AGA(エージーエー) 髪型・ヘアスタイル
2017.05.13更新
M字ハゲは坊主頭にすべき?丸刈りで薄毛を隠すメリット・デメリット
薄毛が目立つくらいならいっそ全部刈り上げて坊主頭にしてしまったらどうだろう? 薄毛になった人なら誰しも一度は考えたことのあることではないでしょうか。
私は18歳の頃から生え際が後退しはじめました。当時はスポーツ刈りスタイルとかなり短髪だったので気付きにくかったのですが、あるときみるみる後退する生え際に気付き愕然としました。
坊主頭はどこが薄毛でどこが薄毛ではないかという境界が曖昧になり、まわりの目だけでなく自分の目でもわかりづらいくなります。
しかしながら、「M字部分が後退してきたから坊主にする」という選択は本当に正しいものなのでしょうか。
このページでは薄毛の男性が坊主頭にするメリット、デメリットについて解説していきます。
目次
薄毛の人が坊主にするメリット
まずは薄毛の人が坊主にするメリットについてご紹介します。
今回は「薄毛の人が坊主にするメリット」のご紹介のため、一般的な「坊主頭自体が持っているメリット」は解説しません。
具体的には「夏場にすずしい」とか「洗髪がラク」みたいな点は、薄毛の人以外でもメリットになりますから、そう言った誰にでもメリットとしてはたらくお話は割愛させていただきます。
あくまで「薄毛で悩む人が坊主にするメリット」についてお話します。
薄毛部分が目立たなくなる!
そもそも、なぜ薄毛が目立つのかという話ですが、これは「本来なら黒一色のはずの頭に肌色が透けて見える」ため人の視線を引き寄せます。それが坊主頭にすると、M字(生え際)の後退やてっぺんの広がりは目立たなくなります。薄毛が目立つのは大量の黒髪に肌色が透けて見えるのが理由で、肌が見える髪型にしてしまえば目に止まらないものです。
運動や天候で髪型が乱れない
薄毛だと雨や風は気になります。坊主頭にすると、その点はまったくと言っていいほど心配ごとではなくなります。激しい運動で汗を流しても、電車内のエアコンなどの風に吹かれても問題ありません。髪型が乱れることを心配する必要がないため、鏡を見る時間も短くなります。髪の毛以外のことを考える時間が増えると言い換えられるかもしれません。
美容室に行かないで良くなる
坊主頭をキープするのは大変ですが、セルフ用のバリカンさへ用意すれば美容室に通う時間や料金が浮きます。私は美容室が苦手です。周りの目が気になり、スタイリストさんにも気を使います。今は薄毛専門の美容室などもありますが、美容室に行かなくてもヘアスタイルをキープできるというのは大きなメリットでしょう。
坊主にする以外で薄毛をかくす方法
薄毛部分をかくす方法はいくつかあります。
まずは、増毛やカツラをかぶるという方法についてご紹介します。
増毛・カツラでかくしてみると
私が薄毛で悩んでいた当時、某カツラチェーンの門を叩いて「カツラ」をかぶっていました。最初は髪の毛に毛を結んで薄毛部分をかくす「増毛」をおすすめされたので、おすすめされるがままに。
しかし、思ったような髪型に仕上がらず、どこから見ても違和感がありました。結びつけられた毛は時間が経つと伸びきます。結び目が目立つ前に再度メンテナンスで結び直します。
増毛は髪が引っ張られるため毛根が弱ります。1本の毛に何本も結びつけるので、日常の抜け毛が増えたような錯覚に陥ります。そして増毛はあきらめてカツラをかぶるようになりました。
カツラをかぶると、見た目は自然ですが以前と比べると別人のように変わってしまうので、友人には確実にバレてしまいます。飲み会の席ではカツラを外せと大盛り上がりでした。
しかし、一度かぶってしまうとなかなかやめられません。1年も経つとカツラは痛み、また買い換えなければいけません。そこでカツラでかくすのはあきらめましたが、そのとき頭は蒸れてしまっていて、頭皮環境はボロボロでした。
帽子でかくしてみると
薄毛を隠すもっともカンタンな方法は帽子をかぶるというものでしょう。帽子をかぶりさえすれば、まわりの目はまったく気にならなくなります。しかし、髪はペタンコになり、汗で髪の毛が束になっているので、脱いだら余計に目立ちます。
メディカルSMP
「メディカルSMP」という薄毛をかくす治療があります。アタマの薄毛部分に刺青をすることで、本当に髪があるように見えます。遠目ではいっさいわかりません。しかし、距離が近くなればなるほどバレる可能性が高まります。
【詳細記事】 頭皮に髪を入れ墨する!?薄毛隠し手術「メディカルSMP」を徹底解説
薄毛の人が坊主にするデメリット
薄毛をかくすために坊主頭にするメリットはご理解いただけたでしょうか。
それでは、坊主頭にして薄毛をかくすデメリットについてもご紹介します。
坊主でかくせても薄毛の症状は進行する
坊主頭にすることに、デメリットはないかもしれません。実際に私は薄毛が進行しているということに最初気が付きませんでした。
しかし男性の薄毛の大半はAGA(エージーエー)という男性型脱毛症が原因で時間が経つにつれて進行します。もしご存知ない方は「AGA(エージーエー)とは?男性型脱毛症・壮年性脱毛症の原因と治し方!」をご覧ください。
今、薄毛で悩んでいるあなたは「どんなことがあっても薄毛部分を隠したい」という気持ちがあると思うのですが、坊主頭にして薄毛隠しに成功してしまうと、薄毛治療に対する緊急性が低くなります。
そうなると今活動されている育毛活動はおざなりになり、経過とともにM字部分は後退し、頭頂部は広がります。
薄毛は進行すればするほど、元の自分に戻るのに時間がかかります。それどころか、 毛根が死滅してしまうとそこから再生するのは極めて困難になります。