薄毛・若ハゲは治る？治らない？治る薄毛と改善できる薄毛を解説！

世の中には「治るハゲ・薄毛」と「治らないハゲ・薄毛」が存在します。

治るというのは、言葉の通り何らかの方法でいずれ完治するハゲ・薄毛です。

一方治らないというのは、少なくとも現状はどれだけ手を打っても完治できないハゲ・薄毛のことです。

このページでは治るハゲ・薄毛と治らないハゲ・薄毛、その治療法と改善方法について説明します。

AGA(男性型脱毛症)は治らない！

いわゆるM字ハゲ、てっぺんハゲの人はAGAである可能性が非常に高いです。

AGAとは「DHT」という男性ホルモンと男性ホルモン受容体が原因の脱毛症で、日本人成人男性の約30％が発症していると言われています。

詳しくは「AGA(エージーエー)とは？男性型脱毛症による薄毛・抜け毛の原因と治し方！」を見てもらいたいのですが、AGAは体に必要な物質が原因の１つとなっているため原因の根絶は難しく、現状どれだけ治療を受けても完治できません。

しかし、完治はできなくても

• 発毛剤治療
• 自毛植毛
• メソセラピー
• HARG療法

といった治療を受けることでハゲ・薄毛の改善はできます。

これらの治療はAGAの治療を行っているクリニックで受けられます。

また、発毛剤はAGAクリニックで処方してもらう以外にも、海外から個人的に輸入する「個人輸入」という方法でも入手できます。

AGAの改善方法について詳しくは関連記事をご覧ください。

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「老人性脱毛症」は治らない！

老人性脱毛症はAGAとは違い、老化によって髪の毛を作り育てる細胞が衰えることが原因で起こります。

治らないとはいっても、そもそも体の機能が衰える自然現象で病気や怪我ではないので「治る・治らない」という表現はふさわしくありません。

老人性脱毛症は歳をとると、進行の早い遅いはあっても誰しも必ず起こることです。

老人性脱毛症の対策は主に生活習慣の改善で行いますが、髪の毛を生やすために発毛剤のミノキシジルを使うこともあります。

まだ髪の毛を作る細胞が元気な内にきちんと対策を取って、少しでも元気な状態を保てるようにしましょう。

生活習慣の具体的な改善方法についてはこのページの最後の方で説明しています。

「脂漏性脱毛症」は治る！

脂漏性脱毛症は頭皮が炎症を起こす「脂漏性皮膚炎」による脱毛症です。

脂漏性皮膚炎は皮膚科で治療できるのですが、脂漏性皮膚炎の原因は「過度な洗髪」「極度な洗髪不足」であることが多いため、脂漏性皮膚炎は治療と共に正しいヘアケアが必要です。

炎症に関しては病院で「ステロイド剤」という炎症に効く薬がありますが、原因となる皮脂の溜まり過ぎを防ぐのは日頃の洗髪方法でしかできません。

これは脂漏性皮膚炎だけではなく、毎日の頭皮の健康のためにも心掛けた方が良いでしょう。

その他、普段の食事や睡眠、ストレスなどにも注意して体が健康的であることも大切です。

詳しい生活習慣の改善方法については最後の方で説明しています。

「円形脱毛症」は治る！

「円形脱毛症」は、いわゆる「10円ハゲ」のことです。

円形脱毛症は体を外敵から守るために働いている免疫が暴走を起こして髪の毛を生やしている毛母細胞を攻撃してしまうのが原因です。

これは体が起こしたただの不具合で、軽症であれば放っておいても自然と治ることが多いです。

しかし、重症度によっては自然回復が見込めない場合があるので、重症軽症問わず病院に行くことをおすすめします。

ハゲを治すには健康が欠かせない！

今まで挙げた「治るハゲ」と「治らないハゲ」ですが、そのすべてに共通する改善方法があります。

それは生活習慣の改善です。

髪の毛を生やす、維持するためには栄養が必須です。

栄養を補給する食事は当然として、摂取した栄養は血液によって運ばれるので、血行の悪化も防がなければいけません。

睡眠不足や運動不足で体の血行が悪ければ栄養が上手く行き渡らずに、髪の毛が栄養不足になってしまいます。

ちゃんと頭を洗わなければ余計な病気を呼びますし、ストレスが溜まれば免疫が落ちてやはり余計な病気を呼びます。

「もっとちゃんとしとけば良かった…」こんな後悔をしないように、可能な範囲で健康的な毎日を送るようにしましょう。

また、より詳しい「髪の毛のための生活」を「これが髪の為の生活！とにかく髪に良い食事や生活習慣！」でまとめているので、より詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

睡眠を大切に！

睡眠は体の健康だけでなく、髪の毛の健康のためにも欠かせません。

毎日「よく寝たな～」と気持ちよく起きられるくらいが理想ですが、それが厳しい場合でもできるだけ睡眠時間を確保しましょう。

睡眠と髪の毛の関係や睡眠の質を上げる方法などを「寝ないと髪は育たない！自律神経がもたらす眠りと抜け毛の関係と、育毛のための睡眠方法を徹底解説」で紹介しているので、よく眠れない方は参考にしてください。

適度な運動を！

健康のためには現代人に不足しがちな運動が大切です。

なにも毎日筋肉痛になるほどしなくても良いのです。

1日10分家の周りを散歩したり、ランニングする程度でも効果はあります。

いつもは5分自転車を漕いで行ってるコンビニに歩いていく。とかでも構いません。

とにかく大切なのは毎日適度に体を動かして体の血行を促進してあげることです。

「運動したら髪が生える！」とは絶対に口が裂けても言えませんが、「頭皮の健康につながる」のは間違いありません。

まずは1日10分から、運動を始めてみませんか？

おすすめの運動を「はげ・薄毛と運動の関係！ジョギングが髪の毛にいいって本当！？」で紹介しているので、運動をする際の参考にしてください。

溜まったストレスは発散する！

「ストレスで食欲がない」「ストレスで不眠症になった…」こんな話を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。

ストレスが溜まって自律神経が乱れると、食欲不振や不眠症などの悪影響を与える可能性があります。

もしストレスによって食欲不振になれば必要な栄養が補給し難くなるし、不眠症になれば脳や体が休まらず健康にも悪いです。

そういったことにならないように、日頃からストレスを発散して毎日を健康に過ごしましょう！

おすすめのストレス発散方法を「ストレスで髪の毛が抜ける!?ストレスと抜け毛の関係を解説！」で紹介しているので、ストレス発散の参考にしてください。

食生活の改善を！

いくら眠っても、いくら運動しても運ぶ栄養が無ければ意味がありません。

1日1食だとか3食カップ麺などを続けていると栄養が足りずに髪の毛が弱ったり抜けてしまったりします。

とくにハゲ・薄毛に悩む人は栄養をしっかりとって、髪の毛が丈夫に育つ手伝いをしてあげることが大切です。

とはいえ、通常は一般的に言われる「普通の食事」を摂っていれば必要な栄養は摂取できるので、そこまで深刻に考えなくても大丈夫です。

1日3食バランスよく。

これを忘れずに食生活の改善を目指しましょう。

食事と髪の毛の関係については「髪に良い食材でハゲを防止する！？ハゲ・薄毛予防に効く食生活で育毛しよう！」で説明しているので、食事のバランスを考える際の参考にしてください。

正しい洗髪

さて、ここまでは主に体の健康のためでしたが、あと1つ大切なことがあります。

それは洗髪関係です。

極端な話、どれだけ体が健康でどれだけ髪が若々しくても、間違った方法で洗髪をして髪の毛をブチブチ抜いてしまったら意味がありませんよね。

正しく洗髪しなければ余計な抜け毛につながるので、今からでも正しい洗髪を始めましょう！

方法をざっくり説明すると

1. シャンプーを使う前にシャワーで予洗する
2. シャンプーは適量で頭皮を指の腹で揉むように洗う
3. シャンプーが残らないように徹底的にすすぐ

これだけです。

細かい注意点などは「もう排水溝を黒くしない！抜け毛を増やさないための正しいシャンプー方法」をご覧ください。

シャンプーの後はリンスを！

汚れやゴミを取るシャンプーは、髪の毛や頭皮を守ってくれている皮脂まで一緒に落としてしまいます。

このままでは髪が傷みやすくなっているので、リンスを付けて皮脂の代わりに保護してあげましょう。

リンスのやり方は

1. リンス前に軽く髪の水気を取る
2. できるだけ頭皮に付けない
3. すべての毛にしっかりと塗り込む
4. 流すときは髪をなでるようにして優しく流す

こんな感じです。

面倒くさいかもしれませんが、髪の毛を守るために使っていきましょう。

ドライヤーは正しく！

最後はドライヤーです。

「自然乾燥派なんだよね～」という方も、可能ならドライヤーをした方が良いです。

なぜなら、頭が濡れて湿度が高くなっていると菌が繁殖しやすくなるからです。

菌が繁殖すると脂漏性皮膚炎や頭皮のかゆみ、ニオイなどに繋がります。

せっかく綺麗にしたのにもったいないですよね。

正しいドライヤーの使い方は

1. 温風を当てるときは15cm～30cm程離して使う
2. 髪の根元を重点的に乾かす
3. 残りは冷風で乾かす

という感じです。

最後までしっかりとケアして、髪の毛を守ってあげましょう。

まとめ

ハゲ・薄毛の中には治るものと治らないものがありますが、治らないからと言って諦めないでください。

ハゲ・薄毛を改善する方法は沢山あります。

色んな方法をお金や時間などと相談しながら少しずつ頑張っていきましょう。

逆に治る人も「このハゲ治るんだ！」安心して終わりではなく、少しでも治るのが早くなるように生活習慣に気を付けながら治療していきましょう。

少しでも多くの原因を無くして、少しでも無駄な抜け毛を減らすことが大切です。