AGA(エージーエー) 髪の毛の基礎知識 髪の毛の雑学
2017.11.07更新
M字ハゲの初期症状と見分け方!ハゲる前に予防と対策【画像あり】
このページでは、M字ハゲの初期症状の見分け方と、ハゲる前に行う予防と対策を紹介しています。
目次
まずはM字ハゲの初期症状を確認しよう!
それではまず、M字ハゲかどうかを見分けるために初期症状を確認しましょう。
これから挙げる初期症状に当てはまる方は注意しましょう。
抜け毛が増える
まず、M字ハゲの特徴として一番目立つのが「抜け毛の増加」です。
人間の髪の毛は1日50~100本くらいは抜けるのですが、M字ハゲになると毎日100本以上抜け続けるようになります。
正確にすべての抜け毛を数えるのは不可能なので、抜け毛の増加はなんとなくの感覚になりますが、あきらかに抜け毛が増えている!と感じたら要注意です。
抜け毛について詳しく知りたい方は「髪の毛は全部で12万本で1日に抜ける毛は68本!髪の毛の総本数から1日の抜け毛を数学的に解明」をご覧ください。
徐々に生え際が後退していく
M字ハゲの次の症状は「生え際が徐々に後退していく」です。
M字ハゲは、一日や二日で急になるわけではありません。
徐々に徐々に、ゆっくりと後退していきます。
M字ハゲの本当の初期は見分けがつきませんが、ふと気付いた時に「あれ?おでこが広くなってるかも?」「生え際がM字になってるかも?」と感じたら要注意です。
M字ハゲの見分け方を画像で確認!
M字ハゲは、2つの方法で簡単に見分けることができます。
これからM字ハゲを見分ける2つの方法を紹介するので、自分がM字ハゲかどうか確認してみてください。
頭頂線から生え際までの距離を測る!
まずは1つ目「頭頂線から生え際までの距離を測る」という方法です。
これは文字だけで説明しても分かりづらいと思うので、まずはこちらの画像をご覧ください。
画像にある、頭頂部から真っすぐ伸びている赤い線が頭頂線です。
この頭頂線から、生え際の毛がない部分までの距離を測って「2cm未満だったらM字ハゲ」「2cm以上だったらM字ハゲじゃない」と判断します。
この方法は、多くの医療機関の医師も実際に使うほど有名な見分け方なので、かなり信用できます。
ただし、この方法は1人で行うのは少し難しいのが欠点です。
後頭部と生え際の抜け毛を見比べる!
2つ目は1人でできる確認方法です。
用意するものは「後頭部の抜け毛」と「生え際の抜け毛」の2つです。
あとは2つを見比べて太さを確認するだけです。
もしもこのとき「生え際の抜け毛のほうが細かったらM字ハゲ」「後頭部の抜け毛と変わらないならM字ハゲじゃない」と判断できます。
M字ハゲは医学的な治療で改善しよう!
もしも初期症状や見分け方を使ってM字ハゲだった場合はAGAという脱毛症が原因で、医学的な治療で改善できます。
次は、M字ハゲを改善する治療方法を紹介します。
また、AGAについて詳しく知りたい方は「AGA(エージーエー)とは?男性型脱毛症による薄毛・ハゲの原因と治し方!」をご覧ください。
AGA治療薬(発毛剤)を使う
AGA治療薬は、国から「AGAの治療に使える」と高い効果が認められている薬です。
現在日本でAGA治療薬として認められている成分は「フィナステリド」「デュタステリド」「ミノキシジル」の3種類で、それぞれの効果と副作用は以下の通りです。
- フィナステリド・・・AGAの進行を抑える効果がある。「勃起不全(ED)」や「精力減退」などの副作用が確認されている。
- デュタステリド・・・フィナステリドよりも強くAGAの進行を抑える効果がある。その代わり副作用も出やすい。
- ミノキシジル・・・使った部分に毛を生やす効果がある。「めまい」や「動悸」などの副作用が確認されている。
AGA治療薬に興味がある方は「AGAに効果がある発毛剤おすすめランキング【2017年最新版】」をご覧ください。
また、今回紹介した3種類の成分について詳しく知りたい方は、それぞれ関連記事をご覧ください。
【関連記事】
発毛治療を受ける
発毛治療は、AGA治療に力を入れているクリニックで受けられる治療です。
現在日本で行われている発毛治療は「メソセラピー」「HARG療法」「自毛植毛」の3種類で、それぞれの特徴は以下の通りです。
- メソセラピー・・・頭皮に成分を注入する治療法。使われる成分がクリニックによって違う。
- HARG療法・・・頭皮に成分を注入する治療法。どこで受けても同じ成分が使われる。
- 自毛植毛・・・後頭部や側頭部の毛を薄毛に悩んでいる部分に植え替える手術。一度し移植した毛は抜けても再び生えてくる。
生まれつきM字のおでこは「富士額」!
ちなみに、生まれつき生え際がM字になっている方は「富士額」といって、M字ハゲとはまったく関係ありません。
ただ「髪の毛がM字に生える」という体質なだけです。
見た目がM字ハゲと似ているので不安になるかもしれませんが、富士額は「生え際が後退したM字」ではなく「真ん中だけ突出しているM字」です。
ただし、富士額の人はM字ハゲにならないという訳ではないので、過信に注意しましょう。
M字ハゲじゃない人は抜け毛予防・対策に力を入れよう!
それでは最後に、M字ハゲではなかった方に行って欲しい抜け毛予防・対策を紹介します。
M字ハゲ自体は治療をしなければ改善しませんが、それ以外の抜け毛を減らすことができます。
これから挙げる方法は、1つでも多く行ったほうが効果的です。
自分ができるものから始めていきましょう。
生活習慣を改善する
余計な抜け毛を減らすためには、生活習慣の改善が大切です。
髪の毛も体の一部なので、体が不健康だと髪の毛も徐々に不健康になってしまうのです。
食生活の改善
髪の毛は栄養がなければ生えることも育つこともできないので、食事はしっかりと摂りましょう。
基本的に1日3食バランスの良い食事を心掛け、栄養不足を防ぎましょう。
どうしても食事に気を配れない方は、サプリメントで栄養を補うのも一つの手です。
睡眠不足の改善
睡眠不足は、血行の悪化や自律神経の乱れの原因になります。
どちらも髪の毛に悪いので、しっかり眠ることが大切です。
毎日すっきり起きられるくらいの睡眠時間が理想です。
睡眠と髪の毛の関係について詳しく知りたい方は「寝ないと髪は育たない!自律神経がもたらす眠りと抜け毛の関係と、育毛のための睡眠方法を徹底解説」をご覧ください。
ストレスの発散
ストレスが溜まりすぎると、血行の悪化や自律神経の乱れの原因になります。
ストレスは溜め込みすぎないように、こまめに発散するようにしましょう。
おすすめのストレス発散方法を「ストレスで髪の毛が抜ける!?ストレスと抜け毛の関係を解説!」で紹介しているので、興味がある方はぜひご覧ください。
正しくシャンプー(洗髪)する
洗髪は頭皮の環境を良くするために大切ですが、やり方を間違えてしまうと逆に頭皮環境を悪くしてしまいます。
正しい洗髪方法は「排水溝に絡みつく抜け毛とさよなら!正しいシャンプーの使い方」で詳しく説明していますが、簡単にすると
- シャンプーの前にお湯で予洗する
- シャンプーを泡立ててから使う
- 頭皮を優しく揉むようにして洗う
- シャンプーの流し残しがないようにしっかりと洗い流す
という感じです。
洗髪を正しく行って、良い頭皮環境を維持しましょう。
頭皮をマッサージする
血行の悪化は髪の毛に良くないので、血行を改善するために頭皮をマッサージしましょう。
やり方はとても簡単で、優しく頭皮を揉んであげるだけです。
ただし、やりすぎると頭皮を傷めてしまうので、程々にすることが大切です。
頭皮マッサージの詳しいやり方を「自宅で簡単! 道具の要らない頭皮マッサージで血行を良くして薄毛対策・抜け毛予防!」で説明しているので、興味がある方はぜひご覧ください。
かっこいい髪型でM字を克服しよう!
富士額でもM字ハゲでも「恥ずかしいから前髪を伸ばして隠そう」「M字だとお洒落ができない……」そう考えてしまう方が多いです。
しかし、それはとてももったいないです。
たとえM字ハゲでも、たとえ富士額でもいくらでもお洒落はできるんです。
M字部分を隠そうとするのではなく、「あえて活かす」ことでかっこよく、お洒落になれます。
M字ハゲや富士額の方におすすめの髪型を「M字ハゲにおすすめの髪型・ヘアスタイル20選【決定版】」で紹介しているので、興味がある方はぜひご覧ください。
「M字だから」と諦めず、かっこいい髪型でM字を克服しましょう!