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プロペシアを飲む時間ってあるの?プロペシアの正しい服用方法を徹底解説!

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このページでは、プロペシアを飲む時間や、正しい服用方法などを徹底解説しています。

プロペシアとは?

それでは、プロペシアの正しい服用方法を紹介する前に、軽くプロペシアについて復習しておきましょう。

「もう知ってる!」「興味ない!」という人は飛ばしてもらっても大丈夫です。

プロペシアは1992年4月にアメリカのメルク社によって開発された世界初の男性型脱毛症治療薬です。

もともとは前立腺肥大症という病気の治療薬として開発されたのですが、実験中にAGAの治療にも使えることが発覚したために、濃度を下げたものがAGA治療薬として認可されるようになりました。

プロペシアはその効果の強さから日本では「医療用医薬品」として扱われており、医師の処方箋がなければ買えない薬となっています。

また、日本皮膚科学会という皮膚医療の医師が集まる学会ではAGA治療に使うべき薬として認定されています。

プロペシアの有効成分は「フィナステリド」で、フィナステリドはAGAの原因の1つである「ジヒドロテストステロン」を生み出す「5α-リダクターゼ」の働きを阻害する効果を持っています。

フィナステリドについて、AGAについて詳しく知りたい方はそれぞれ関連記事をご覧ください。

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プロペシアはいつ飲んでも良い!

それではまず、多くの人が気になっている「プロペシアをいつ飲むのか」を説明しましょう。

見出しにもありますが、「プロペシアはいつ飲んでも良い」が結論です。

プロペシアの説明書」には飲み方と注意事項等が記載されていますが

男性成人には、通常、フィナステリドとして0.2mgを1日1回経口投与する。

なお、必要に応じて適宜増量できるが、1日1mgを上限とする。

(3)食事の影響

健康成人にフィナステリド0.2mg及び 1 mgを空腹時あるいは食後30分以内に1日1回7日間反復経口投与した際
投与7日目のAUC及びCmaxは空腹時及び食後投与間でほぼ同値であり、食事の影響は認められなかった。

という風に、服用の方法としては1日1回飲む、食事の影響は受けないという記載しかありません。

これは、朝に飲んでも昼に飲んでも、夜に飲んでも大丈夫ということです。

他の薬のように「食後じゃないとダメ」「寝る前じゃないとダメ」というような細かい制限がないんですね。

なので、プロペシアを飲む時間で悩んでいた方は、安心して自分のタイミングで飲んでください。

時間を決めて飲むのがおすすめ!

とはいっても、プロペシアは毎日服用しなければ効果が薄くなってしまう薬ですから、自分が飲み忘れないようにある程度時間や行動に紐付けて飲むことをおすすめします。

例えば「入浴後に飲む」とか「昼ごはんを食べた後に飲む」とかですね。

ただし、例えば「朝ごはん後」や「出勤前」などバタバタしてしまう時間や、「髪をセットした後」など毎日行うとは限らない行動に紐付けるのは、逆に飲み忘れの原因になるのでおすすめできません。

毎日必ず行うことに紐付けて、飲み忘れを防ぎましょう。

プロペシア服用の注意事項

プロペシアを飲む時間に指定はありませんでしたが、プロペシアには服用する時の注意事項がたくさんあります。

プロペシアの正しい服用方法を身につけるため、これから紹介する注意事項に気を付けましょう。

女性や未成年は飲まない

プロペシアを飲むにあたっての注意事項にまず挙げられるのが、「女性と未成年の使用禁止」です。

プロペシアは男性特有のAGAを治療するために男性ホルモンに大きく影響を与える強い薬です。

体ができていない未成年が服用すると、発育に悪影響が出る恐れがあるので服用禁止です。

プロペシアは生まれてくる赤ちゃんにも多大な影響を与えることが懸念されるので、女性に関しては触れることすら禁忌になっています。

男性ホルモンに強い影響を与えますから、プロペシアを使うのは体ができた成人男性だけにしましょう。

副作用がある

ここからは、服用する時の注意です。

プロペシアは強い効果を持った医薬品ですから、当然副作用が出る可能性があります。

臨床試験
48週間の二重盲検比較試験において、安全性評価対象276例中11例(4.0%)に14件の副作用(臨床検査値異常変動を含む)が認められた。主な症状はリビドー減退3例(1.1%)、勃起機能不全2例(0.7%)等であった。〔承認時〕

使用成績調査
943例中5例(0.5%)に5件の副作用が認められた。主な症状はリビドー減退2例(0.2%)、肝機能障害2例(0.2%)等であった。〔再審査終了時〕

つまり、販売前の試験では4%、販売後の再試験では0.5%の患者に「性欲減退」「勃起不全(ED)」「肝機能障害」などの副作用が出ているんですね。

プロペシアは男性ホルモンに影響を与えるため性機能に影響が、プロペシアは肝臓で分解されるので肝臓に負荷が、といった感じですね。

この4%と0.5%を多いか少ないかと捉えるのは人それぞれですが、少なくとも副作用があるという点は理解しておきましょう。

錠剤を割らない

続いての注意は「錠剤を割らない」です。

プロペシアは通常薬をコーティング剤で守っているので、成分に直接触れないようになっています。

しかし、内部はそうはいかず、割ってしまうと成分に触れてしまうことになります。

正直な所、成人男性が触れる分にはそこまで問題がない(服用できるから)ですが、未成年や女性はそうもいきません。

割ってしまうことで粉が飛んだり誤って触ってしまう危険があります

プロペシアはそのまま飲んで効果が出るようにできていますから、割らずにそのまま飲むようにしましょう

決められた数以上飲まない

プロペシアを飲む時にやってしまいがちなのが「1日に決められた数以上を飲む」という行為です。

たとえば、「昨日飲み忘れたから今日は2つ飲もう」とか「なんか効き目薄い気がするから3つ飲んじゃえ」という感じですね。

最初の方に引用したように、プロペシアは1日1mgまでは服用して良いことにはなっています。

しかし、だからといって素人の判断で薬の量を勝手に調整するのは危険です。副作用が強く出る可能性があります。

薬を飲む数や量を変えたいときは、必ず医師の判断を仰ぎ、許可をもらってからにしましょう。

アルコールと一緒に飲まない

アルコールはプロペシアと一緒で肝臓で分解されるので、肝臓に強い負担をかけてしまう可能性があります

一応説明書には「アルコールと一緒にとってはいけない」といった記述はありませんが、普通に飲むよりも肝臓に負担が掛かることを考えると、アルコールとプロペシアを一緒に摂取するのはおすすめできません

まとめ

プロペシアは基本的にいつ飲んでも大丈夫で、食後や食前などの制限もありません。

ただし、女性や未成年の使用、副作用、錠剤を割らない、決められた数以上飲まないなど、細かい注意事項がたくさんあります。

プロペシアを正しく服用するためにも、注意事項はよく見て覚えておきましょう。