発毛剤 髪の毛の雑学
2017.10.13更新
皮膚科でプロペシアをもらうのは損!?皮膚科での発毛剤治療を解説
このページでは皮膚科でのプロペシア処方について解説します。
目次
1分でわかる皮膚科のプロペシア
AGA治療薬のプロペシアは皮膚科でも処方してもらうことができる。
ただし、「保険が効かない」ことと「ジェネリックを置いていないことが多い」というふたつの点から、金額が安いわけではない上に、AGAクリニックよりも高くついてしまうこともある。
しかも、皮膚科はミノキシジルタブレットのような未承認の発毛剤は処方できないので、治療の選択肢は薄毛治療専門のクリニックに比べて減ってしまう。
さらに皮膚科は薄毛治療を専門にやっているわけではないため、薄毛治療に対する真剣度もそれほど高くない。
以上のことから皮膚科でプロペシアを処方してもらうという薄毛治療はあまり良い選択肢とは言えず、薄毛治療専門のクリニックに行った方が金銭的にも精神的にも良い場合が多い。
皮膚科でプロペシアをもらっても得はない
皮膚科でプロペシアをもらうことは別に悪いことではありません。
ですが、これといって得もしません。
それには以下のような理由があります。
保険適用外なので治療費が高い
薄毛治療は保険適用外なので、たとえいつもは保険適用の治療をしている皮膚科にいっても薄毛治療のときだけはしっかりと全額自己負担となります。
プロペシアの値段は相場と同じだけの値段(7000円〜1万円)しますし、診察料も風邪を引いたときとは違って3000円くらいになったりします。
これは薄毛治療を専門としているクリニックとほとんど変わらない値段設定です。
そのため、皮膚科を選んでも金銭的に得をすることはまずないのです。
治療の選択肢が少ない
保険適用の治療を行なっている医療機関では国に認められていない薬を処方してはいけないという決まりがあります。
薄毛治療薬として使われているミノキシジルタブレットなどは日本では薄毛治療薬として未承認の薬であるため、皮膚科では処方することができません。
また、外科手術である植毛手術なども皮膚科の領分ではないため、皮膚科で薄毛治療をしようとしてもプロペシアをもらうくらいしか選択肢がないのです。
薄毛治療に対しての真剣度が薄い
これは担当する医師によっても変わってきますが、皮膚科は薄毛治療を専門としている場所ではないので薄毛治療に対する真剣度がそこまで高くない場合が多いです。
「親身になって患者の相談を受け、薄毛を改善していこう」というようなスタンスではないことがあります。
薄毛に関してのスペシャリストというわけでもないので、「AGAという脱毛症に対してはプロペシアという薬を処方します」と薬だけ出して終わってしまうケースも多いのです。
医師に高い真剣さを求めるのであれば薄毛治療専門のクリニックを受診すべきでしょう。
近場に薄毛治療専門のクリニックがない場合は皮膚科でのプロペシア治療がオススメ
医学的な薄毛治療は一般化してきましたが、薄毛治療専門のクリニックはまだまだ全国的になったとは言いづらい状況にあります。
東京や大阪、名古屋、福岡といった人口密集地であれば多くのクリニックがありますが、それ以外の地域ではまだまだというのが現状で、近くに1件もAGAクリニックがないという方も多いでしょう。
そういった方であれば、無理にAGAクリニックに行くのではなく皮膚科でプロペシアを処方してもらうもの有力な選択肢となり得ます。
月に1回程度ではありますが、クリニックには定期的に通わなければならない場合があります。
交通費や通うときの気軽さを考えると遠いクリニックよりも近い皮膚科の方が優れていることもあるのです。
まとめ
皮膚科でプロペシアをもらうことは決して悪いことではないのですが、AGAクリニックではなくわざわざ皮膚科に行くメリットは今のところあまりないといえるでしょう。
薄毛治療は保険適用外なので安くならないし、皮膚科では薄毛治療の選択肢が少ないことが原因です。
プロペシアの処方を考えているときはまず薄毛治療専門のクリニックを探し、もし近場になければ皮膚科を受診する、または遠隔診療で薬を簡単に手に入れるといった方法を取るのがいいと思います。