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M字ハゲを改善する5つの方法を徹底解説!

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このページでは、M字ハゲを改善する方法について解説しています。

まずはM字ハゲの原因を知ろう!

M字ハゲの改善方法を紹介する前に、まずはM字ハゲの原因について軽く説明します。既にM字ハゲについて知っているという人も、復習として確認しておきましょう。

まず、M字ハゲとは生え際がアルファベットの「M」のような形になっている状態のことです。名前そのままですね。

そして、このM字ハゲは男性特有の脱毛症「AGA(男性型脱毛症)」によるものがほとんどで、AGAは男性ホルモンと男性ホルモン受容体が結びつくことで生まれる「脱毛因子」「毛母細胞」に働きかけ、「ヘアサイクル」を短くしてしまうことが原因で起こります。

「ほとんど」とは言いましたが、余程の例外を除いてM字型にハゲてしまう脱毛症はAGAしかないので、「M字ハゲ=AGA」と考えても良いでしょう。

ちなみに、男性ホルモンの受容体は生まれつき持っているかどうかが決まっていて、「持っていたらAGAによってハゲる可能性がある」「持っていなかったらAGAではハゲない」となります。

AGAやM字ハゲについて詳しく知りたい方は、それぞれ関連記事をご覧ください。

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M字ハゲを改善する5つの方法!

それでは、軽くM字ハゲについてわかった所で、本題のM字ハゲの改善方法を5つ紹介します。それぞれ得られる効果やかかる費用が違うので、自分に合った方法を探して見てください。

1.発毛剤を使う

飲む薬

発毛剤は国から「髪の毛が生える」「AGAの治療ができるような強い効果がある」と認められた薬です。日本ではこの発毛剤を使ってAGAの治療をする人が多いです。

現在、日本で発毛剤として認められている成分は「ミノキシジル」「フィナステリド」「デュタステリド」の3つで、それぞれ効果や料金が違います。

ミノキシジル

ミノキシジルは、国から「髪の毛を生やす」と認められている成分になります。

元々は高血圧の治療薬として開発されていたのですが、薬の試験中に「毛が生える」という副作用が見つかり、髪の毛を生やす薬として使われるようになりました、

ミノキシジルは塗る「外用薬」と飲む「内服薬」の2種類がありますが、日本で正式に認可されているのは外用薬の「リアップシリーズ」だけです。

外用薬はそこまで強い効果はない代わりに、「かゆみ」「発疹」といった比較的弱い副作用しか確認されていません。一方、内服薬は効果が高い代わりに「頭痛」「めまい」「顔のむくみ」など、外用薬に比べると強い副作用が確認されています。

外用薬のリアップシリーズはドラッグストアーや薬局などで1ヶ月分で大体7,000円位、内服薬はAGAクリニックで1ヶ月分で大体5,000円~7,000円位が相場です。

ミノキシジルの効果、副作用などについてもっと詳しく知りたい方は「生やして治す薄毛治療薬「ミノキシジル」(内服薬・外用薬)の効果・副作用・値段を徹底解説!塗るのも飲むのもこの記事だけで丸わかり!」をご覧ください。

フィナステリド

フィナステリドは、「AGAの進行を止める」という効果を国から認められた成分になります。

元々前立腺がんや前立腺肥大症などの治療薬として開発されていたのですが、研究途中でAGAの治療効果も見つかったため、AGA治療薬として使われるようになりました。

日本で販売されているフィナステリド配合の発毛剤は内服薬だけですが、海外製だと外用薬も存在します。

フィナステリドは、僅かながら「勃起不全(ED)」「射精障害」といったの副作用が確認されています。

フィナステリド配合薬で有名なプロペシアは1ヶ月分で大体7,000円~8,000円位、プロペシアのジェネリック医薬品(後発品)の1ヶ月分で大体5,000円~6,000円位が相場です。

入手する方法はAGAクリニックに行くか、AGAの治療に対応している皮膚科や内科などの医療機関で処方して貰うか、海外から直接薬を輸入する「個人輸入」という2つの方法があります。

また、フィナステリドとミノキシジルは効果が違うため、合わせて使うことができます。

「毛を生やすミノキシジル」+「AGAを抑えるフィナステリド」でより良い効果が期待できます。

フィナステリドの効果と副作用について、ジェネリック医薬品について、個人輸入について詳しく知りたい方は関連記事をご覧ください。

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デュタステリド

デュタステリドは、比較的新しく誕生した成分で「フィナステリドの強化版」のような感じです。

実は、5α-リダクターゼにはⅠ型とⅡ型があって、フィナステリドが抑制できるのはⅡ型だけなんです。

しかし、デュタステリドはⅠ型とⅡ型の両方が抑制できるので、フィナステリドが効かなかった人にも効果が期待できます。

ただし、効果が強いだけあって、フィナステリドよりも強めの副作用が確認されているので注意が必要です。

日本ではデュタステリドが配合された薬はザガーロという名前で流通していて、1ヶ月分で大体8,000円~10,000円位が相場になっています。

なお、ザガーロはAGAクリニックやAGAの治療に対応した一般の医療機関で処方してもらえる他、海外製の薬であれば個人輸入で入手できます。

こちらもフィナステリドと同じで、ミノキシジルと組み合わせるとより良い効果が期待できます。

デュタステリドについてもっと詳しく知りたい方は「プロペシアとは何が違うの?ザガーロやアボルブに含まれるAGA治療の新成分「デュタステリド」の効果や副作用を徹底解説」をご覧ください。

2.発毛治療を受ける

発毛剤という薬を使う治療方法の他にも、M字ハゲを改善するための治療が存在します。

それは頭皮に直接成分を注入する「メソセラピー」「HARG療法」です。

成分を直接必要な部分に注入するため、ただ飲んだり塗ったりする発毛剤よりも高い効果が期待できます。

メソセラピーもHARG療法もやっていること自体は変わりませんが、メソセラピーは各クリニック毎に使っている薬剤や配合されている成分が違う、HARG療法はどこで受けても同じ薬剤が使用されるという特徴があります。

メソセラピーはクリニックによって料金が大きく変わりますが、大体1回50,000円~70,000円位が相場のようです。

一方でHARG療法は正規料金が決められているので、頭部1/3で1回120,000円、トライアルなら80,000円、あとはそれぞれのクリニックが独自のプランを作って料金が左右していますが、大体はこんな感じです。

「口コミなどをしっかり調べて一番良いメソセラピーを受ける」「直ぐに住む場所が変わるからどこでも一緒の効果があるHARG療法を受ける」という風に、自分に合った方法を選ぶことをおすすめします。

メソセラピーとHARG療法について詳しく知りたい方は関連記事をご覧ください。

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3.自毛植毛手術を受ける

自毛植毛は手術による治療ではありますが、メソセラピーやHRAG療法とは違って「髪の毛を生やす」という治療ではなく「髪の毛を移す」という治療方法です。

実は、AGAの影響を受けるのは前頭部から頭頂部までで、側頭部や後頭部はAGAによってハゲてしまうことはないんです。

なので、自毛植毛はそのAGAの影響を受けない側頭部や後頭部から髪の毛を作る細胞ごと採取して、薄くて悩んでいる部分に移植してハゲ・薄毛を解消しようというわけです。

自毛植毛によって移された髪の毛は元々生えていた部分の特性を受け継ぐのでAGAの影響を受けず、一度移植してしまえばその部分はAGAの影響を受けないまま育ってくれますし、髪の毛を作る細胞があるので毛が抜けても再び生えてきます

ただし、元々生えていた部分はAGAの影響を受け続けるので、植毛してそのまま放置すると植毛した部分が孤立してしまう「離れ小島現象」が起こってしまうので、軽度のM字ハゲの方が自毛植毛をする際は、フィナステリドやデュタステリドなどのAGAの進行を止める薬の併用をおすすめします。

自毛植毛は受ける場所によって料金が変わりますが、M字ハゲの改善程度であれば100万円以内に収まる位が相場になると思います。

自毛植毛について詳しく知りたい方は関連記事をご覧ください。

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4.生活習慣を改善する

M字ハゲを改善したいと思ったときに忘れてはいけないのが生活習慣の改善です。

正直な話、生活習慣をどれだけ改善してもM字ハゲが治ることはありません

改善しようと思ったら、ここまで紹介してきたような強い効果を持った医学的な治療が必要になるのです。

しかし、だからといって生活習慣がボロボロで良いという訳ではありません。

生活習慣は髪の毛の土台である頭皮に大きな影響を与えます。

土台である頭皮の環境がボロボロになると、AGA以外の余計な抜け毛を増やしてしまうことになります。

極力髪の毛が健やかに育てるように、生活習慣を正していきましょう。

食生活を正す

栄養バランスの良い和食

まずは生活習慣の基本、食生活ですね。

栄養は髪の毛を作るのにも、頭皮を健やかに保つのにも欠かせないものです。

まずは1日3食を心掛け、栄養不足にならないように気を付けましょう

そして、1日3食に慣れてから初めて、食べるものにも気を使ってみましょう。

髪の毛が育つのにどのような栄養が必要か、その栄養が何に多く含まれているかなどを「髪に良い食材でハゲを防止する!?ハゲ・薄毛予防に効く食生活で育毛しよう!」で紹介しているので、食事にこだわりたい方はこちらをご覧ください。

睡眠をしっかり取る

こちらも生活習慣の基本、睡眠です。

人間は寝ている間に体のメンテナンスをするので、睡眠が取れていなければ体のあちこちに支障が出てしまいます。

髪の毛を育てるのも、頭皮の環境を整えるのも寝ている間に行われているので、睡眠はしっかりとりましょう。

丁度良い睡眠時間は個人差がありますが、一般的には8時間以上の睡眠が良いとされているので、自分に合った睡眠時間がわからない人は、8時間以上を基準に調整してみてください

睡眠と髪の毛の関係については「寝ないと髪は育たない!自律神経がもたらす眠りと抜け毛の関係と、育毛のための睡眠方法を徹底解説」で詳しく説明しているので、気になる方は是非こちらもご覧ください。

適度に運動する

運動には血行を良くする力があるので、堂々巡って頭皮の環境の改善にも繋がります。

運動と言ってもマラソンや筋トレなどの激しい運動ではなくて大丈夫です。

毎日数分間ジョギングしたり、毎朝ラジオ体操をしたりと、毎日コツコツと軽くでも運動を続けることが大切です。

運動と髪の毛の関係とおすすめの運動方法を「はげ・薄毛と運動の関係!ジョギングが髪の毛にいいって本当!?」でやり方を含めて詳しく紹介しているので、気になる方は是非こちらもご覧ください。

ストレスを発散する

現代の日本はストレス社会と呼ばれ、ありとあらゆる場面でストレスが溜まります。

ストレスが溜まりすぎると血行が悪くなったり、ホルモンバランスが乱れて抜け毛を増やす原因になってしまいます

他にも間接的ではありますが、ストレスによる食欲不振や不眠症なども抜け毛を増やす原因です。

ストレスは溜め込んで嬉しいものでも無いはずなので、溜まりすぎないように小まめに発散しておきましょう。

方法はなんでも大丈夫です。自分がスッキリできるような方法を見つけましょう。

ストレスと髪の毛の関係とおすすめのストレス発散方法を「ストレスで髪の毛が抜ける!?ストレスと抜け毛の関係を解説!」で紹介しています。

自分に合ったストレス発散方法がわからない方は、こちらの記事も参考にしてください。

正しく洗髪する

最後は意外と見落としがちな洗髪の方法です。

通常は頭皮環境を良くする洗髪ですが、方法を間違えていたら逆に頭皮環境を悪くして抜け毛を増やしてしまいます。

頭皮環境を良く保つためには正しい洗髪が必須です。抜け毛を減らすために、一度洗髪の方法を見直してみましょう。

正しい洗髪方法については「排水溝に絡みつく抜け毛とさよなら!正しいシャンプーの使い方」で詳しく説明していますが、簡単にすると

  1. 洗髪前にシャワーで予洗する
  2. シャンプーを泡立ててから使う
  3. 頭皮を優しく揉むように洗う
  4. シャンプーの流し残しがないように徹底的に洗い流す

という感じです。

正しい洗髪方法を身に着け、頭皮環境を良い状態に保ちましょう

6.頭皮をマッサージする

抜け毛が増える原因に血行の悪化があるので、頭皮をマッサージして血行を改善してあげることが大切です。

頭皮マッサージも育毛剤と同じでM字ハゲを治すような強い効果はありませんが、頭皮環境を良くして余計な抜け毛を減らせるため行ってマイナスになることはありません。

詳しいやり方は「自宅で簡単! 道具の要らない頭皮マッサージで血行を良くして薄毛対策・抜け毛予防!」で説明していますが、何も難しいことはなく、ただ頭皮を優しく揉んであげるだけです。

毎日コツコツ続けることで、頭皮マッサージの分常に血行が良い状態が保てます。

M字ハゲの改善には時間がかかる!

ここまで紹介したM字ハゲの6つの改善方法ですが、このすべてに当てはまる注意事項があります。

それは「M字ハゲの改善には長い時間がかかる」ということです。

詳しくは「髪の毛を早く伸ばす方法って存在するの?髪が伸びる仕組みと1ヶ月に伸びる長さの限界をわかりやすく解説」で説明していますが、人間の髪の毛は1ヶ月で大体1cmしか伸びません。

髪の毛は毛穴を通って生えてきていますから、どれだけ即効性がある対策を取ったとしても、髪の毛が目に見えるほど成長するには相応の時間がかかるのです。

大体3ヶ月もすれば髪の毛が目で見えるくらいの長さに成長するので、どの改善方法を行ったとしても、効果が実感できなくても最低3ヶ月は様子を見るようにしましょう。

1ヶ月やそこらで効果を実感できないからとやめてしまっては、どんな改善方法を取ってもあまり効果がありません。

可能ならば半年は様子を見て、それでも効果が実感できなければ次の改善方法というのが理想的です。

M字ハゲだけではありませんが、ハゲ・薄毛の改善には長い時間がかかるということを覚えておきましょう。

まとめ

M字ハゲはAGAによって起こり、AGAは男性ホルモンと男性ホルモンの受容体が結びつくことで起こります。

M字ハゲの改善方法は

  • 発毛剤を使う
  • 発毛治療を受ける
  • 自毛植毛手術を受ける
  • 生活習慣を改善する
  • 頭皮をマッサージする

の5つあります。

それぞれの方法の効果や掛かる料金を見比べ、自分に合った方法を探してみてください。