発毛剤
2017.10.06更新
ミノキシジルのM字ハゲ(生え際)への効果を徹底解説!
このページでは、ミノキシジルがM字(生え際)に与える影響を徹底的に解説していこうと思います。
目次
ミノキシジルとは?
それではまず、今回の話の中心であるミノキシジルについて説明しましょう。
ミノキシジルは元々高血圧の治療薬として開発されていましたが、副作用として毛が生えることが確認されたため髪の毛を生やす薬として使われるようになった成分です。
ミノキシジルはきちんと国から「毛が生えますよ」と認められているので信用度はとても高いです。
現在日本で販売されているミノキシジル配合の薬は、大正製薬が販売する「リアップシリーズ」と、スカルプDで有名なアンファーが販売する「メディカルミノキ5」の2つです。
リアップ
メディカルミノキ5
他にも、薬を海外から個人輸入する、AGAクリニックで処方してもらうなど、ミノキシジルを使う方法は色々あります。
このあたりの話を詳しく知りたい人は「生やして治す薄毛治療薬「ミノキシジル」(内服薬・外用薬)の効果・副作用・値段を徹底解説!塗るのも飲むのもこの記事だけで丸わかり!」をご覧ください。
M字ハゲとは?
M字ハゲというのは、その名の通り生え際の形がアルファベットの「M」に見えることから付いたハゲ方の名前みたいなものです。
つまり、M字ハゲと言うのは病名でもなんでもなく、正確には「生え際がM字にハゲている」という症状を指すものなんですね。
M字ハゲになってしまう原因はAGA(男性型脱毛症)という男性特有の脱毛症で、日本成人男性の約30%に発症していると言われています。
AGAの詳しい仕組みは「AGA(エージーエー)とは?男性型脱毛症による薄毛・ハゲの原因と治し方!」を見てもらいたいのですが、簡単に説明すると男性ホルモンと特殊な遺伝物質が結びつくことで生まれる脱毛因子がヘアサイクルを短縮させてしまうのが原因です。
AGAには進行するパターンが「生え際が後退する」「頭頂部(つむじ)が薄くなる」「生え際とつむじが同時に薄くなる」という大きく3つあり、この内生え際が後退するパターンの人がM字ハゲになります。
ミノキシジルは生え際に効く!
少し長くなりましたが、まずは結論から言ってしまいましょう。
ミノキシジルは生え際に効きます。
最初の方にも言いましたが、ミノキシジルには純粋に「髪の毛を生やす」という効果があり、その効果は毛が生える部分であればどこでも発揮します。
もちろんそれは生え際も例外ではなく、ミノキシジルはちゃんと生え際にも効果を発揮します。
M字ハゲの対策としてミノキシジルの使用を考えている人も、そこは安心してもらえればと思います。
ミノキシジルを生え際に使う場合の注意事項
さて、ミノキシジルは生え際に効くといいましたが、それだけで判断するのは危険です。
ミノキシジルには「髪の毛が生える」という大きなメリットと引き換えに、気を付けなければいけない点がいくつかあります。
ミノキシジルを検討するときは、これから紹介する注意事項も頭に入れておいてください。
ミノキシジルには副作用がある!
まず気を付けなければいけないのは、副作用です。
詳しくは先程も紹介した「生やして治す薄毛治療薬「ミノキシジル」(内服薬・外用薬)の効果・副作用・値段を徹底解説!塗るのも飲むのもこの記事だけで丸わかり!」を見てもらいたいのですが、ミノキシジルには「かゆみ」「かぶれ」「発疹」といった皮膚のトラブル系の副作用が報告されています。
これは薬のアレルギーや頭皮がアルコールなどの刺激に負けてしまうことで起こるんですね。
副作用は「絶対に起こる」という訳ではありませんが、可能性があるということは必ず頭に入れておきましょう。
ミノキシジルだけでM字ハゲを治すのは難しい!
これがミノキシジルを使う上での最大の注意事項でしょう。
ミノキシジル単体でM字ハゲを治すのは難しいです。
というのも、M字ハゲというのは男性ホルモンと特殊な遺伝物質が結合することが原因のAGA(男性型脱毛症)によって起こる状態なので、M字ハゲを治すためにはAGAの原因をなんとかしなければいけません。
参照:「AGA(エージーエー)とは?男性型脱毛症による薄毛・ハゲの原因と治し方!」
ミノキシジルは確かに髪の毛を生やす力がありますが、言ってしまえばそれだけなんです。
AGAの原因である男性ホルモンにも特殊な遺伝物質にも影響を与えられないので「髪の毛は生えるけどAGAで抜け続ける」という状態になってしまうんです。
髪の毛は生えているのでハゲ・薄毛の進行は改善するのですが、根本的な解決にはなっていないんですね。
なので、M字ハゲを治すのならAGAの進行を止めることが大切なんです。
ミノキシジルはフィナステリドとの併用をおすすめ!
ということで、生え際にミノキシジルを使う場合は、AGAの進行を止めるために「フィナステリド」の併用をおすすめします。
フィナステリドというのは、国から「AGAの治療に使えますよ」という強い効果が認められている成分で、使うことでAGAの進行を食い止めることができます。
もちろん効果が強いだけあって副作用もありますので、「男性型脱毛症の治療薬「フィナステリド」を効果や副作用、価格から治療メカニズムまで徹底解説!」も一度ご覧ください。
フィナステリドが配合されている薬で有名なのは「プロペシア」ですね。
このAGAの進行を止めるプロペシアと、髪の毛を生やすミノキシジルの相性は最高です。
その相性の良さを「AGA治療はプロペシアとミノキシジルの併用が効果的!発毛剤併用の効果や金額、デメリット」で徹底的に説明しているので、ミノキシジルとプロペシアの相性について知りたい方はこちらの記事もぜひご覧ください。
まとめ
ミノキシジルは、髪の毛を生やす薬でM字ハゲ(生え際)にも効果があります。
ただし、M字ハゲになってしまうのはAGAが原因ですので、原因を取り除けないミノキシジルだけではM字ハゲを治すことは難しいです。
なので、M字ハゲにミノキシジルを使う人は、一緒にAGAの進行を止めるプロペシア等のフィナステリドが配合された薬を併用することをおすすめします。