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薄毛治療
2017.11.22更新
薄毛治療に自毛植毛!改善の仕組みと注意点【必見】
自毛植毛で薄毛が改善する仕組み
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自毛植毛とは、自分の毛を薄毛に悩んでいる部分に移植して「生えなくなった部分」「元々生えてなかった部分」に毛を生やすという外科手術です。
最近では「ハゲてきた・薄くなってきたから自毛植毛を受ける」という人もいるくらい有名になってきていますが、自毛植毛を受けると、なぜ薄毛が改善するのか疑問に思っている人も多いと思います。
その疑問を解消するために、さっそく自毛植毛で薄毛が改善する仕組みを説明していきたいと思います。
植毛した毛は生え変わる
ただ髪の毛を抜いて植えただけだと、植えた髪の毛が抜けてしまったら終わりで、再び髪の毛を抜いて植え直さなければいけません。
しかし、自毛植毛はただ髪の毛を植え替えるだけの手術ではありません。
「髪の毛を作る細胞」ごと髪の毛を移し替えるのです。
髪の毛を作る細胞が生きていれば、他の髪の毛と同じように伸びますし、抜けても再び生えるようになるのです。
もちろん、他の毛と変わらないので、特別なメンテナンスも必要ありません。
「植毛した毛は他の毛と同じように生え変わる」これが自毛植毛で薄毛が改善できる仕組みのひとつです。
植毛した毛はAGAの影響を受けない
男性のハゲ・薄毛のほとんどが「AGA(男性型脱毛症)」によるものです。
AGAを知らない人は「AGA(エージーエー)とは?」を見てもらいたいのですが、簡単に説明すると「男性ホルモン」と「遺伝物質」が結びつくことで髪の毛を細く弱らせたり、髪の毛が早く抜けるようにしてしまう進行性の脱毛症です。
AGAの影響を受けるのは前頭部(生え際・おでこ)~頭頂部(つむじ)だけで、側頭部~後頭部はAGAの影響を受けません。
一般的に「ハゲ・薄毛」と呼ばれる人の側頭部と後頭部がフサフサなのはこのためで、この性質は頭皮ではなく「髪の毛を作る細胞」が持っています。
つまり、自毛植毛で「AGAの影響を受けない毛」を「AGAの影響を受けている場所」に移植することで、AGAの影響を受けない丈夫な毛を生やし続けることができるのです。
「AGAの影響を受けない毛を移植できる」これも自毛植毛で薄毛が改善できる仕組みのひとつです。
自毛植毛は大きく分けて2種類ある!
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自毛植毛で薄毛が改善できる仕組みは先ほど説明した通りなのですが、実は自毛植毛には大きく「FUT法」と「FUE法」の2種類に分けられます。
FUT法はメスを使って頭皮ごと「ドナー(移植毛)」を採取する方法で、FUE法は特殊なパンチを使ってドナーを一つずつ採取する方法です。
FUT法とFUE法は「毛を移植する」という結果は同じですが、それぞれ手術の流れが異なります。
次は、それぞれの植毛方法がどのような流れで行われるのかを説明します。
なお、植毛の方法について詳しく知りたい人は「【最新】自毛植毛の技術情報まとめ!費用を本数で徹底比較!」をご覧ください。
FUT法による自毛植毛の流れ
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まずはFUT法の流れを見ていきましょう。
1.ドナーを頭皮ごと採取する
まず最初に、ドナーを採取するためにメスを使って頭皮を切り取っていきます。
基本的に切り取る形は横長の長方形で、採取するドナーの数によって切り取る大きさが変わります。
切り取るというとかなり痛そうですが、採取時には必ず麻酔をかけるので、痛みを感じることはほとんどありません。
2.切り取った頭皮を縫合する
次に、切り取った後の部分を縫合(縫い付ける)します。
縫合するときに使われるのは「普通の糸」「溶ける糸」「ホッチキス」の3つで、とくに普通の糸と溶ける糸が使われます。
普通の糸、ホッチキスで縫合した場合は、手術後しばらくしてから抜糸しにクリニックに通う必要があります。
縫合に何が使われるのか気になる場合は、クリニックに問い合わせることをおすすめします。
3.採取したドナーを株分けする
縫合と同時進行で行われるのが株分けです。
切り取った頭皮はそのままでは使えないので、頭皮に植えるために「株(グラフト)」単位まで小分けにします。
特殊な器具やナイフを使ってドナーを傷めないように丁寧に、しかし素早く切り分けていきます。
ちなみに、グラフトとは、簡単に説明すれば毛穴のことです。
一つの毛穴が「1グラフト」と覚えておくと簡単だと思います。
4.移植する部分に穴を開ける
次に行われるのが、毛を植えるための穴作りです。
特殊な針、または特殊なメスなどで頭皮に穴を開け、採取した毛を植えるための準備をします。
この穴の向きや密度によって仕上がりが大きく変わるので、とても慎重に行われることが多いです。
穴を開ける器具もクリニックによって違うので、気になる場合はクリニックに問い合わせることをおすすめします。
ちなみに、穴を開けるときも麻酔が使われるので、痛みはほとんどありません。
5.採取・株分けしたドナーを植えていく
最後に、採取・株分けしたドナーを頭皮に植えていきます。
頭皮に植えるときも、毛の向きや流れを意識しなければいけないため、慎重に行われることが多いです。
ここまででFUT法の手術は終わりです。
あとは洗浄したり、包帯を巻いたり帽子を貰ったりなどのアフターケアを受けて終了です。
受けられるアフターケアはクリニックによって違うので、それぞれのクリニックに問い合わせましょう。
FUE法による自毛植毛の流れ
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次はFUE法の手術の流れを紹介します。
1.ドナーを一つずつ丁寧に採取する
まず最初にドナーの採取です。
特別なパンチを使って、ドナーを一つずつ丁寧に採取していきます。
この採取するドナーの単位は、FUT法の説明でも出てきた「株(グラフト)」になります。
頭皮ごとまとめて採取する方法ではないので、この作業は採取する数が多いと時間がかかることがあります。
2.採取したドナーを綺麗に整える
採取したドナーは既に株単位になっているので、あとはドナーに付いた余計な頭皮を切り取るだけです。
ドナーを傷めないように、素早く丁寧に整えていきます。
3.移植する部分に穴を開ける
次は、移植する部分に穴を開けます。
この作業はFUT法とFUE法の違いがありません。
仕上がりが自然になるように、開ける向きと密度を考えて慎重に行われます。
穴を開ける器具が気になる場合はクリニックに問い合わせましょう。
4.採取したドナーを植えていく
最後は採取して整えたドナーを植えていくだけです。
毛の向きや流れなどを考えて慎重に植えていきます。
あとはクリニックごとに違うアフターケアを受けて終了です。
アフターケアについてはクリニックに問い合わせましょう。
自毛植毛の注意点
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自毛植毛は外科手術なので、いくつか注意点があります。
自毛植毛を検討している人は、これから紹介する注意点を把握しておきましょう。
手術後に痛みがある
FUT法でもFUE法でも、頭皮に傷をつけるので、手術後は患部が痛むことがあります。
とくにFUT法は頭皮を切り取っているので、痛みが強い傾向があります。
痛みの感じ方は個人差があるので「どれくらい」とは言えませんが、「痛むことがある」という点は注意しておきましょう。
ただし、基本的に手術後は痛み止めを処方してくれるので、痛み止めを服用していれば痛みは抑えられます。
手術後の痛みについて詳しく知りたい人は「自毛植毛って痛い?手術方法と伴う痛みについて」をご覧ください。
傷跡が残る
FUT法なら横一本線の傷跡が、FUE法ならポツポツと小さな傷跡が残ります。
どちらの傷跡も髪の毛を短くしなければ目立ちませんが、傷跡が残るという点は注意しておきましょう。
一時的に抜け毛が増えることがある
自毛植毛を受けた後、一時的に抜け毛が増えることがあります。
これは既存の毛が抜ける「ショックロス」と、植毛した毛が抜ける「一時的脱毛」の2パターンありますが、どちらも再び生えてくるので問題ありません。
しかし、人によっては薄毛に見えるほど大量に抜ける場合があるので注意が必要です。
発毛剤を使い続ける必要がある
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一番の注意点は「AGAが治るわけではない」という点です。
確かに自毛植毛を受ければ、移植した毛はAGAの影響を受けません。
しかし、元々生えていた毛はAGAの影響を受け続けるので、放置しているとハゲ・薄毛が進行していきます。
もしもそのままAGAの進行を止めなかった場合、植毛した部分が孤立する「離れ小島現象」が起こります。
自毛植毛をした後も、AGAがの進行を止める薬は飲み続けなければいけないので注意しましょう。
離れ小島現象について詳しく知りたい人は「自毛植毛後の「離れ小島」現象! 薄毛の進行問題とその対処法」をご覧ください。
自毛植毛に興味がある人は無料カウンセリングがおすすめ!
ここまで、自毛植毛の仕組み、手術の流れ、注意点を紹介してきましたが、自毛植毛は痛そうだったり、注意点があったりとあまり良いイメージがないかもしれません。
しかし、自毛植毛は注意点さえ理解していれば、薄毛改善の手段としてとても優れています。
なので、自毛植毛の仕組みや手術の流れを見て少しでも興味を持った人は、無料カウンセリングを利用して医師の話を聞くことをおすすめします。
無料カウンセリングでは、実際に植毛を行う医師が話をしてくれるので、自毛植毛への理解がより深まると思います。
他にも、医師・スタッフ・クリニックの雰囲気なども同時に見れるので、「クリニックってどんなところ?」という疑問も解消できるのでおすすめです。
自毛植毛に対応しているクリニックを「【2017年版】おすすめ自毛植毛クリニックまとめ」でまとめているので、興味がある人はぜひご覧ください。