AGA(エージーエー)
2017.06.14更新
今からでも遅くない!ハゲてからも出来る簡単薄毛対策まとめ
「ハゲてきた、なんとかしないと…」こう思って何かしようとしますが、何をしたらよいかわからずに結果的に放置してしまったり余計に悪化させてしまう人がいます。
とくに今までハゲ薄毛に対して関心が薄かった人は対策など考えたこともないというのも珍しくありません。
しかし、ハゲ薄毛の対策はたくさんあります。
もちろん中には自分が思っていたのと違う物があるかもしれません。
しかし「このままハゲでいたくない!」と思う人はこのページで紹介する対策を見て、自分に合った方法を見つけて実践してみてください。
目次
AGA(男性型脱毛症)
- おでこの方から生え際が徐々に後退していく「M型」
- つむじの方から徐々に範囲が広がっていく「O型」
- その2つを混ぜたような、合体したような「A型」「U型」
男性でこのどれかに当て嵌まる人は「AGA(男性型脱毛症)」である可能性があります。
AGAは日本人男性の約30%が発症している脱毛症です。
男性の場合、ハゲ薄毛に悩む人の多くがAGAだと言っても過言ではありません。
もちろんすべてのハゲ薄毛がAGAのせいだという訳ではありませんが、それ程発症する人が多いのです。
AGAはすべてのハゲの中でも少し特殊で、AGAにしか効果がない対策もあります。
そのためAGAの対策だけは個別で紹介しています。
AGAの原因
男性の体には「テストステロン」という一般的な男性ホルモンが存在していて、このテストステロンは体の筋肉や骨格を男らしく育てる為にとても必要な男性ホルモンです。
このテストステロンが「5α-リダクターゼ」という物質を還元する酵素によって「DHT」というテストステロンよりも強い男性ホルモンに変化します。
このDHTが前頭部~頭頂部にかけて存在する「男性ホルモン受容体」と結合して、毛を生やす毛母細胞に早く毛が抜けるように働きかけてしまうのです。
毛母細胞は早く抜けるように成長を直ぐにやめてしまうので、「毛包」(簡単に言うと毛穴)がそれに合わせて縮小してしまいます。
縮小した毛包からはそれに合わせた毛が生えてくるのですが、その毛もDHTによって早く抜けてしまいます。
この「生えて→抜けて」を繰り返していくうちに、毛はどんどん細く弱くなってしまうのです。
AGAの対策1「フィナステリド」
「フィナステリド」は5α-リダクターゼが分泌されるのを抑制して、AGAの原因を抑えてくれる薬です。
そのためフィナステリドを使用するとハゲ薄毛の進行が止まります。
フィナステリドだけでもハゲ・薄毛が徐々に回復していくのですが、同時に「ミノキシジル」を使用するとより効果的です。
ミノキシジルは国から「毛が生えますよ」と認可を受けている成分で、AGAの進行を抑えるフィナステリドとの相性がとても良いのです。
「フィナステリドで抑えて」「ミノキシジルで生やす」これが現在一番多く使われている方法です。
フィナステリドもミノキシジルも薬なので副作用が出る可能性もありますが、少なくとも現在では一番有力な対策であるのは間違いありません。
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AGAの対策2「自毛植毛」
自毛植毛は「自分のハゲていない部分」から「自分のハゲている部分」に毛を移す手術です。
この自毛植毛の最大のメリットは「AGAの影響を受けない場所から移した毛はその性質を受け継ぐ」という点です。
さらに、植えた毛は他の毛と同じように成長し、一度抜けてしまっても再び生えてきます。
なので、自毛植毛を受けた後の毛は特別なメンテナンスが不要で、普通の自分の髪の毛としてケアするだけで良いのです。しかし自毛植毛にも欠点はあります。
自毛植毛は自分の髪の毛を移植しているだけなので、髪の毛自体が増えているわけはないので、あまり毛を移植しすぎると逆に採取した部分が薄毛になってしまいます。
また、自毛植毛は100万円を越えることも珍しくなく、少しの植毛でも20万円近くはかかってしまうほど高額な手術です。
自毛植毛にもデメリットがある点は理解しておきましょう。
すべてのハゲ・薄毛に使える対策
治療で解決するのはAGAだけで、その他の原因でハゲ・薄毛は解決できません。
次は、AGAも含んだすべてのハゲ・薄毛に使える対策を紹介します。
食生活の改善
食生活がしっかりしていないと、髪の毛が栄養不足になって弱ってしまいます。
毎日しっかりと栄養を摂ることで髪の毛を太く丈夫に保ちましょう。
とはいっても、そこまで栄養にこだわる必要はありません。
普段から1日3食、ある程度バランスを考えて食べるように心がけるだけで十分です。
いきなりは難しいでしょうが、生活の基本である食事から改善していきましょう。
しっかりと寝る
睡眠は体のメンテナンスを行う大切な時間です。
睡眠不足になると体の疲れが取れなかったり、ストレスが溜まったりと良いことがありません。
睡眠不足によって血管が縮小すると、髪の毛に十分な栄養が行き渡らなくなって髪が弱ってしまいます。
毎日「良く寝たな~」と思える位寝るのが理想ですが、それが難しい場合でも少しでも質を高く、少しでも長く寝ることが大切です。
睡眠について詳しくは「これが髪の為の生活!とにかく髪に良い食事や習慣!」で説明しているので、興味がある方はぜひご覧ください。
ストレスの発散
ストレスが溜まると食欲不振、不眠症などの障害の他に血管が縮小したり、自己免疫疾患を起こしてしまう可能性があります。
その疾患の中には抜け毛を伴う物もあり、ストレスが溜まると抜け毛に繋がる場合もあります。
それを防ぐためにも、ストレスは溜めすぎないようにして、小まめに発散するようにしましょう!
ストレスが発散できるなら方法は何でも構いません。
ただし、他の人の迷惑にならない様にだけ気を付けましょう。
おすすめのストレス発散方法については「これが髪の為の生活!とにかく髪に良い食事や習慣!」をご覧ください。
正しい洗髪
髪と頭皮を正しく洗えていなかったら、頭皮の環境が悪化してしまいます。
とくに注意するべきなのは、「綺麗にしようとガシガシと力を入れる」という洗い方です。
ガシガシと力を入れて洗うと、髪の毛と頭皮の両方を傷めてしまいます。
「頭皮を優しく揉むように洗う」ように心掛けましょう。
正しい洗髪方法を身に着け、無駄なダメージを減らしましょう!
正しい洗髪方法については「排水溝に絡みつく抜け毛とさよなら!正しいシャンプーの使い方」をご覧ください。
ハゲ・薄毛に使える「隠す対策」
男性のハゲ・薄毛のほとんどはAGAによるものなので、治療を受ければ大体解決します。
しかし、中には「治療したくない」という方や「AGAじゃない」という方もいることでしょう。
そんなときに使える対策が「隠す対策」です。
増毛
「増毛」は1本の毛に複数の人工毛、または人毛を結び付けて全体をボリュームアップさせる方法です。
毛を結びつけるだけなので、瞬間的に髪の毛のボリュームが増すのが特徴です。
しかし、増毛は髪にダメージを与えるという欠点もあります。
元々1本の柱しか支えていなかったのに、急に支える柱を増やされたら凄い負担ですよね。
そのため長期的な増毛はあまりお勧めできません。
かつら
かつらは皆さんがご存じの通り「頭に装着するタイプの髪の毛」です。
昔からギャグアニメやバラエティーなど笑いをテーマにする物の中で「風でかつらが飛んでいく」「お辞儀をしたらかつらが落ちる」といった描写で笑いを取ってきました。
その影響か「かつらはすぐ取れる」「かつらはすぐバレる」などマイナスのイメージがとても強いです。
しかし、本当にそうだとしたら今でもかつらが売られている訳がありませんし、街中でも「あ、こいつかつらだな」と思ったことはありませんよね?
たしかにおもちゃ屋で売っているようなちゃちな物であればバレバレで直ぐに取れてしまいます。
しかし本格的なかつらはしっかりと装着すればそう簡単に取れる物ではありませんし、見た目的にも不自然な物はほとんどありません。
とくに最近では生え際が自然になるような物まで販売されているので、ハゲ・薄毛対策の選択肢としては十分な働きをしてくれるはずです。
まとめ
ハゲ・薄毛の原因は色々あり、AGAの場合は治療で改善します。
AGAではない人も生活習慣の改善でハゲ・薄毛が改善することがあります。
「ハゲたから」と諦めるのではなく、これからできることをやっていきましょう。