発毛剤
2017.10.06更新
リアップの副作用を徹底解説!ミノキシジル外用薬「リアップ」で起こる副作用とは?
このページではリアップの副作用について解説します。
副作用だけでなく効果や使用方法など、リアップそのものについて詳しく知りたい方は「リアップを徹底解説」を参考にしてください。
1分でわかるリアップの副作用
リアップの副作用は頭皮が薬にアレルギー反応を起こすことによる「使用部位のかゆみ、かぶれ、発疹」といった肌の異常が主。
また「狭心症、高血圧等の既往のある患者において、動悸、胸痛等の循環器系副作用に関する報告が相次いだ」との結果が出ているため、心臓の弱い人や血圧の高い人は使用を控えたほうがいい場合がある。
リアップの有効成分であるミノキシジルには「髪の毛以外の体毛の増加」という副作用もあるが、それはミノキシジルを飲んだときに見られる副作用であるため、外用薬であるリアップで毛深くなる副作用が起こるとは考えにくい。
リアップの主な副作用は頭皮の痒みや発疹
リアップの副作用としてまず考えられるのが使用部位にかゆみやかぶれ、発疹といった肌の異常が起こることです。
これらの頭皮の異常は、直接薬を塗ったことで皮膚がアレルギー反応を起こしているために起こります。
薬品には添加物としてエタノールやセタノールといったアルコール成分も含まれるため、肌が弱くアルコール物質に弱い人などは肌に赤みやかゆみが出てくる可能性は高まります。
リアップにおける副作用発現率などの詳しいデータは「食品衛生審議会医薬品等安全対策部会安全対策調査会 議事録」で以下のように語られています。
調査施設は518施設、症例数は3,072例でありまして、報告されました副作用は271例、378件、副作用発現率は8.82%でございました。
内訳は、適用部位そう痒感123件、適用部位発疹43件などとなっております。
この議事録ではすべての副作用データが出ているわけではないので、残りの副作用がどういったものかはわからないのですが、やはり副作用はかゆみや発疹が多くを占めている(約44%)ようです。
リアップで体毛が濃くなる副作用は考えにくい
リアップの有効成分であるミノキシジルには副作用として「体毛が濃くなる」というものがあります。
そのせいか、一部のサイトでは「リアップは危険な薬だ」という論調で語られることがあります。
ですが、体毛が濃くなったりはミノキシジルを"飲んだとき"に出てくる副作用です。
ミノキシジルの効果は「毛を生やす」というものなのですが、塗り薬のリアップと違って飲み薬のミノキシジルはその発毛成分が身体全体に回ってしまうので、結果として体毛が濃くなってしまうのです。
ですので、頭にしか薬を塗らないリアップで体毛が濃くなることは考えにくいと言えます。
また上記の議事録でもそのような副作用が確認されてもいないため、リアップの副作用として「体毛が濃くなる」は考えなくてもいいでしょう。
心臓が弱い人や血圧の高い人は使用を控えたほうが良い
リアップの議事録では特殊な事例として「狭心症、高血圧等の既往のある患者において、動悸、胸痛等の循環器系副作用に関する報告が相次いだ」という結果が出ています。
簡単に言えば、心臓の病気や高血圧の病気を持っている人には動悸や胸の痛みが出てきたということです。
健康な人の動悸・胸の痛みについては言及されていないので大丈夫ですが、もともと心臓や血圧に問題を抱えている人はリアップの使用を控えた方がいいかもしれません。