳しく解説しているので、こちらも合わせて参照してください。

その2:10円ハゲができてしまう「円形脱毛症」

円形脱毛症の症例写真

円形脱毛症はもっとも有名な脱毛症の一つなので、「これは知ってるぞ!」という方も多いかもしれません。

俗称としては「10円ハゲ」という名前で呼ばれている脱毛症で、コインくらいの大きさの丸いハゲがひとつから数個くらいできてしまうというのが主な症状です。

症状が特殊なので、脱毛部分を確認して「あ、これはきっと円形脱毛症だな」と自己診断できてしまった方も多いと思います。

円形脱毛症は、一般的には強いストレスが原因で引き起こされるハゲだと思われていますが、実際にはそうではありません。

現代の医学では円形脱毛症は「自己免疫疾患」という病気であるという考え方が主流です。

自己免疫疾患とはなにかといいますと、簡単に言えば「自分の免疫が身体を異物だと勘違いして攻撃してしまう」という病気のことです。

私たちの身体には風邪をひいてウイルスが身体に入り込んできたときなど、異物を攻撃して追い払うというシステムが存在するのですが、そのシステムが異常をきたして毛根を攻撃してしまうということがあるのです。

そして攻撃を受けた毛根は育つ力を失って抜けてしまうというわけです。

円形脱毛症の対策

先ほど少し触れましたが、円形脱毛症はれっきとした病気です。

ですので、病院に行けばしっかりと治療してくれます

とはいえ、髪の毛にも困ったところがありまして、治療を開始して1日2日で生えてくるようにはならないんですよね。

治るには治るのですが、数ヶ月単位で時間がかかってしまうんです。

そこで円形脱毛症が治るまでの対策として効果的なのが医療用のウィッグやエクステによるハゲ隠しです。

現在のウィッグやエクステは非常に出来が良くなっていて、注意深く確認してもどこがハゲなのかわからないような自然さで脱毛部分を隠すことができます。

薄毛治療で重要なのは「自分の目にも他人の目にもハゲが見えなくなる」ということですから、治療と並行してウィッグを使用するのがおすすめです。

また、医療機関の受診の際に注意して欲しいのが受診する病院で、基本的には薄毛治療専門のAGAクリニックでは円形脱毛症の治療に対応していないことが多いです。

これはAGAクリニックが「遺伝が原因で起こってしまうハゲ」をメインに治療しているからなんですね。

免疫が原因の円形脱毛症はAGAクリニック的には専門外のハゲなのです。

ですので、円形脱毛症を治療するときは皮膚科を受診するようにしましょう。

その3:不健康が原因で起こる「びまん性脱毛症」

夜更かしする女性

抜け毛には、連日夜更かしをして十分な睡眠時間が確保できていないとか健康的な食生活ができていないとか、そういった健康的な生活ができていないせいで起こるものがあります。

あえて病名で区分するなら大人の女性に多い薄毛の「びまん性脱毛症」ということになるでしょう。

びまん性脱毛症とは、特定の一部分ではなく頭部全体から間引かれるようにして抜け毛が起こってしまうという脱毛症です。

大人の女性の場合は加齢や出産による女性ホルモンの減少で起こるのですが、男性でも栄養失調などの要因で起こってしまうことがあります。

不健康による抜け毛はハゲというよりは単なる抜け毛の問題なので、頭皮が露出してしまうレベルになってしまうことは稀ですが、それでも対策は必須です。

びまん性脱毛症の対策

とにかく健康的な生活を心がける

びまん性脱毛症の対策はこの一言に尽きます。

不健康になったことが原因で抜け毛が起こっているわけですから、健康になれば抜け毛は止まる。これは当然の摂理です。

夜にしっかりと眠って、しっかりと食事で栄養を摂るというごく普通の生活さえできていれば、このハゲは自然と治っていきます。

その4:遺伝と男性ホルモンが原因で起こる「AGA(男性型脱毛症)」

一般的に「ハゲ」とか「薄毛」という言葉で想像されるような症状を引き起こすのは「AGA(男性型脱毛症)」という脱毛症です。

小難しい医学的な説明は「男性型脱毛症「若ハゲ」、AGAとは?」を参考にしていただきたいのですが、簡単に説明するとAGAは「遺伝」と「男性ホルモン」というふたつの組み合わせが髪の毛をじわじわと産毛に変えてしまうという薄毛です。

男性型脱毛症は「壮年性脱毛症」とも呼ばれている脱毛症で、その名のとおり壮年期(20代後半くらい)に発症するのが一般的な脱毛症なのですが、最近では高校生で発症するケースも増えてきています。

これはなぜかと言いますと、脱毛症が発症するために必要な男性ホルモンは思春期の時点でもう作られているからです。

男性ホルモンの分泌量がピークを迎える20代あたりで発症するのが普通なのですが、男性ホルモンの分泌量には個人差があり、高校生の時点で多くの男性ホルモンが分泌されていると発症時期が早まってしまうわけなんです。

男性型脱毛症は次の写真のように「生え際が後退していく」か「頭頂部がアルファベットのOの字のようにハゲていく」2種類の進みかたがあり、症状が進んでいる場合は自分で鏡を見てもはっきりとわかります。

自分が男性型脱毛症かどうかのチェック方法については「もしかして自分はAGA?男性型脱毛症のセルフチェック方法」が詳しいので、こちらも参考にしてください。

AGAの対策

現時点でAGAを対策しようと思ったら医学的な治療を受ける他ありません。

治療方法については「ハゲは医学で治療可能!AGA治療の種類と効果まとめ」でまとめているように様々な種類があるので、薄毛の進行具合や副作用などを鑑みて、医師との相談のもとに治療していきましょう。

ヘアワックスはハゲの原因なのか?

頭皮マッサージをする男性

確かにワックスが原因で深刻な抜け毛が起きることがあるのは事実です。

しかしそれはワックスを毎日つけてるのに1ヶ月間1回も頭を洗わないとか、大量のワックスを頭皮につけたまま放置するとか、そういった異常な使い方をしている場合に限ります。

「ヘアスタイルを整えるために適量をつけて、ワックスを使ったらその日のうちに洗い流す」というようにごく普通の使い方をしている分にはワックスが薄毛の原因となることはないのです。

私たちの生活に欠かせない塩分だって一度に300グラム摂取すれば死んでしまうのと同じで、一見無害なものでも異常な使い方をすれば身体に悪影響が出てくるのは当たり前のことなのです。

ですから、毎日しっかりとシャンプーで洗い流すことさえ心がけていればわざわざヘアワックスの使用をやめる必要はありません。

正しいシャンプーの方法については「もう排水溝を黒くしない!抜け毛を増やさないための正しいシャンプー方法」で解説しているので、こちらを参考にしてください。