薄毛治療
2017.11.11更新
自毛植毛後のかさぶた!期間と隠し方、正しい取り方【必読】
目次
植毛手術後はかさぶたができる!
まず最初に伝えておきたいのは、自毛植毛を受けた後にかさぶたができるのは何もおかしなことではない。ということです。
自毛植毛は頭皮に穴を開ける手術なので、頭皮にたくさん傷ができるんですね。
つまり、腕の擦り傷がかさぶたになるように、植毛後の傷がかさぶたになっているだけなのです。
自毛植毛を受けた後のかさぶたで不安になっている人は安心してください。
なお、今回は自毛植毛とかさぶたの関係について説明するので、自毛植毛自体を知りたい人は「【最新】自毛植毛の技術情報まとめ!費用を本数で徹底比較!」をご覧ください。
かさぶたが取れるまでの期間は1週間~2週間!
かさぶたが取れるまでの期間ですが、1週間から2週間くらいでかさぶたが取れることが多いです。
少し詳しく説明すると、植毛手術から2日~3日くらいにかさぶたができはじめ、1週間くらいから少しずつ取れ始めます。
2週間もすればだいたいのかさぶたは取れますが、かさぶたの取れ方には個人差があるので、かさぶたが取れるまで3週間くらいかかることもあります。
とりあえずの目安として1週間~2週間でかさぶたが取れ始めると考えておいてください。
最低1週間はかさぶたに刺激を与えないように注意!
また、かさぶたが取れるまでの日に関係なく、植毛当日~1週間はかさぶたへの刺激を徹底的に避けてください。
自毛植毛は頭皮に穴をあけて、そこに毛を埋め込むことで定着させます。
しかし、埋め込んだ直後の毛根は完璧に定着しているわけではなく、ただ穴に埋まっているだけの状態で、埋めたときの傷が埋まって体の一部として認識されてようやく自分の毛根になります。
なので、自分の体の一部になる前に刺激を与えてしまうと、定着せずに埋めた毛根が死んでしまう恐れがあるのです。
定着しなかった場合はその部分からは毛が生えてこなくなるため、最悪の事態を避けるため刺激は徹底的に避ける必要があるのです。
ただし、「風にあたる」「タオルで優しく触れる」というくらいの刺激なら大丈夫なので、「叩く」「擦る」「ぶつける」といった強い刺激に注意しておきましょう。
かさぶたの正しい取り方
最初の方で1週間~2週間でかさぶたが取れ始めると言いましたが、毛根は1週間もすれば定着しているので、1週間以降であればかさぶたを自分でとっても大丈夫です。
ただし、ゴシゴシ擦って取ったり、爪やブラシなどで無理矢理取らないようにしてください。
定着しているとはいえ、強い刺激を与えるとせっかく定着した毛根が死んでしまう恐れがあります。
これから正しいかさぶたのとり方を紹介するので、定着した毛根を守るために覚えておきましょう。
かさぶたを取るときの前提条件
まず、かさぶたを取るときの前提条件(前準備含む)です。
前提条件は以下の4つ。
- かさぶたを取るのは植毛当日から1週間以降
- かさぶたを取るのは洗髪時
- シャンプーは刺激が少ないものを使う
- シャンプーブラシは使わない
この4つは必ず守るようにしましょう。
かさぶたを取る手順
かさぶたは以下の手順で取りましょう。
- 普段と同じようにシャワーで髪と頭皮を濡らす。
- シャンプーを手にとって、髪の毛全体になじませる。
- 植毛した部分や採取した部分も含め、頭全体を泡立てたシャンプーで洗う。
- シャワーでシャンプーをしっかり洗い流す。
- もう一度シャンプーを泡立てて洗う。
- きれいな泡で指の腹を使ってクルクルとかさぶたを擦って優しく剥がす。
- シャンプーをしっかり洗い流す
かさぶたを落とすときは、綺麗な泡を使って優しく丁寧に擦るのがポイントです。
かさぶたと一緒に毛が抜けるのは問題ない!
ちなみに、かさぶたが取れるとき(自分で取るときも含む)一緒に髪の毛が抜けることがあります。
かさぶたの塊と一緒に髪の毛が抜けるので「定着しなかったの!?」と焦ってしまう人が多いですが、かさぶたと一緒に抜ける毛はまったく問題ないです。
本来抜けるのを待っているだけの毛が、かさぶたにひっついてちょっと早めに抜けてしまっただけです。
毛根が定着していれば毛が抜けても再び生えてくるので安心してください。
ただし、かさぶたと一緒に毛が抜けたときに出血した場合は、毛根が定着できずに死んでしまっている可能性が高いので注意が必要です。
もしも、かさぶたを取ったとき・取れたときに出血が目立つ場合は、植毛を受けたクリニックに連絡するようにしましょう。
植毛後のかさぶたを回避する方法
ここまで植毛後のかさぶたについて説明してきたのですが、実は植毛後のかさぶたを回避する方法があります。
ただし、確実に防ぐ方法ではないので、あくまでも参考程度にしてください。
小まめに患部を濡らす
かさぶたができる大きな原因は血が固まることなので、小まめに患部を濡らして血を洗い流すことである程度かさぶたを防げます。
ただし、シャワーなど勢いが強いものではなく、スプレーなどで優しく濡らすようにしましょう。
湿潤療法を行う
湿潤療法とは、患部を保湿することで傷の治りを早くする方法です。
貼ったら患部がジュクジュクになって膨らむ絆創膏を見たことがある人がいると思いますが、あれが湿潤療法です。
植毛をした患部に湿潤療法用の絆創膏を貼って、血液が固まらないように、かさぶたができないようにするのです。
ただ、頭に絆創膏を貼るのは結構目立ちますから、必ずしも湿潤療法が優れているというわけではないので注意しましょう。
植毛後のかさぶたを隠す方法
植毛後にできるかさぶたは、そのまま放置するには目立ってしまいます。
1週間でかさぶたが取れるとはいえ、仕事を1週間も休むのはむずかしいと思います。
なので、かさぶたが取れるまでに人前に出なければ行けない人は、かさぶたを隠す方法で乗り切りましょう。
最後に、植毛後のかさぶたを隠す方法を紹介します。
髪型で隠す
髪がある程度長い人は、髪型を工夫することでかさぶたをカバーできます。
一番自然ですし、手間もお金もかからないので、まずはチャレンジしてもらいたい方法です。
ただし、髪型をセットするときに患部に刺激を与えないように気を付けましょう。
帽子などで隠す
もっとも手軽で確実な方法は、頭を帽子で隠してしまうこと。
帽子なら街中でも目立ちませんし、同時にオシャレもできます。
ただし、帽子を深く被って擦ってしまったり、長時間被って蒸れたりするのは患部に良くないので注意しましょう。
増毛スプレー(パウダー)で隠す
増毛スプレーとは、髪の毛の色をしたスプレーを髪や頭皮に振り掛けることで、肌色の面積を減らしてハゲ・薄毛に見えなくするという物です。
本来はハゲ・薄毛を隠すために使うのですが、頭皮への影響が少ないため、かさぶたを隠すためにも使えます。
ただし、山のようにスプレーを掛けたり、落とさずに長時間活動するなど異常な使い方をすると、毛根に悪影響が出る恐れがあるので注意しましょう。
かつらで隠す
部分的なかつら・全体的なかつらをかぶることでかさぶたを隠すことができます。
ただし、かつらは「高い」「手入れが面倒」などの様々なデメリットもあるので、隠す最終手段として考えた方が良いかもしれません。
まとめ
自毛植毛を受けた後は、頭皮に傷がたくさんついている状態なので、かさぶたができるのは当然のことです。
かさぶたはだいたい1週間~2週間で自然に取れますが、1週間以降であれば自分で取っても大丈夫です。
ただし、かさぶたを取るときは「洗髪時に」「きれいな泡で」「優しく擦って」取りましょう。
また、かさぶたが取れるまでに人前に出なければいけないときは、「髪型」「帽子」「増毛スプレー」「かつら」などで隠して乗り切りましょう。
なにか不安があれば、遠慮せずに植毛を受けたクリニックに質問することをおすすめします。